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アクション最前線

2023/02/10

社内企画保育塾にてレゴジャパン株式会社とコラボ!「”遊びながら学ぶ”ワークショップとは?~ LEGOで子どもの探究心を広げよう!」

    


皆さん、こんにちは!

フローレンスのみんなで社会変革事業部にて法人寄付の担当をしている鶴見羽菜です。
2021年に新卒としてフローレンスに入社し、今年度は保育塾の運営を担当しています。

突然ですが、フローレンスの「保育塾」をご存知ですか?

保育塾はもともと、保育について学び続けよう!と、保育スタッフの学びの場として始まり、今では、フローレンスの全スタッフに向けた自主参加型の研修として活動しています。毎回異なるテーマをもとにサポーターをお呼びし、アクティブラーニングを通じて学びを深める機会の場を提供しています。

フローレンスは、「みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会」の実現を目指して活動を行っていますが、社会課題の変化とともに1つの枠にとどまらない多様な親子の課題に向き合う団体です。

そこで、「スタッフ一人ひとりが子どもを取り巻く環境について考え、話し合い、そこから日々の業務に還元できるような場にしていきたい。」という思いから、今年度の保育塾は「子どもにとってより良い環境を考える姿勢をもちながら、日々の業務に取り組むきっかけとなる場」として開催しています。

今回は、保育塾が始まって以来、初めて寄付企業と協働で行った「レゴジャパン株式会社(以下、レゴジャパン社)×保育塾」のコラボ企画について紹介します!

この企画の開催に至るまでの経緯や保育塾運営にかける思い、開催後の参加者の声など、具体的にお伝えしていきます!


遊びながら学ぶ!10月保育塾の取り組み

2022年10月21日に神保町オフィスにて、レゴジャパン社を特別ゲストとしてお招きし、「”遊びながら学ぶ”ワークショップとは?~ LEGOで子どもの探究心を広げよう!」というテーマのもと開催しました!

コロナ禍でオンラインでの開催が続いていましたが、約2年ぶりに対面形式で開催することができました。

また、社内のスタッフに閉じるのではなく、保育に携わる皆さんと学びを共有したいという想いから、初の試みとして、現役保育士の方や子どもと関わる何らかの現場で働いている方、保育を勉強中の方など誰でも参加できる「オープン保育塾」といった形式で実施しました。そして、当日はなんと合計30名以上の方に参加いただきました!

なぜ、レゴジャパン社とのコラボが決定したのか

フローレンスは、2019年よりレゴジャパン社と活動を開始しました。

レゴ®ブロックのプレゼントやフローレンスの活動に対する支援、こども宅食事業の利用者向けのワークショップ開催など多岐にわたる活動を共に行っていますが、保育塾でのコラボは今回が初めてになります。

これまでのレゴジャパン社との取り組みはこちらをご覧ください。

子どもの学びを止めないで!緊急支援でレゴ ブロック963セットを全国の子ども達に
デンマークに本社をもつ、レゴ グループの日本法人であるレゴジャパン株式会社(以下「レゴジャパン社」)から、新型コロナの影響で困っている方々を支援するために、フローレンスにレゴ ブロ...

そのきっかけは、保育塾運営が始動した2022年の春、社内で「レゴジャパン社と保育塾で何か一緒に取り組みをやってみるのはどうか」と声をかけられたことが始まりでした。

小さい頃からレゴ ブロックに親しんできた私にとってはありがたく、とてもワクワクするような話でした。

ただ一方で、前述の通り、今年度の保育塾は「子どもにとってより良い環境を考える姿勢をもちながら、日々の業務に取り組むきっかけとなる場」を目的としているイベントであるため、目的に沿った内容で学びを提供することができるのかと考えました。そのため、この企画を通じて参加者に何を伝えることができるのだろうか、運営メンバーで検討することにしました。

そこから、実際に保育現場で働くスタッフにヒアリングしてみると、「普段、保育園でレゴ ブロックで遊ぶ機会は多いが、ワンパターン化している。」「子どもがより遊びたいと思えるような掛け声ができたら。」という声があることを知りました。

そういった声を通じて、「レゴ ブロックで遊んだり、触れたことがある人はたくさんいる。一方で、実際にレゴ ブロックの幅広い遊び方やコミュニケーションの方法を学んだり、聞いたりしたことがある人は少ないのでは?」ということに気づきました。

気づいてからは、早く実現させたい!と思い、開催に向けて走り出したのです。

当日に至るまでの取り組み~当日の様子

当日までに、レゴジャパン社と何度か事前打ち合わせを実施しました。

その中で、レゴグループでは、Learning Through Play=(遊びを通じた学び)をビジョンとして掲げていて、LCE(Local Community Engagement)と呼ばれる地域貢献活動を大切にされていることを知りました。

LCEでは、「遊びを通じて学ぶ」というレゴグループの強みを活かし、子どもが重要なスキルを身に付けながら、そして楽しみながら、強く育つのをサポートする事を目的としています。また、レゴグループの全スタッフが遊びの伝道者として、所属するコミュニティ(地域)からより多くの子どもの可能性を広げ、子どもの生活に良い影響を与えることを目指しています

打ち合わせを通して、レゴジャパン社の皆さんが日々の業務だけでなく、子どもと直接触れ合う時間を大切にされているということを伺うことができました。そして、レゴグループの地域貢献活動は専任のスタッフがいるのではなく、有志で集って活動を行っているなど、皆さんが熱意や遊び心を持って子どもたちに関わっていることを知りました。

