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アクション最前線

2016/12/15

「支えてくださる方がいるだけで救われます」病児保育を必要とするひとり親家庭の声

 


20161214

12月9日に開催された「第2回 子供の貧困対策に関する有識者会議」の資料が内閣府ホームページにて公開されました。この中で、ひとり親家庭の親の就業率は、全世帯と比べても高い傾向にあるという数字が示されています。

20161215-1〈平成28年12月9日 内閣府 第2回 子供の貧困対策に関する有識者会議資料より〉

しかしOECD諸国の中で比較すると、日本は働いているひとり親の貧困率が非常に高く、ひとり親家庭の親御さんが働いていても貧困から抜け出せないという現状があります。
また、働いても働いても豊かになれないという仕組みの問題に加えて、周りの理解が不十分ではないかと感じることがあります。
子どもが巻き込まれた事件に対しては、子どもの家庭環境に注目が集まり、保護者がひとり親であった場合、ことさらセンセーショナルに報道されます。
フローレンスの活動に対しても、「親の勝手で離婚した」「自分の子どもなのだから自分で育てるべきだ」などのご意見が届くことがあります。

私たちフローレンスは、子どもは「社会全体で育てたい」と考えています。
親御さんが困っていたら周囲が助けてあげればいい、ほんのちょっとだけ支えになってあげればいい、そう思っています。

今回は寄付会員の皆さまからのご寄付をもとに、フローレンスの「ひとり親支援プラン」を使って、子育てと仕事の両立に奮闘している、ひとり親家庭の方々から届いたメッセージをご紹介します。

0歳児がいて母子だったので就職先もなかなか見つからず、 やっと採用していただける職場が見つかり今年の5月から働かせていただいてます。
ですが、毎月風邪をひいたり、突発性発疹になったり、胃腸炎になったりで休むことがしばしばあり職場に迷惑をかけている状況をなんとかしたいと思って病児保育を探していました。
自治体の病児保育は定員数4名なのでなかなか取れずで困っていたところ、こちらの病児保育サービスを見つけて嬉しく思っています。
今の職場をやめる訳にはいかないので、子供が3歳、4歳くらいになるまで病気をもらってきたりすると思うのでしばらくお世話になりたいと思います。
とても助かります。 有難うございます。

子供を1人で育てていくのには働かなければなりませんが、急な体調不良で保育園からの呼び出しが頻繁してしまうと職場にも気まずい状況になります。
子供の側にいたいのが一番の本心ですが、そうもいかないのが現状です。
安心して子供を預けることができるサービスがあるなら利用したい、けど収入が高くないから利用の制限もある…と色々と悩ましい苦しい現実があります。
支えてくださる方がいらっしゃるだけで救われます。

ひとりで育児をするということは、自分の時間はゼロ、ストレスはたまる一方で発散する場所も時間もなく、ほんとうにつらいです。子どもの病気はもっともっと辛いです。すべてひとりで抱えなければならず、途方にくれることもしばしばでした。
そして、この大変さは周りに理解されにくい、わかってもらえないという気持ちも重なり、またさらに辛くなります。
フローレンスさんの病児保育を知った時はとても嬉しかったです。いざとなったら、頼れるところがある、ひとりで頑張らなくてもいいんだと。
そしてさらに、ひとり親支援プランがあると知り、ひとり親の大変さを理解してくれている方々がいること、支援していただけること、本当にありがたく思いました。

ひとり親家庭にとって、病児保育は絶対に必要なサポートです。
病児保育のサポートがあることで、ひとり親家庭の方も安心して就労を続けることができ、収入・雇用を安定させることができます。
経済的自立は、親御さんの精神的なゆとりにもつながり、子どもに貧困が受け継がれてしまうことを食い止めます。

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〈フローレンスの病児保育の様子〉

日増しに寒くなり、いよいよインフルエンザや胃腸炎など感染症の流行する時期になりました。
できるだけ多くのひとり親家庭の親御さんに、フローレンスの病児保育をご利用いただくことで、フローレンスは、応援してくださる方々と共に「ひとり親家庭の病児保育問題」という課題を解決していきたいと思っています。
少しずつでも、親子の笑顔を増やし、安心して子育てできる社会を創りたい。
同じ想いを持つみなさまからの温かいご支援をお待ちしています。

* 毎月少額からご寄付いただけます。親子の笑顔をさまたげる社会問題を解決するために、寄付を通じてフローレンスの活動を応援お願いします。

*フローレンスへのご寄付は、確定申告で寄付金の約半分が返ってくる「税額控除」の対象です。

寄付でひとり親家庭を応援する!

書いた人:中村 晴子