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インタビュー

2016/03/10

~お母さんの「できない」を「できる」に!~ 障害児保育アニー 保育スタッフ渡邉みきの紹介

   


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2014年9月に病児保育の“こどもレスキュー隊員”として入社した渡邉が、新規事業の障害児訪問保育アニーの保育スタッフに手を挙げた理由は…。

保育スタッフのインタビューをご紹介します。

◆ 入社のきっかけ:子どもの気持ちをくみ取る丁寧な保育がしたい

フローレンスに入社する前は、企業内保育室で勤務。集団保育のため時間に従って行動していきます。子どもは可愛いし、学ぶことも多かったのですが、一人ひとりの子どもに寄り添ってゆったりと保育をしたいと思っていました。

丁寧に1対1でお子さんに向き合える仕事がフローレンスにあると知り、病児保育の仕事に応募しました。

◆ 脳腫瘍の娘の在宅介護:「私が頑張らなくちゃ」

私が資格を取って保育の仕事に携わりたいと思ったのは、病気の娘の、在宅介護の経験がきっかけです。

娘は5歳で脳腫瘍を発症し、10歳までの5年間全力で病気と闘いました。

手術をするたびに様々な後遺症が出て、歩くこと・食べることができなくなりました。そして、呼吸が不安定にもなり、人工呼吸器をつけると同時に声を失いました。

「お母さん」と呼べない娘の変化にいち早く気づけなければ!と、一日中気が張って眠れない夜が続きました。

入院中は、周りに闘病仲間がいて不安な気持ちを吐き出すことができたし、緊急時には医師、看護師がいて処置をしてくれ、精神的に辛くてもどうにか乗り越えることができました。

状態が安定し、在宅介護の話が進んだ時には喜びはあったのですが、「私にできるのか」という大きな不安が大半を占めました。もちろん主人や私の両親、姉がとても協力してくれましたが、それでも日中ほぼ一人で娘を看るという責任は、母親である私の肩にのしかかり、周りの助言や心遣いが重く感じることさえありました。

またきょうだい児と向き合う時間を作ることができない自分を責めてしまい、孤独感も味わいました。

娘を看取って数年経ったとき、私自身が周りの方々にたくさん助けてもらったように、私が誰かの力になりたい・・・、漠然とですが「養護」に関わる仕事がしたいという気持ちになりました。介護の経験とさらに資格があれば生かせる仕事の幅が増えるのではないかと思い、保育士の資格を取りました。

◆アニーへの異動:日々奮闘するお母さんの力になりたい

フローレンスに入社後は、こどもレスキュー隊員として、様々なお宅へ訪問し、病気のお子さんに寄り添う1対1の保育をしてきました。

そんな中、フローレンスが障害のあるお子さんをご自宅で保育するという事業を始めるという話を聞きました。障害のあるお子さんのほとんどが医療的ケアを必要とし、ご家族は不安を抱えつつ一生懸命頑張っていると思います。「お母さんが復職できない」「息抜きする時間がない」「きょうだい児の世話ができない」等、様々な「できない」を「できる」に変えたい、親御さんの気持ちに寄り添うお手伝いがしたいと、いても立ってもいられずに「異動したい!」と手を挙げました。

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◆ アニーの保育その1:思いは伝わる◆

慣らし保育が終わり、2歳のお子さんと8時間過ごしています。

訪問開始時は、人見知りの性格のせいかずっと泣いていました。これまでご家族や顔見知りの訪問看護師以外の知らない人が毎日おうちに来るようになり、不安な気持ちになっているのだと思いました。

私に慣れてほしいけれど、泣かせてしまうのはとてもつらく、結局お父さんやお母さんに頼ることになり、自分の力不足を痛感する日々でした。

でも、落ち込んではいられません。

「いつか思いは伝わる!」を胸に、他のスタッフに相談しながら、お子さんが「この人が来たら遊んでくれる!」と受け入れてくれるまで、好きな遊びを中心にたくさん触れ合う時間をつくり、毎日訪問を続けていました。

するとある日、抱っこしても泣かなくなり、数日後にはお昼寝をするようになったのです。

どちらの日も鮮明に覚えています。

今では晴れた日にはお散歩にも行くし、泣くこともほとんどなくなりました。お子さんの笑顔に励まされながら保育をしています。

協力してくださった親御さんとお子さんの頑張りに、感謝の気持ちでいっぱいです。

◆ アニーの保育その2:チームみんなで支える

アニーでは私のような保育スタッフ以外にも看護師が事務局に常駐しており、いつでも相談することができます。

定期的に訪問看護も行っています。他の保育スタッフや事務局スタッフの巡回もあり、まさにチームで保育をしています。

それ以外にも、他事業所さんとの合同カンファレンスがあります。お子さんの状態を看護や保育、療育の観点から見守っています。

アニーのように障害のあるお子さんを8時間在宅で保育するという事業は今までなかったので、当初は他事業所さんからは期待や不安が混ざったような声を頂きました。

しかし、慣らし保育が終わる頃には、アニーを利用してからのお子さんの様子や私たちの前向きな取り組みをみて「みんなで頑張っていきましょう」という1つのチームになったような雰囲気を感じました。

1対1だからこそ、お子さんに深く関わることができ成長していく姿をみることができます。個々に合わせた保育ができます。

困ったことがあっても、アニーのチームや他事業所さんがいるのでとても心強いです。

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◆ 「アニーがいるから大丈夫」と思ってもらえる誠実な保育をしたい

これからは、地域の保育園での交流保育により、同じ年齢の子どもたちと触れ合う時間をつくっていこうと思います。

親御さんが大切に育ててきたお子さんをお預かりしているという気持ちをいつも胸に、緊張感を持ちながらも新しいことにチャレンジする意欲を持って保育していきたいです。

また「アニーの渡邉さんがいるから大丈夫」と思っていただけるような存在になれるように、誠実に向き合っていきたいと思います。

アニーのような障害児の訪問保育事業が全国に広がり、障害があってもなくても同じように保育を受けることができる社会、

お母さんが社会復帰することにより、「私」として輝く場所ができる社会にするため「チャレンジ」していきたいです。

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アニーのビジョンは、「障害のある子どもたちが、自らの肯定感、未来への希望を持てる社会  障害のある子の親たちが、子育てと仕事を共に楽しめる社会」です。

障害児の親御さんにとって、自分一人で担わなければならないという気持ちを少しでも軽くし、一緒にお子さんの成長を見守っていけるような関係をアニーでは築いていきたいと考えています。

このビジョンに共感し、共に働く仲間を私たちは待っています。

アニー採用説明会情報はこちらから

書いた人:小笠原陽子


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