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2015/01/31

【病児保育利用会員インタビュー】ワーキングマザーのためのリアルな本を出版

  


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フローレンス利用会員さんに聴く「働く親のシアワセ哲学」。記念すべき第1回目にお話を伺ったのは、小学校5年生と保育園に通う5歳の子ども2人を育てながら、フリーランスとして経理とコラム執筆の仕事を両立している馬場さん。プライベートでは2012年に本を出版し、「趣味はダイビング。今年に入ってバレエも始めました」・・・と明るく話す馬場さんは一見、すべてを完璧にこなしているかのように見えます。しかし馬場さんにも、子育てと仕事の間で思い悩み、自分を見失ってしまった時期がありました。そんな馬場さんが悩みながら“ベストバランス”を模索してきた中で行き着いた「シアワセ哲学」をインタビューしました。

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東京都在住 36歳。一般事務、専業主婦を経て、長男が1歳の時に建材メーカーに再就職し、総務・労務も担当する経理主任として8年勤務。前任者の急な退職により、引き継ぎなしで経理を担当してすぐ、効率化と無駄な経費の削減をすすめたところ、 1期で約600万の販売費及び一般管理費の削減に成功。仕事と子育ての両立にその効率化策を活かしている。自身の経験を元に、子育てと仕事の両立するための工夫をまとめた著書「仕事も子育ても自分もうまくいく! 『働くママ』の時間術 」(日本実業出版社 著者名:馬場じむこ)を出版。ワーキングマザーからの共感を呼び、台湾版も発売される(「働くママ」の時間術 『學會斷捨離,職場媽咪不加班』)。現在は経理事務として税理士事務所で働く傍ら、フリーランスとして雑誌やWebサイトでコラムを執筆する。
夫、小学5年生の男子、保育園児の5歳男子と暮らす。保育園・小学校のPTA役員も経験。

ー”普通”のワーキングマザーの参考になるような、リアルな本がほしい

私はいま、税理士事務所での経理事務をしながら、フリーランスとして子育て系webサイトや雑誌でコラムを書いています。以前は企業で経理主任として勤務していて、その頃に趣味でブログでビジネス書の書評を書いたりもしていました。ある時、ブログを読んでくれた方が編集者の方を紹介してくれ、それが縁で後に本を書くことになりました。

「働くママ向けのリアルな本がない。いま世の中に出ているのは、誰も真似できないスーパーウーマンのような女性社長が書いたようなものや、◯◯協会が出しているようなお堅いもの。仕事と子育てを両立している等身大のママに向けて書いてくれるような人を探している」と声をかけてもらって。 「じゃあ、わたし書きます!」みたいな軽いノリで引き受けちゃいました。これが思ったより大変だったんですけどね(笑)。

こんな話をしていると、子どもを育てながらしっかり仕事もして、その上、本まで出版しているし、ものすごく上手くいっているように聞こえますが、1人目の子どもを産んだ後は本当に大変だったんです。

ー専業主婦になって気づいたこと

実は、私は結婚と同時に仕事をやめて、しばらくの間専業主婦をしていたんです。母が専業主婦だったので「結婚したら仕事をやめて、子どもを産んで、子どもが少し大きくなったらパートタイム勤めをして」のような“刷り込み”が自分の中にありました。なので、結婚したときに仕事を一旦辞めました。

でも、やってみて気がついたんですけど、私、専業主婦は全く向いてなかったんですよね。夫にも「君に専業主婦を強制するのは死刑判決を宣告するのと同じだ」と言われました(笑)それで結局は子どもが1歳になるタイミングで再就職しました。

ー自分で決めた仕事復帰ー なのに、楽しめない日々

でもそこからがもう大変で。仕事も子育てもどっちも全然うまくいかなくて。
仕事に復帰してみて「私は子どもを産んでただけじゃん!?」ってものすごく焦りを感じてしまったんです。

子どもがいるからセミナーとかに行く時間もなかなか取れないし、そういった焦りから自分で勉強会を開いてみたりもしましたが、なかなか上手くいかない。それで子どもにもきつく当たってしまうし。専業主婦になって「止まって」しまった、という感覚が強かったんでしょうね。本当はそれもとても大事なことなのに。当時は気が付かなかった。