こうした素晴らしいレゴジャパン社の皆さんと一緒に活動が出来ることが大変うれしく、ありがたいことであると強く実感しました。

さらに、保育塾に参加した人たちがこの企画を通じた学び、保育塾の時間で学んだレゴ ブロックに関することを周囲に伝達していくことができれば、より良い影響がどんどん広がっていくのではないかと思いました。

それによって、フローレンスが目指す「親子の笑顔を妨げる社会課題を解決する」取り組みにとっても大きな意味をもたらすのではないかと考え、そうした様々な広がりや可能性がある今回の取り組みの重要性をさらに感じることが出来ました。

そうして何度か打ち合わせを重ね、満を持して迎えた当日は合計30名以上の方にご参加いただきました!

アイスブレイクでは、参加者の一人ひとりにレゴ ブロックを配布し、そのブロックで60秒以内にアヒルを作るというワークを行い、参加者が実際に遊びを体験。

また、6ブリックスコンセプトと呼ばれるレゴ ブロックを使って、3人1つのグループでロールプレイを行いました。3人それぞれが子ども役・大人役・フィードバックを行う役となって、実際の保育現場や子育ての場面に近い状況を作り、事前に伝えられたレゴ ブロックでの遊びを体験するワークで、レゴ ブロックで遊ぶことを通して、子どもへのコミュニケーションや遊びの引き出し方を体験するというものです。

さらに、レゴジャパン社としての日々の活動に関わる思いやLCEについても話していただき、参加者が終始笑顔で積極的にイベントに望まれていたのが印象的でした。そうした一人ひとりの表情を見ると本当に充実した時間になったのではないかと感じています。

参加者の声

当日の参加者からは、保育塾への温かい声をいただきました。一部をご紹介します。

もともとレゴ ブロックのヘビーユーザーでしたが、さらに魅力を知ることができて良かったです!

新しい遊び方(形を覚えて再現するゲーム)も家に帰ってさっそく子どもと楽しみました。

参加型の研修で楽しくスキルを身につけることができました。ブロックが多ければ多いほどよいと思っていましたが、6つのブロックでもこんなに多様な世界が広がるのだと驚きました。声かけのロールプレイングをするなかで、保育者や大人が子どもの世界観を狭めないこと、先入観を持ちすぎずにかかわることの大切さを学びました。ありがとうございました!

数個のブロックだけでイメージしたものを形にする難しさや面白さ、そのイメージを言語化して相手に伝えたり、他の人が作った作品を見て刺激を受けたり、作品を通して多くのコミュニケーションが取れることを学びました。保育の現場でも子ども達のイメージが広がるような声かけや、イメージの言語化を導く声かけの仕方などを心掛けていきたいと思いました。

レゴ製品はただ組み立てて終わりではなく、何故それを作ったのか、どうやって作ったのか、何にこだわりがあるのか等、お子さんが作成したものに対してオープンクエスチョンをするとにより、お子さんが自らの考えを言葉にし、それがより良い生き方につながっていくことを知った。

保育塾参加者、その後のインタビュー

また、保育塾に参加した医療的ケアシッターナンシー事業部のスタッフにその後についてお話を伺ってみました!

レゴ製品は元々好きでした。仕事とは別にレゴ ブロックに関する研修があるのは知っていたので、一度研修を受けてみたいと思っていたんです。そこで、今回コラボするというのを知って参加しました。
保育塾を通じて、そういう遊びがあるのか!とさまざま発見がありましたね。実際に訪問するご家庭ではレゴ ブロックを使っています。その中で、握力の弱いお子さんであったとしても互い違いに階段のようにくっつけたり、くっつけて外すだけでも遊びになったりします。さらに、このレゴ ブロックを使った動きは、単純な遊びだけにとどまらず指先のトレーニングにもなるんです。
あとは、レゴジャパンさんの会社の雰囲気もすごく良かったのが印象的で、参加して良かったです!

レゴ ブロックが子どもたちにとって、遊びの要素だけではなくトレーニングとしても活用出来ることを知り、大きな発見がありました。

また、この企画を通じて、実際に子どもたちと接する障害児保育の現場でレゴ ブロックを活用していることを聞くことができ非常に嬉しく感じました。このインタビューを通じて今回の企画は、自分たちが設定した保育塾の目的を達成したことを実感しています。

最後に

レゴジャパン社×保育塾とのコラボ企画を実施するにあたって、当初は本当に開催出来るのだろうかという状態からの始まりでした。しかし、最終的には、保育塾当日の参加者の表情やアンケートなどを通じてこの企画や保育塾としての目的を達成することができたと大いに実感し、充実感があります。

それだけでなく、フローレンスとしても、自団体だけでなく主催側・参加側に外部の方々にも参加してもらいインパクトを残せたという点で大きな意味のある取り組みであったと実感しています。

何よりも今回の取り組みに多大なるご協力・ご支援をいただいたレゴジャパン社の皆さんには心から感謝を申し上げます。このような素晴らしい取り組みを実施することが出来たのは、レゴジャパン社の皆さんのお力添えがあってこそです。

そして、ご支援くださる皆さんとともに、これからも「みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会」を目指していきます。

今回のみの寄付でフローレンスを応援する



書いた人:鶴見羽菜


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