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アクション最前線

2019/04/05

親子の困難が放置されない社会へ。ふるさと納税を使ったクラウドファンディングを開始!

  


経済的に厳しいご家庭に食品を届ける「こども宅食」。

これまで、570世帯に向けて、2ヶ月に1回、食品を届けてきました。

「こども宅食」では、食品を定期的にお届けする中で、ご家庭を見守り、いち早く困りごとをすくいあげることを大切にしています。

ご家庭の困りごとやニーズを見つけた時には、必要とするサポートにつないでいます。

そんな「こども宅食」の活動資金は、ふるさと納税で支えられています。

さらに事業を前進させるため、今年度もふるさと納税を使ったクラウドファンディングを開始しました!

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2018年度の歩み

image00 (2) (2)「こども宅食」は、2017年に10月に150世帯への食品配送を開始しました。2019年4月現在、当初の約4倍の570世帯に食品をお届けしています。

また、食品の多くは、企業や団体からご寄附いただいています。

ご寄付いただいた企業のご担当者さまからは、このような声が寄せられています。

こども宅食はたくさんの企業さんが”少しずつ”貢献をされていたので、参加しやすかったです。

当社の仕事が皆さんの力になるなら、もし、貧困のような現実があるのなら、何か取り組みができたらと思いました。

このように、たくさんの方の思いが集まって、運営されている「こども宅食」。

ご寄付いただいた企業・団体は、2017年度は19社でしたが、2018年度には2倍以上の45社まで増えました。

また、食品や日用品だけにとどまらず、コンサートへのご招待や絵本の提供など、幅広いご寄付をいただくことができました。

ふるさと納税で応援してくれた方は延べ3,200人、メディアへ取り上げられたのは延べ160回にのぼり、こども宅食への関心の高さを感じています。

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障害がある方の就労支援にも

「こども宅食」で食品をご寄付いただく時、小分けしていない状態で届くことがあります。

例えば、お米の場合、一度に1000キロ以上のお米をいただくことが多いです。ご家庭にお届けするためには、そのお米を袋に小分けする作業が必要となります。

「こども宅食」では、そういった食品の小分け作業を、文京区内の障害者福祉施設に委託しています。

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「こども宅食」でお届けする食品を通じて、地域に住む障害がある方の就労支援にもつながっているのです。

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ご家庭から寄せられた声

「こども宅食」をご利用いただいたご家庭からは、このような声が届いています。

やっと仕事が決まりましたが、初任給が10万円弱。どうやってやっていこうかと悩んでいました。助けてくれる人がおらず、たった一人で息子を育ててます。

一番ありがたいのは、やはりお米です。 レトルトのカレーも、とても良かったです。 仕事から帰ってきて、食事を作る気力すらありません。そんなときに、レトルトのカレーは本当に助かりました。

こども宅食がなくなると、本当に困ります。ぜひこれからも続けてほしいです。

「ありがとうございます」の感謝の一言に尽きます。

簡単に崖っぷちに立たされるのが、シングルマザーの現状だと思います。折れそうな気持ちを都度奮い立たせることが、どれだけ大事かを実感しながら生きてきました。

こども宅食は温かな手を差し伸べてくれている、見守ってくれている、と孤独な気持ちが励まされ、仕事や家事へのやる気が湧いてきます。

「食品が嬉しい」という声に加えて、「人とのつながりを感じることができた」という声がいくつもあがりました。

また、ご家庭に向けて実施したアンケートの回答者のうち、約86%のご家庭に「気持ちが豊かになる」などの前向きな変化が見られました。

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「こども宅食」の今年度の挑戦

今年度は「利用世帯数と配送回数の増加」「ご家庭へのサポート体制の充実」に取り組んでいきます。

こども宅食の対象である、児童扶養手当や就学援助を利用している世帯は、文京区に約1,000世帯あります。

その中で、こども宅食を利用しているのは、約6割である570世帯です。

今年度もこども宅食の利用世帯を増やしていけるように取り組みを進めていきます。

また、今年度は、給食がなく食費がかさむ、夏休みの時期に配送回数を増やす予定です。

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食品の梱包作業の様子

「こども宅食」では、食品の配送やLINEでのやり取り、アンケート調査を通じて、ご家庭の困りごとやニーズが明らかになってきています。

そこで、今年度はご家庭へのサポートを本格的に開始します。

具体的には、ご家庭の困りごとをキャッチし、きめ細かいサポートに繋げるために、LINE窓口のシステムの導入や、アンケート内容の改善などを目指しています。

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全国に広がる、こども宅食の輪

「こども宅食」は活動当初から視察が相次ぎ、こども宅食モデルの事業が全国各地ではじまっています

昨年秋には、一般社団法人こども宅食応援団を立ち上げ、「こども宅食を運営したい!」という団体に向けた資金助成やノウハウ提供を進めています。

4月からは、佐賀県で助成を開始し、新たな形の「こども宅食」がはじまっています。

文京区で生まれた「こども宅食」が着実に全国に広がっています。

ぜひ、皆さんも、ふるさと納税という形で、こども宅食をつくる仲間になってください。

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書いた人:菊川恵


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