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アクション最前線

2021/10/25

みんなで学ぼう!保育現場における熱中症対策【7月保育塾】

  


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10月に入って、最近は寒い日が続いていますが、今年の夏は暑い日が続いていました。

夏を含めて気温が高い日に注意したいのが熱中症。

年々危険な暑さを記録する日が増えていますが、最近ではコロナ対策のためマスクを着用して外出することが増えましたよね。そのため熱中症のリスクがさらに高まっています。

保育現場では保育士自身の体調だけでなく、まだ自分自身で不調を把握するのが難しい子どもたちの体調も気にかける必要があります。

そこで7月の保育塾は「保育現場における熱中症対策」をテーマに開催しました。

保育塾とは、フローレンスの全ての現場スタッフに向けた自主参加型の研修です。現場スタッフの「知りたい!」「学びたい!」に応えられるように、毎回異なるテーマで研修を行っています。

講師に病児保育事業部の日下尚子さんをお迎えし、改めて熱中症について学ぶとともに、参加しているスタッフ同士でそれぞれが現場で工夫していることをシェアしました。

なぜ子どもは熱中症になりやすい?

熱中症とは「高温多湿な環境に身体が適応できずに起こる症状」の総称。“総称”なので、症状は軽症~重症まで様々な形で現れます。

年齢に関わらず重症だと死に至ることもある熱中症ですが、特に子どもが注意しなければならないのには理由があります。

・体温調節機能が未熟であるため
・自分で予防できないため
・身体が小さく環境の影響を受けやすいため
・身長が低く地面からの照り返しを強く受けるため

このような理由から、子どもは熱中症になりやすいと言われています。

熱中症対策と応急処置のポイント

「死に至ることもある」と聞くととても怖い病気のように感じてしまいますが、熱中症は正しい知識を身に着けて日頃から気をつけておくことで防ぐことができます

今回の講義では、対策について4つのポイントに分けてご紹介しました。

・水分補給
・暑さ指数
・涼しい服装や帽子の着用
・日陰の利用・室温調節

また対策だけでなく、もしものときの対応を把握しておくことも重要です。

講義では基本の応急処置に加え、熱中症の症状が見られても無理に水分補給をしない方がよいケースや、病院への受診を判断するタイミングについてもお伝えしました。

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(日下さんによる講義の様子)

日々の保育の中でも活用いただけるよう、フローレンスの訪問看護ステーション「ジャンヌ」所属スタッフ監修のもと、ボリュームたっぷりの資料を日下さんに作成いただきました。

病児保育や障害児保育など複数の保育現場があるフローレンスならではの研修が、所属事業部に関わらず受けられるのも保育塾の魅力です。

保育現場ではどんな工夫をしている?

熱中症とその対策についておさらいをした後は、グループに分かれて参加者自身が普段の保育でどのような対策を取っているかをシェア。
それぞれの現場ならではの工夫が聞かれました。

例えば、施設型の保育を行っているおうち保育園では、どこの園でも晴れていればお散歩に行くのが日課となっています。ですが、危険な暑さの日には、無理して外に行かないという選択もしているとのこと。

室温についてもスタッフ同士で声を掛け合い、こまめに確認しているという話がありました。

また障害児訪問保育アニーでは、お子さんひとりひとりに合った医療的ケアを行っています。

例えば、口から飲食ができない胃ろうのお子さんの場合は、看護師と相談して水分の注入量を調整しています。中には体温調節が難しいお子さんもおり、親御さんとも相談の上、エアコンの設定温度を下げ体温調節を行うケースも。

外出の際、車椅子やベビーカーの背中に保冷剤を入れるなどの工夫をしているスタッフもいました。

アニーと同様に訪問型の保育を行っているのが、病児保育です。

エアコンの温度も単純に適温にすれば良いわけではないのが病児保育の難しいところで、発熱の有無や喉の調子など、子どもの体調に合わせて調節しています。

また、水分補給に関連して “あるある” な困りごとも話題に。

「熱中症対策のために水分を取って欲しくても、子どもが嫌がって飲んでくれない」
「ついついこまめに勧めてしまい、余計に嫌がられることも」

そのような時は「横で大人が美味しそうに飲んでいると一緒に飲んでくれたりする」と、ちょっとしたテクニックも参加者同士でシェアされていました。

ジュースが好きな子には、ジュースと水を交互にあげて、水分摂取量を増やす工夫をしているというスタッフもいました。

現場によって保育のスタイルは異なりますが、どの現場でも保育環境と子どもの様子をしっかり観察し、周りと連携を取りながら保育を行っていることを改めて感じる時間となりました。

まとめ

熱中症は誰の身にも起こりうる身近な病気なので、夏場は意識的に水分補給を多めにするなど、気をつけて過ごしている人も多いかと思います。
一方で、防ぐことができる病気でありながら、毎年熱中症で倒れる人が絶えません。

今回参加してくださった方々からは「改めて熱中症について復習することができた」「日々の対策と意識を常に持つことが大切と感じた」といった声をいただき、いざというときのために定期的に対策や対応方法を確認することの重要性を私たちも再認識しました。

また、他の参加者からは「他事業部のスタッフの工夫を聞けてよかった」という声も。

フローレンスには複数の保育現場があり、沢山のスタッフがそれぞれの現場で活躍しています。普段は別の現場で働くスタッフが保育塾に集まり、共に学び、意見交換をしたり、共感し合える場となっていることが、運営スタッフとして非常に嬉しく思います。

これからも保育塾はフローレンススタッフが共に学び、高めあえる場として、充実した研修をお届けしてまいります。

フローレンスでは一緒に子どもたちを育む仲間を募集しています。

随時説明会を開催しておりますので、興味のある方はぜひご参加ください!



書いた人:清水 郁


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