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働き方改革

2015/07/29

NPOの力強い味方、Google for Nonprofits! 1周年イベントに参加してきました!


こんにちは!システムチームの橋本です!

7月12日。まだ7月ながら、関東地方はうだるような暑さとなりました。

普段なら、暑いのに外で遊びたがる子ども(1歳3ヶ月)を家の中に引き止めるべく、あの手この手を尽くし、結局よりいっそう疲れるという負のスパイラルに陥りがちな休日ですが、この日は暑さに負けず、六本木まで大遠征!

その理由は、Google for Nonprofitsの1周年イベントに参加するため。

勉強になるだけでなく、Googleスタッフの皆さんの熱い想いが感じられる、とても素敵なイベントでした!

■Google for Nonprofitsとは?

フローレンスでは、メールやドキュメント管理、クラウドストレージに、GメールやGoogleドキュメント、Googleドライブといった、Googleの提供するサービスを使っています。

こういったツールを、業務用にカスタマイズしてまとめたものが、Google Apps for WorkというGoogleの企業向けのサービス。

そしてこのApps for Workにいくつかのサービスを加えたセットを、Googleが非営利団体向けに無料で提供しているのが、Google for Nonprofitsというわけです。(※ストレージ容量増加など、一部オプションは有料です)

Google for Nonprofits 非営利団体向けプログラム

業務インフラ構築にコストをかけられないNPOにとっては、とてもありがたいプログラムです。

■フローレンスでのGoogle for Nonprofits活用事例

前述のとおり、フローレンスの業務では様々な分野でGoogle for Nonprofitsを活用しています。
例をいくつかご紹介しましょう。

■その1.Googleドキュメントでリアルタイム議事録

Googleドキュメントというサービスでは、WordやExcelといったOfficeソフトに近い機能をウェブブラウザ上で利用することができます。

このサービスのポイントは、

 ・データが常にクラウド上にあるので、「保存せずに消してしまう」という悲劇が防げる

 ・同じファイルを別のPCで開いていると、更新内容がリアルタイムで同期される

ということです。

特に後者の機能は、ミーティングのリアルタイム議事録にとても便利で、議事録担当が書いた内容を、必要に応じて別のメンバーが修正したり、追記したりということが、ミーティング中に簡単にできます。

(ミーティングにて、議事録をリアルタイム編集)
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フローレンスでは、この機能を活用し、議事録の編集・まとめをミーティング中にすべて完了させています。

■その2.Google Ad Grantsでサービスの認知向上を効果的に

Googleでキーワード検索をすると、検索結果の上に、キーワードに関連した広告が表示されますよね。(下図参照)

通常、この広告を出すためにはお金がかかりますが、このキーワード広告を、一定額まで無料で出すことができるというNPO向けサービスが、Google Ad Grantsです。

(Google Ad Grantsの広告イメージ)

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これは、活動資金の限られたNPOが、

・支援を求める人に、提供しているサービスの存在を伝えられる

・活動を支援したいと考えている人に、その団体の存在を伝えられる

という、非常に優れた仕組みです。

たとえば、学校に行けない子どもの学習支援をしている団体であれば、「不登校 学習支援」というキーワードで検索した結果に団体の広告を出せば、支援を必要とする方に団体の存在を伝えることができます。

フローレンスも、病児保育サービスの認知向上のため、チラシの配布やシンポジウム開催など、マンパワーによる草の根活動を行ってきましたが、Google Ad Grantsを活用することで、よりニーズにマッチした広報活動が効率的にできるようになりました。

フローレンスのGoogle Ad Grants利用例は、Google for Nonprofitsの活用事例としてGoogleのサイトにも取り上げられているので、興味があればぜひご覧ください。

Google for Nonprofits 非営利団体向けプログラム ケーススタディ

■Google for Nonprofits1周年記念イベント!

さて、このGoogle for Nonprofitsですが、サービスが開始したのは2014年の7月です。

ちょうどこの7月で開始から1年ということで、プログラムを利用している皆さんでお祝いしましょう!というのが、今回の1周年記念イベントでした。

イベントの内容は以下のとおりです。

 ・参加団体による、利用事例の紹介

 ・インターネットを利用したマーケティングに関する、Google社員の方による講演

 ・Google for Nonprofitsのサービスに関する、Google社員の方からの解説セッション

 ・Google for Nonprofits大クイズ大会

利用事例として、野生動物からの農作物被害を防ぐ活動を行っている「NPO法人甲斐けもの社中」さんでは、Google Earth Outreachを活用。

野生の猿に取り付けたGPSタグの位置情報を可視化することで、被害予防を効率化し、2集落で被害ゼロ、さらに対策費用を10分の1にできたとのこと。

(NPO法人甲斐けもの社中さんの活用事例)

IMG_3258.JPG

また、「誘導を促すAdWordsのコツ」という講演では、検索連動広告でより高い効果を出すためのツールについて、Ad Grants担当のGoogle社員の方からレクチャーがありました。

「キーワードプランナー」や「Googleトレンド」といったツールの、概要と効果的な使い方について説明していただき、とても参考になりました。

(講演の様子)

IMG_3269.JPG

講演の内容については、Twitterのハッシュタグ #g4npJP でツイートもされているので、興味がある方は検索してみてください。

Googleの各種サービスはどれも素晴らしいものですが、人手不足のNPOでは、ツールを深く理解し、しっかり使いこなすというのは、なかなか難しい場合もあります。

そういった意味で、今回のイベントのように、他団体の利用事例を知ることができたり、スペシャリストに基本的なことを教えてもらえる場があるのはとてもありがたいことですね。

■さいごに:スタッフの皆さんの想い – テクノロジーで、社会を変える

(有名な六本木Googleオフィスの様子)

IMG_3279.JPG

Google for Nonprofitsは、Googleの有名な「20%ルール」(勤務時間の20%を、本業とは異なる自分の好きなプロジェクトに使えるルール)で運営されているとのこと。

運営しているスタッフの皆さんは、

「学生の頃からNPOの活動に興味があり、最もNPOに近い企業だと感じて、Googleに入社した」

「親が難民支援のNGOで働いていて、自宅にホームステイしていたクルド人の方が、海を見て喜ぶ姿を見て、素敵な仕事だなと思った」

など、それぞれ、NPOやNGOの活動に思い入れのあるスタッフの方が多く、イベント中、どの方もとてもいきいきとした表情をしていました。

Googleの持つ様々なサービスを、社会を変えるために、どんどん有効活用してほしい!という、スタッフの皆さんの熱い想いが感じられる、素敵なイベントでした。

Google for Nonprofits運営スタッフの皆さん、本当にありがとうございます!

なお、フローレンスでのGoogle for Nonprofits活用事例については、ネタがありすぎてとても今回の記事だけでは紹介しきれませんでした。

今後、この働き方革命ブログで具体的な活用事例をどんどん紹介していく予定ですので、どうぞご期待ください!




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