• Home
  • News
  • アクション最前線
  • 【署名キャンペーン開始!】#この髪どうしてダメですか? 地毛の黒染め指導はやめてください

News

アクション最前線

2019/05/08

【署名キャンペーン開始!】#この髪どうしてダメですか? 地毛の黒染め指導はやめてください

     


フローレンスは本日5月8日からスタートした【#この髪どうしてダメですか? 地毛の黒染め指導はやめてください 署名キャンペーン】に賛同します。

署名はこちらから

「地毛証明書」ってご存知ですか?

生まれつきの茶色い髪や天然パーマなどを証明するために「地毛証明書」の提出を義務づける中学や高校が全国的に複数校あることがわかっています。
そして地毛証明書を出したにも関わらず、生まれつき茶色い地毛を黒く染めるように促された経験がある人は、13人に1人に及びます。

パンテーン「髪型校則に関する調査」より

2017年には大阪府で地毛を「黒染め指導」され不登校になってしまった女子生徒が、府を訴える事件がありました。学校は「金髪の外国人留学生でも規則通り黒く染めさせる」といった説明を行ったそうです。

こうした状況の中、2019年3月、SNS上で現役の中高生が次々と問題提起を行うムーブメントがおきました。

konokami2

それは、新学期の始まりをひかえる 2019 年 3 月 18 日(月)に、ヘアケアブランド「パンテーン」が学生の髪型校則をテーマにした「#この髪どうしてダメですか」キャンペーンを展開したことがきっかけでした。

「パンテーン」のキャンペーンは全国で瞬く間に広がり、Twitterにて約18万件の関連ツイート、Webムービーは約1000万回再生、さらには数多くのTVをはじめとした主要メディアで取り上げられ、現在、この問題を社会全体で考える機運が高まっていると考えられます。

本署名キャンペーンでは、特に「教育現場での地毛の黒染め指導問題」に焦点を当てて、学生や先生だけでなく社会全体で前向きな「対話」を通じて、この問題に取り組むことを目指します。

プロジェクト特設サイトURL:http://konokami.com

民間有志の大人もこうした教育現場のアクションを後押しし確実に行政に意思を伝えるサポートをするべきだと考え、本署名キャンペーンを立ち上げました。

集められた署名は、東京都知事および東京都教育委員会教育長に届け、「地毛の黒染め指導問題」がなくなることを後押ししていきたいと考えます。

署名はこちらから

konokomi3

子どもの人権を真ん中に。フローレンスのアクション

フローレンスは現在25の保育施設を運営し、約7000を超える家庭に訪問型保育を提供する事業者として、多様な個性とバックグラウンドを持つ子ども達と接しています。

障害児や外国籍の子ども達も含め、フローレンスの保育現場では互いの個性を尊重しあい、自分の考えや意思を表現する自由を認めあっています。こうした子ども達が、将来就学年齢になった時に、地毛を黒染め指導されるような学校教育現場であってほしくはないと思います。

社会的なムーブメントをきっかけに教育現場で前向きな対話が行われることを期待し、本キャンペーンに賛同しました。

39

また、フローレンスの運営する保育園にも外国籍の子ども達が増えており、園によっては半数以上の割合である保育現場もあります。

在留外国人の子ども達(0~18歳)は約40万人いるとされます(※)。およそ50人に1人の割合です。
※出典:在留外国人数「法務省在留外国人統計2018年6月」

いわゆるハーフ(ダブル)の子どもを含めると多様なバックグラウンドの子ども達は更に多いでしょう。こうした子どもにとっても、地毛証明の提出および黒染め指導は差別的な対応と言えます。

学生の皆さん、教員の皆さん、子育て中の親御さん、「地毛をわざわざ黒染めさせるのはおかしいのでは」と感じる全ての皆さん、ぜひご賛同をお願いします。

署名はこちらから

発起人

高校時代に地毛証明書を提出したにも関わらず、地毛の黒染め指導を経験した学生(現在大学生):U.O.

弁護士:瀧口 徹

教育経済学者・慶應義塾大学 総合政策学部教授:中室 牧子

ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事:小林 りん

認定NPO法人フローレンス代表・慶應大学特別招聘教授:駒崎 弘樹

プロジェクト賛同組織

<賛同企業>

株式会社アダストリア

パンテーン(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社)

<賛同団体>

株式会社キズキ/NPO法人キズキ

認定NPO法人フローレンス

注1)キャンペーンはP&G社のパンテーンから許可をいただき「#この髪どうしてダメですか」などの使用許可をいただいています
注2)当キャンペーンはネット署名の強みを活かし賛同人は後から追加されることがあります。また、応答的にページ構成や文言等、動的に改善していく場合があります。署名はいつでも取り消しが可能です。文言の変更はサイト内で随時お知らせします


フローレンスは、「新しいあたりまえ」をつくっていくソーシャルアクション団体として、これまでもさまざまな社会課題を皆さんに投げかけてきました。

【お願い】「全ての子ども達に学ぶ機会を!」給付型奨学金の創設を求める署名にご協力ください!
6人に1人の子どもが貧困状態になっている、という「こどもの貧困」問題。貧困に直面している子どもは、勉学にも高いハードルがあります。なぜなら、日本の奨学金は貸与型がほとんどで、実質的...

【お願い】「もう、一人も虐待で死なせたくない。」総力をあげた児童虐待対策を求めます!署名にご協力ください。
<なくそう!子どもの虐待プロジェクト2018>が発足しましたフローレンス駒崎弘樹らが発起人となり、子どもの虐待再発を防ぐ制度を創ることを、政府や東京都に求めるため6月14日よりch...

【記者会見開催】子育て世帯流入、50万人都市江東区に病児保育施設はたった2つ。「病児保育室フローレンス豊洲」赤字開設の背景
豊洲エリアに不可欠なインフラ、病児保育サービス江東区といえば、都内では杉並区や板橋区とならぶ規模で子育て層が多く居住するエリアです。特に高層マンションを擁する都市開発によって豊洲を...

新時代の「新しいあたりまえ」も、多くの皆さんが一人ひとり意見を持つことで生まれていくと私たちは考えます。

どんなささいな意見や感想であっても、たった1つのアクションであっても、社会を変化させていていく力になります。

ぜひ、本キャンペーンが多様性や自分らしく生きる権利について考えるきっかけになれば幸いです。署名でのアクションをお待ちしています!

署名はこちらから




フローレンスでは、社会問題や働き方など、これからもさまざまなコンテンツを発信していきます。
ぜひ、SNSもフォローしてください!
もしかしたら、SNSでしか見れない情報もあるかも!?気になるアイコンをタップ!


  • twitter
  • instagram
  • LINE@
  • facebook
  • youtube