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アクション最前線

2021/05/14

企業×NPOの参加型アクション「プロボノ」で社会課題への取り組みを!デロイト トーマツ グループの、寄付だけじゃないCSR活動とは

     


近年注目を集める企業のCSR活動。企業が社会に対して責任を果たし、社会とともに成長、発展していくための重要な活動です

環境保全や地域課題への取り組みなど、CSR活動は企業によって多岐にわたります。そのため、これからCSR活動に力を入れていきたいと考えている企業ではいったい何から取り組んだらよいのかと悩むことも。

そこでご紹介したいのがデロイト トーマツ グループさんの取り組みです。国内最大級のビジネスプロフェッショナルグループである同社は、社会課題解消への取り組みを以前から積極的に行ってきました。

フローレンスへのサポートもそのひとつ。さまざまな支援をいただいており、2020年度は「プロボノ」と呼ばれる活動にも参加していただきました。

プロボノとは?

「プロボノ」という言葉はあまり耳慣れない方が多いかもしれません。プロボノ活動とはさまざまな分野の専門家が自らの知識やスキルを社会貢献のため、無償で提供するボランティア活動のことを指します。ここ数年ほどで認知度が高まり、多くの関心が寄せられるようになってきている活動です。

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2020年度にデロイト トーマツ グループさんにご参加いただいたプロボノの活動は2つです。いずれも専門的な立場から、これからのフローレンスの活動がよりスムーズに進められるようアドバイスをいただく機会となりました。

・バックオフィスへのコンサルティング

まずは社会課題解決に向けたDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するデロイトトーマツグループのプロボノメンバーからフローレンスのバックオフィスに対してコンサルティングを提供していただきました。

コロナ禍で日々状況が変わっていく中でこの先の財務状況を試算し、売上や収益の予測シミュレーションを行っていただいたおかげで、今後の影響範囲が想定できるようになりました。

毎回5名ほどメンバーとしてご参加いただき、こちらの想いを尊重しながらもプロボノだからと遠慮することなく、フラットな意見交換が行えたと感じています。

・「園長研修プロジェクト」推進のためのコンサルティング

つづいてプロボノとしてご参加いただいたのが「園長研修プロジェクト」の推進です。

そもそもこのプロジェクトはフローレンスが質の高い保育を実現するために独自開発してきた、園長研修のプログラムを外部へ広げようとする活動です。プログラム開発の背景には人手不足などを理由に一部の保育園や幼稚園の“ブラック企業化”が常態化してしまっている状況があり、保育業界全体をよりよくしていきたいという思いからスタートしました。

このプロジェクトにも推進メンバーとして、同社の方々にプロボノとして関わっていただきました。具体的には研修を他団体に提供するにあたって、社会的意義の定義づけや事業環境調査戦略立案、付帯サービスの提案などのコンサルティングです。

多くの園が抱える悩みを解決し、業界全体をさらに活性化させたいというフローレンスの思いに寄り添っていただきながら、ビジネスの観点からより実行力のあるプロジェクトへとパワーアップできたと感じています。

寄付の支援も

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デロイト トーマツ グループさんでは、社内で寄付を募って「新型コロナこども緊急支援プロジェクト」への寄付として1,810,000円を支援いただいています

このプロジェクトはコロナ禍において大きな影響を受けた医療的ケア児家庭や経済困窮家庭、ひとり親家庭へ緊急支援を届ける活動です。2020年4〜6月に支援を行い、届けた数はのべ12,000世帯にのぼります。同社からの寄付はプロジェクト運営資金として活用させていただきました。

その他、2020​​年11~12月に実施された一口3,000円のファンドレイジングキャンペーンの寄付先団体の1つとして選定されました。これは同社が行っている、メンバーそれぞれがいつでも場所を選ばず社会貢献活動に参加することを後押しする「Impact Every Day」という取り組みの一環で、「寄付月間」に連動して実施されました。いずれの寄付も、給与からの天引きによって社内メンバーから募ったものです。

今回この企画に参加していただいた方からは、以下のような声をいただいています。

・皆様を本当に尊敬しています。ありがとうございます。お体に気を付けて!

・いつも病児保育ではお世話になっております!いつもサポーターの方に手厚く見ていただき息子も嬉しそうです。これからもどうぞよろしくお願い致します。

・皆様の引き続きのご活躍を応援申し上げます。

・コロナ禍で非常に大変な時期かと思われますが、よろしくお願いいたします。

・ささやかですが応援の気持ちをお送りします。皆様の活動を尊敬しています。

・大変かと思いますが、心ばかりの寄付をさせていただきますので、なにかの足しにしていただければ幸いです。

・素晴らしい取り組みを応援しています。少しでも多くの方が穏やかな年末年始を迎えられますように。

多くのご寄付をいただいたうえ、このような支援の声もいただき、非常にありがたく感じています。

プロボノ担当者・金 辰泰さんからのコメント

今回の取り組みを受け、デロイト トーマツ グループからプロボノとして関わってくださったSocial Impactご担当の金 辰泰さんからは次のような言葉をいただきました。

パンデミックを受けNPOの経営そのものや育児の在り方自体、そして支え方も問われる中、改めてビジネスの観点から社会変革を捉え直す意義を検討を通じ再認識できました。

また社会課題に最前線で向き合い続けてきたフローレンスの皆様と検討を御一緒できたことで、真摯なリアリティが補完されたのと同時に社会実装に向かう推進力も担保できたことが、正に企業とNPOが連携する意義であり醍醐味だなと感じました。

微力ながらもたくさんの親子に笑顔が灯る支援の一助になったのであればと願うばかりですし、今後もフローレンスの皆様を応援する一員として貢献できればと思います。

デロイト トーマツ グループさんとのつながりは、フローレンスの駒崎代表が子どもにまつわる不条理な課題の解消に向けた調査の一環でご一緒したことがきっかけでした。その中で同社は我々が手がけるさまざまな支援事業に経営コンサルタントとして貢献できる余地があると感じ、今回プロボノとして活動していただくに至りました。

フローレンスとともに支援の輪に参加しよう

フローレンスだけでできる活動には限りがありますが、今回デロイト トーマツ グループさんとタッグを組んだように、社員のみなさんが企業とともに行うアクションや、企業の持つ価値や販路を活かした施策など、寄付をはじめとした様々な社会貢献活動でサポートしていただくことで、一団体だけではリーチできない課題へ取り組むことが可能となります

フローレンスはこれからも、寄付やプロボノ活動を通じて共に親子領域のあたらしいあたりまえを作ってくださる皆さんと共に、親子の笑顔をさまたげる社会課題を解決し、新たなセーフティネットを全国に広げていきます。



書いた人:みすみぞのいずみ


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