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お知らせ

2017/08/23

身近なもので簡単に作れる!子どもが楽しく遊べる手作りおもちゃ講座【7月保育塾】

    


フローレンスでは、社内のすべての保育スタッフを対象にしたスキルアップ研修「保育塾」を開催しています!
保育スタッフの学ぶ意欲に応えるべく、月1回開催しています。

毎回違ったテーマで行われているので、参加する度に、自身の保育の引き出しを増やしていくことができます。

◎7月のテーマは「身近なもので簡単に作れる!子どもが楽しく遊べる手作りおもちゃ」

おもちゃは、子どもの「気になる!」や「面白い!」という気持ちを湧き立たせてくれる、とても大切なツールです。

保育に携わる方なら、子どものそんな気持ちを引き出しつつ、成長に合ったおもちゃを取り入れようと試行錯誤しているのではないでしょうか。

子どもの好奇心を引き出すおもちゃを作ってみたい!
自由自在に遊びを発見できるおもちゃを考えたい!
そんな熱い思いをもった保育スタッフが、続々と集まりました。

講師は、障害児訪問保育の保育スーパーバイザーである林千恵が担当。

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林は、保育園で保育士として勤務した後、現在は「障害児訪問保育アニー」の保育スーパーバイザーとして、保育スタッフの育成や、保護者の方の相談対応等を担当しています。

普段から保育スタッフをサポートしている林の、持ち前のあたたかい雰囲気と笑顔で、会場は和やかな雰囲気でスタートしました。

林のおもちゃ作りは、子どもだけでなく、大人もワクワクするもので、参加者たちはあっという間に笑顔になり、まるで子どもに戻ったかのようにおもちゃ作りに夢中になっていました。

◎おもちゃ作りを通して「遊び」を学ぶ

今回の保育塾には

◯子どもにとって「遊び」とは何かを理解する
◯身近なものを使って簡単におもちゃ作りができるようになる

という2つのねらいがありました。

まずは、「遊びとは何か」というテーマのもと、

「子どもにとって遊びって?」
「保育者はどんなことを意識していけばいいの?」

そんな疑問についてお話がありました。

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子どもは遊びの中で、発見や体験を繰り返していくことで、成長していくのだと林は言います。

うまくできないことに頭をひねったり、いつもと違うやり方を発見したりと、子ども達の日々の遊びが進歩していくエピソードを聞き、参加者は熱心にメモを取っていました。

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林は、保育者の目線で「遊び」ついて意識することを2つ挙げました。

1つ目は、「自己学習の場」であることです。

保育者が遊び方を指定するのではなく、おもちゃなどを自由に使って自分で遊びを発見させることが重要であるということでした。

2つ目は、「神経回路を鍛える場」であることです。

少し工夫が必要であったり、これまでの経験ですぐに解決できないようなことを取り入れることで、神経回路が鍛えられていくのです。

おもちゃ作りを始める前に、子どもにとっての「遊び」が、いかに成長に必要なものであるかを改めて知ることができました。

また、おもちゃを作るプロセスも大切です。そのため、「子どもにおもちゃ作りに参加してもらう」ことが重要になります。

おもちゃをいっしょに作ることで、その子に合った遊び方を見つけることができます。これが、「自己学習」であり、「神経回路を鍛える」ことにつながるのです。

◎牛乳パックを使ってびっくり箱づくりに挑戦

さぁ、いよいよ、実際におもちゃ作りです!

今回のテーマである「身近なもの」で「簡単に」ということを踏まえて牛乳パックを使った『びっくり箱づくり』に挑戦しました。

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2つの牛乳パックを使って、外箱と中身の飛び出す部分を作っていきます。

細かな手順を教わりながら形にしていきますが、作っているうちに・・・

「裏返して白い面で箱を作れば好きなデザインにできるかも!」
「あの子ならこうやって遊ぶかもしれない」

など、子どもたちの遊ぶ様子が想像されたようで、保育スタッフたちの間で様々なアイデアが飛び交いました。

一つのおもちゃであっても、どんどんおもちゃの形や遊び方が変化していきます。それこそが手作りおもちゃの楽しみ方の一つです。

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そしてビックリ箱が完成。

いざ!飛ばしてみると・・・

あれ!?中身が飛ばず、不発に終わるモノもちらほら。

すると林は「手作りのおもちゃのそこがいいんです!」と。

上手くできなかった保育スタッフたちは、真剣な表情で作り直します。

なぜ上手くいかないのかを考え、探りながら試していくことも子どもにとっては「遊び」になる・・・まさに遊びの中から生まれた発見でした!!

そして最後には、完成したびっくり箱の中身を「誰が1番高く飛ばせるか」ということで、せーの!で飛ばして高さ比べをしました。

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夢中になる保育スタッフの姿を見ていると、いっしょに遊ぶ子どもたちが楽しそうに高さを競い合う姿が浮かんできます。

保育者自身が楽しんで「おもちゃ作り」をすることで、子どもの目線に立って楽しむことができ、夢中になって遊んでいると、楽しめるポイントや難しいと感じるポイントがわかってきます。それが、年齢別の遊び方を考えるきっかけにもなっていました。

また、参加者からは、「普段給食で子どもたちが目にする牛乳パックが、こんな風におもちゃに変化するのは楽しいと思う」dという声もありました。

”身近なもので”ということも大事なポイントですね。

◎様々なかたちでの保育塾参加

今回の保育塾は、遊びについて学ぶ時間と、実際におもちゃ作りをしてスキルを身につける時間との二部で構成されていました。

参加者からは、『遊びについて悩んでいたので、おもちゃだけでなく、遊びについて学べたことが本当に勉強になった』という感想があり、保育での悩みを解決するきっかけにもなったようです。

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また実は今回、当日参加が難しい方の思いに応えたい!ということで

『動画と資料で保育塾を届ける』

ということにも挑戦しました。

とても興味はあるけれど、当日の参加はできない・・・という保育スタッフにも、学ぶ機会が提供できるようになります。

例えば育児休業中のスタッフ。

育児休業中なので、子育てに専念している時期ですが、合間にも保育の勉強がしたい!という想いを持ったスタッフがいます。
そんなスタッフにも、動画と資料を配信することで応えることができました!

実際に育児休業中のために当日参加できず、動画視聴で参加をしたスタッフからは

『ぐずる子どもを抱っこしながらでも内容を聞くことができました。本当にありがたいです!』

というコメントがありました。

このように様々な形で保育塾が開催できることで、より多くの保育者に学びの場を提供することができるようになりました。

今後もスタッフの学ぶ意欲に応え、それぞれの悩み解決や自分のスキルアップへのきっかけとなるよう、保育塾を開催していきます。

8月は「大人同士のコミュニケーション」がテーマ。自分の意見を伝えるスキルを学んでいきます。

次のレポートもぜひお楽しみに!



書いた人:永松 実梨


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