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働き方改革

2014/09/11

【活動紹介】学生のうちから、「子育てと仕事の両立」を考える 〜キャリア教育 出張授業〜


こんにちは。広報チームの藤田です。

フローレンスでは、子育てと仕事の両立をはばんでいる社会課題と、それを解決するための取り組みについて、講演を通して伝える活動を行っています。

既に働いている人だけではなく、若い世代にも、学生のうちから
考えるきっかけを持ってほしいことから、大学などの授業にも出向いています。

今年度に入ってからは、6月に千葉大学教育学部の「キャリア教育」の授業に伺い、
男女120名の学生さんに話をしました。

hatakaku_kouen.jpg

「子育てと仕事の両立」というテーマで、「病児保育問題」、「待機児童問題」、「長時間労働問題」、
そしてそれらを解決するためのフローレンスの事業についてお話ししました。

共学ということで、授業を進める上で意識したことは、
「子育てと仕事の両立」が「女性の問題」として認識されるのでなく、男性も当事者意識を持てるようということです。
10年前と比べて「一家の大黒柱」とされる30〜40代男性の平均年収が200万円近く下がっていることなど、
共働きの必要性が高まっている社会背景もお話ししたところ、
特に男子の皆さん、相当ショックだったようで、会場はザワザワ・・・

そして最も伝えたかったことは、「子育てと仕事を両立しづらい問題」は
子どもを持つ人生を選んだ人、そういったライフステージにある当事者だけの問題ではなく、
「周りも当事者」だということです。

たとえ自分が子育て中の「当事者」でなくとも、そういう問題にぶつかっている同僚や先輩が職場にいた時、
自分はその職場にどんな雰囲気を放つひとりになるか、
これから社会を創っていく一員、職場を創っていく一員として、
自身が考え、行動する人になってほしいという思いで授業を進めました。

思った以上に、関心を持って聞いてくれた生徒さんたち。終了後の感想文でもさまざまな声が聞かれ、みなさん思いのたけをびっしり書いてくれました。

hatakaku_kouen3.jpg

★一部を紹介します。

————————————————-
「今日の授業は、これから自分がどんな職に就くとしても、
とても役立つ情報ばかりでした。世界の国の中で日本はどんな特徴を持つ国で、
どんな働き方の傾向があるのかが分かりました。
制度やしくみはどんどん社会の変動に合わせて変えていかなければならないから、
人が動くのを待っているだけではなくて、自分から働きかけていくことが大切、
という言葉にも共感しました。」

「社会を変えることなんて簡単ではないだろう!最初に話を聞く前の印象でしたが、
話を聞いた後は、すごいな、確かに何かを変えている、と実感しました。
中学校で働いていて、どうしたらもっとみんなが早く帰れるようになるのか?
すごく悩んでいましたが、今日のはなしを聞いていくつか取り入れられる視点があったので、
仕事を再開したら、実践していきたいと思います。」
(※教師として数年働いてから学び直している学生さんの感想)

「私には2人の子どもがいて、妻は働いています。家事分担についての話し合いなど夫婦間で
クリアしていかなければならないことは多かったように思います。
自分自身も含め、日本の根底に流れる、男性の仕事に対する意識を変えなければ
ならないと思います。」

「社会は案外変えられる、という言葉通り、子ども・子育て支援法で新案が国策として
行われるようになるなど、
一つの活動が社会に大きな影響を与えるということに希望を持ちました。」

「NPOというとボランティアであるとか寄付や補助であるとかであまり
持続的ではないイメージがありました。
しかし、フローレンスは事業として現実的なものが多く驚きました。
ぜひほかのNPOの活動も調べてみたいです。」

————————————————-
授業を通して、ひとりひとりがこれまでの人生経験、家族、その中での自分が感じたことを通してそれぞれに咀嚼してくれたことが垣間見えました。

生徒の皆さんが社会に羽ばたき、このブログのタイトルにもある「半径5メートルから社会を変える」の実践者として周りをじわじわと少しずつよい方向に変えていく光景が目に浮かび、とても楽しみな気持ちになりました。

今後とも社会に出ていく若い世代に活動を伝えていきたいと思います。
そんな機会があれば、ぜひお声掛けください!!

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