当時は全然「幸せ」を感じることができなかった。夫も私を理解してくれていたし、子どもも元気で、保育園にも入れて、正社員として働くこともできていて、客観的に見れば「幸せ」だったはずかもしれません。 でも、ひとつ山を超えるとまた次の山が見えてくるという感じで。いやー、きつかったですね(笑)

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ーいかに自分を大切にできるかが、実はとても大切

そんな状態がしばらく続いて、やっとそこから抜け出すことができたのは、自分のなかでの優先順位を変えることができるようになってからですね。それは「自分に優しく投資をする」ということでした。

それまでは「自分にお金をかけるなんてもったいない!そんなことするくらいだったら教育費を積み立てる!」という感じでした。でもそれって、ものすごく視野が狭くなっているんですよ。

それで初めてエステに行ってみたり、洋服を買ってみたり。そうすると不思議と、変な「不安」みたいなものが急に消えていきました。「なんとかなる。大丈夫」と思えるようになっていったんです。

それまで夫に呆れられるくらい洋服にも頓着がなかったんですけど、そうやっていかに自分を大切にすることができるのかが実は大切だったりするんですよね。
それで2人目の子どもを産んだときには、周りにも自分にも優しくなれたんです。

ー今、好きな仕事にも恵まれて。毎日ひとつ、新しいことに挑戦したい

今はまだ下の子が手のかかる時期なので育児を第一にしつつ、仕事面でも経理やコラム執筆など色々な仕事をする機会に恵まれているので、夫とこまめに話し合って試行錯誤しながらやっていきたいです。 プライベートでは、毎年一つ何か新しいことに挑戦しているんですけど、今年はバレエを始めまして。まだちょっと気が早いかもしれないですけど、次は夫に付き合ってゴルフにもチャレンジしてみたいです。

やっぱり経験で世界は広がっていくなあ、と思うんです。いまは幼少期のときのような好奇心が蘇ってきていて、いろんなことに挑戦していきたいです。

ー昔の自分みたいに、両立に悩んでいる人たちへ伝えたい

いま一番後悔していることは、1人目の子どもの成長を丁寧に見てあげることができなかったということ。かけがえのない時期にキャリアにばかり目がいってしまって、気がついたら大きくなっていた、という感じでした。当時の動画とかを見ると「こんなにかわいい時期を逃したなんて何て馬鹿なことをしたんだ。勉強会もあとで行けたのに・・・」なんて思います。

いまは余裕ができたので、そういった昔の自分みたいに視野が狭くなってしまっている人がいたら、もっと「肩の力を抜くように」とアドバイスをしてあげたいです。「私にもこんな時期があったのよ」って。

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ー声をあげれば助けてくれる人はいる。余裕があるうちに「助けて」と言えることが大切

子育てと仕事の両立で悩んでいたとき、私自身感じていたことは、少し先をいっている人の存在の大きさです。先の展開が見えているとすごいラクになるんですよね。そういった、“先輩”のような人を身近に見つけることがまず一つ大切なこと。

あともう一つは、声を上げれば助けてくれる人がいるということ。意外と世の中捨てたもんじゃないなって。人って、どうしてもできないことが多い気がして目の前が塞がっているように思いがちだけれども、実際はなんとかなることが多いんです。

だから、一人で閉じこもらずに、最後の最後の悲鳴ではなくて、余裕があるうちに軽い感じで「助けてー」って言えることが大切かな、って思います。私自身苦しかった時期もありましたが、いまはとても充実しているので意外となんとかなるもんですよ。

<編集後記>

子育てと仕事の両立の間で猛烈に悩んだ日々があり、試行錯誤を経て、今ようやく心地よく過ごせるようになったという馬場さん。馬場さんの第一印象は”エネルギッシュ”という言葉がピッタリで、お話ししていても内側から溢れ出るエネルギーが伝わってくるようでした。もし以前の馬場さんと同じような心境で過ごしている方がいたら、馬場さんのことばにもあったように、ひとりで抱えず、少しでも肩の荷を軽くしてもらいたいです。
今後もフローレンスでは利用会員さんへのインタビューを続けていきます。 どうぞお楽しみに!



書いた人:梅村 尚吾


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