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お知らせ

2018/06/15

遊びのレパートリーを増やそう!子どもの好奇心・創造性を育む「遊び」とは?【5月保育塾】

  


保育塾とは、フローレンスの全ての現場スタッフに向けた自主参加型の研修のこと。

現場スタッフの「知りたい!」「学びたい!」に応えられるように、毎月違うテーマで研修を行っています。

◎5月保育塾のテーマは「遊びのレパートリーを増やそう!子どもの好奇心・創造性を育む「遊び」とは?」

「これから始まる梅雨の時期のために遊びのレパートリーを1つでも増やしたい」というスタッフに向け、2018年4月に改訂版が施行されたばかりの「保育所保育指針」のポイントとあわせて「遊び」についてとことん考えるワークショップ形式で行いました!

5月①

講師は、障害児保育事業部の保育スーパーバイザー森永紗希子が担当しました。

森永は、みらいの保育園事業部にて「指示、命令をしない」子ども主体の新しい保育の形を体現する「みんなのみらいをつくる保育園」(以下、みんつく)の立ち上げを担当し、現在は保育プログラムをサポートしたり、訪問型障害児保育スタッフの保育相談に乗っています。

今回の保育塾では、特に以下の3点について学びました。

①平成30年度保育所保育指針改定による「これからの保育に必要なこと」

②子どもにとってなぜ「遊び」は大切なのか

③身近なもので考える!子どもの好奇心・創造性を育む「遊び」

それでは、当日の参加者のコメントなども合わせてご紹介します!

①平成30年度保育所保育指針改定による「これからの保育に必要なこと」

約10年ぶりに「保育所保育指針」が改定し、4月1日より適用されています。

気になるのは、「実際に変わったポイントは?」「これからの保育で気をつけることは?」ですよね。

森永がオリジナルのイラストとともに、分かりやすく紹介しました。

こっち5月③

大きなポイントは、幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」が追加されたことです。

これからの保育で重要視されるのは、子どもたちがどれだけ豊かな体験をすることができるのか、また、自分なりのやり方やペースで試行錯誤しながら、自分の諸感覚を通して感じたり、気づいたり、分かったりできるのか、ということが大切だとされています。

こっち5月③

子どもたちは保育園や幼稚園を卒園してもその先の長い人生があります。

これからの保育では、幼児期は人生の一過程にすぎず、子どもたちの成長を連続的なものとして捉えて、未就学のこの時期に子どもと向かい合う保育が期待されています。

②子どもにとってなぜ「遊び」は大切なのか

それでは「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」から

実際の保育で、子どもたちとどのように関わっていけば良いのでしょうか。

森永は、「遊び」が「学び」につながるには保育者の関わり方が大きなポイントになるといいます。

例えば、プラレールで遊んでいる子がいるとします。

ついつい「こっちに線路を伸ばす?」と声をかけて、一緒に遊びたくなってしまいますが……少し子どもの様子を観察してみましょう。

子どもの頭の中では「線路はこっちにくっつけて、トンネルに通そう」など「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」の1つでもある「豊かな感性と表現」の力が大きく花開こうとしているかもしれません。その子にとって今遊んでいる遊びがどんな「学び」になっているかを見守りながら、子どもの創り上げている世界を壊さず、むしろのびのびその遊びに没頭させることが大切です。

③身近なもので考える!子どもの好奇心・創造性を育む「遊び」のレパートリーを自分で増やしてみよう

次に、遊びを通して子どもたちはどんな「学び」を得ているか考えながら、実際に遊んでみました。

今回のワークショップで用意したのは、身近な物ですぐに準備ができる「チラシ」と「セロハンテープ」。

5月④

「ビリビリとチラシをちぎることで指先に力を入れたり、「音」も感じることができる!」

「チラシに書いてある数字や文字に興味を持つかも」

など、チラシ1つとっても子どもたちが感じることや得る学び・経験は多くあるようです。

最初は淡々と遊びやそこからの学びを考えていたスタッフも、同じグループのスタッフが作っているものをみて「そんなアイディアなかった!」「次はそれを作ってみたい」など、夢中で遊び始め、あっという間にワークショップの時間は過ぎていきました。

hoikujuku

また今回は、仙台の保育スタッフもリアルタイムで受講していたので、ビデオ通話で中継をしながらワークショップを進めました。

仙台スタッフがチラシで作り上げたのは、なんとかわいい「帽子」!

斬新なアイディアに東京のスタッフからも「すごい!」と歓声が上がりました。

帽子を作ってみるという「思考力の芽生え」や、帽子を通して友だちと笑いあったり、一緒に作ってみる「協同性」も養われるかもしれませんね。

今回は「チラシ」といった1つのテーマに絞って考えましたが、遊びのアイディアはまだまだ無限大。

その中の遊び1つ1つに得られる経験や学びも異なることが分かりました。

子どもたちと一緒に遊んでみることも大切にしながら、「子どもにとってどんな学びになっているか」と専門的な目で見守り、遊びを通し子どもの成長を促せる保育のプロとして、これからも保育現場で活躍していってもらいたいと思います!

次の6月の保育塾は明日から使える!今年の夏は絶対もらわない・広げない!感染症対策のプロになろう~実践編~」がテーマ。こちらの様子も近々ご紹介します!

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