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メディア・イベント

2016/11/08

11月12日(土)「重度脳性麻痺」を考えるシンポジウムに代表駒崎が登壇。誰もが安心して産み育てられる社会について考えます。

     


一般社団法人 日本産婦人科協会主催「重度脳性麻痺」を考えるシンポジウム

11月12日(土)18:30~21:00 四谷「主婦会館」にて開催されます。ぜひご参加下さい

高度先進医療の発達により、ハイリスク分娩において助かる命が増えた一方で、脳性麻痺などの重度心身障害児の割合は急激に増えています。

NICUを出た後、家族が直面するのは我が子の身体の状態を案じながら24時間体制で介護をする現実。障害児との生活はそれまでの家族の日常を一変させます。

講師の佐々百合子さんの著書「あなたはわが子の死を願ったことがありますか」では、過酷な介護の現実と共に、障害のない子どもとの間に埋められない断絶を実感し、介護の主体者となった母親は前途を悲観して子どもと一緒に心中することさえ考えた時期があると描かれています。しかし、佐々さんの分娩を担当した池下レディースチャイルドクリニックの池下久弥先生は、いつどんな時も電話で相談に乗り佐々さんを孤立させないよう支え続けたということです。同じく、佐々さんを支えた友人の一人として駒崎も障害児の介護を家族だけが負う現状を社会課題と捉え、制度改正や障害児保育の必要性について訴えています。この三名が講師となり、以下のシンポジウムを行います。


講演内容及び講師

1「あなたはわが子の死を願ったことがありますか」

「あなたはわが子の死を願ったことがありますか」という著書が大変話題となっている、佐々百合子氏(市民団体NAOのたまご代表)が、重度脳性麻痺児を介護した経験から、障害児を産んだ母親とその家族の想像を絶する実態と、障害児のいる家族がどのようにより良く生きるのかを語ります。また、障害者と向き合うことは「命」を考えることだというメッセージを社会全体に投げかけています。

2「脳性麻痺児を担当した立場から、産科医療補償制度とその後の保育制度のあり方を問う」

1978年から産婦人科医として1万人以上の分娩に立ち会った池下レディースチャイルドクリニック院長池下久弥先生は、日本産婦人科協会の事務局長として、患者サポーターと医師、助産師が三位一体となって産科が抱える社会的な問題に取り組む必要性を訴えます。産婦人科医と障害児を持つ家族が多大なダメージを被るとして、産科医療補償制度の問題点について提起すると共に、障害児をインクルーシブな環境で育てる場の大切さを説いています。

3「日本の障害児保育の現状と解決すべき課題」

全国医療的ケア児者支援協議会の事務局長で、認定NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹は、障害児が産まれたことで「母親が働く」「子どもが保育を受ける」という本来当たり前に享受できるはずの権利を、一切放棄させてしまう社会のあり方に疑問を投げかけています。「すべての子どもが保育を受けられ、保護者が働くことを選択できる社会」を目指し、2014年医療的ケアが必要な子の長時間保育を実現する日本初の施設「障害児保育園ヘレン」を開園。2015年からは障害児の自宅に保育スタッフが訪問する障害児訪問保育「アニー」をスタートしています。

シンポジウム「障害児を取り巻く環境。安心して産み育てられる為に。分娩・子育て・医療・保育の内容を問う」


医師、助産師、医療従事者、保育士などの関係者ほか子育て中の親御さんや学生さんなど、幅広い方々のご参加をお待ちしております。

参加ご希望の方は、住所・お電話番号・FAX番号・代表者氏名・ご出席者氏名を明記し、一般社団法人 日本産婦人科協会事務局までFAXまたはメールにて申し込みをお願いします。

FAX03-6206-6655 または akijapan@gol.com まで




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