心おどる体験と出会う場所「こども冒険バンク」とは?
フローレンスでは、こどもの体験格差という社会課題解決のため、企業から提供された「体験」を体験の機会が持ちづらい子育て家庭に届けるプラットフォーム事業「こども冒険バンク」を2024年8月1日より開始しました。
「こども冒険バンク」事業は、家庭の経済的状況などによって、文化鑑賞、スポーツ、習い事、旅行などの体験の機会が持ちづらい家庭に対し、プラットフォームを通じて、企業などから提供された様々な体験を無料で届ける新しい取り組みです。
さまざまな体験のなかから、お子さんの内発的な挑戦意欲や関心をもとに自由に体験を選び申し込みができる点が特長です。事業の企画や運営は、寄付者の皆さんのご寄付で進めていきます。
これまでに27社の体験提供企業と6,308枠の体験を提供しています。(2025年6月末時点)
- 本事業は、サントリーホールディングス株式会社が取り組む次世代エンパワメント活動「君は未知数」の協力のもと協働で開発し、フローレンスが運営を行っています。
あなたのご寄付で、
こどもたちにとっておきの
「体験」を届けませんか?
15,000円のご寄付で、2枠の体験の機会を提供できます。
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高所作業車での
空中散歩株式会社東配工提供 -
シルクスクリーン
印刷体験大日本印刷株式会社提供
- いただいたご寄付は、「フローレンスが行う特定非営利活動全般に対してのご寄付」としてお預かりし、活動を間接的に支えるための運営費等に使われます。
メディアからも注目されています
このプロジェクトの取り組みは、新聞、テレビ、ウェブメディアなど、これまでに40以上のメディアに取り上げていただいています。
株式会社朝日新聞社などが構成するウェルビーイングアクション実行委員会主催の
「ウェルビーイングアワード2025」モノ・サービス部門において、グランプリを受賞しました。
「こども冒険バンク」利用者の声
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「こんな世界があるんだねー!」と、泣き笑いしたこどもの笑顔が忘れられません。
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以前から、ミュージアムに行きたいと切望していましたが、家計が厳しいため費用の捻出に躊躇していました。
このような夢の様な機会をいただき、親子でワクワク楽しい夏休みの一日を過ごす事ができました。 -
笑うことすら忘れそうになっていた、こどもとわたしたち家族に楽しむことの大切さをプレゼントしてもらいました。
寄付者さんからの声
- こどもが笑顔で暮らせない国に未来はありません。こどもたちが生きる時代へ、さらに良い国にしてバトンを繋ぎたいです。 一人一人の力は小さくても結集して、大きな力にしていきましょう!
- 自分のこどもに色々経験を与えたいと思うだけでなく、他のお子さんたちにも何かしたいと思うようになりました。特に体験格差解消の取り組みに共感しました。今後も応援しています。
- 長い夏休みに寂しい思いをする子、給食がなくてひもじい思いをする子がいる点に着目したことに感動を受けました。常日頃、日本のこどもたちが貧困の犠牲になっていることに心を痛めています。
冒険パートナー企業・提供コンテンツ
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安藤スポーツ・食文化振興財団
- カップヌードルミュージアム見学
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小田急電鉄株式会社
- ロマンスカーミュージアム見学
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綜合警備保障株式会社
- キッザニア東京体験
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大日本印刷株式会社
- 市谷の杜 本と活字館体験
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株式会社探究学舎
- オンライン学び体験
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株式会社東配工
- 高所作業車の乗車体験
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東武レジャー企画株式会社
- 動物園招待
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東洋製罐グループホールディングス株式会社
- 容器文化ミュージアム見学・ワークショップ体験
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日本航空株式会社
- JAL工場・格納庫見学
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株式会社フォレストアドベンチャー
- 森の樹上アクティビティ体験
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森永製菓株式会社
- 森永エンゼルミュージアム MORIUM&鶴見工場見学
「こども冒険バンク」体験レポート!
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高所作業車での空中散歩(株式会社東配工さん提供)
架空配線工事や交通信号機工事で使用する高所作業車の乗車を体験。ヘルメットと安全ベルトを装着し、ゴンドラに載って空中散歩を行いました。
参加したお子さんの声 高所作業車で高いところに上がって不安定な所で修理したり、少し揺れたりするので大変な仕事だと思いました。珍しい体験ができて嬉しかった。
親御さんの声 帰り道でも お家に帰ってからも、こどもたちは大興奮で『学校のお友達にも電気のお話ししてあげるんだ』と言って、次の日から電気をまめに消して節電している様子でした。 -
木の上の大冒険(株式会社フォレストアドベンチャーさん提供)
専用の安全装備(ハーネス)を着用して、 自然の立木の上に作られた樹間のアクティビティを楽しみました。
参加したお子さんの声 普段できない木の上での冒険がすごく楽しかったです。最初は怖かったけど、だんだん慣れて思い切り遊べました。自然の中で体を動かせて、お母さんや弟とも一緒にたくさん笑えて楽しかったです。スタッフの人たちも優しく教えてくれたので安心して遊べました。また来たいです。
「こどもの看病をしたら
会社をクビになった」フローレンス設立ストーリー
こんにちは。認定NPO法人フローレンス
創業者の駒崎弘樹です。
フローレンスを立ち上げたきっかけは、大学生の頃。ベビーシッターをしていた母から聞いた、ある母子家庭の話でした。
その母親は、こどもが熱を出して保育園に行けず、会社を休んで看病をしていたのですが、なんとそれを理由に、会社をクビにされてしまったというのです。
こどもの病気で悩む親御さんとこどもを助けたい。そんな想いで立ち上げたのが、保育者が自宅に伺って病気のこどもを保育する、フローレンスの病児保育です。
日本初の訪問型・共済型病児保育
フローレンスを設立した2004年当時はまだ「病気のこどもは親が看るのがあたりまえ」という風潮がありました。しかしサービスをスタートさせると、予想を大きく上回る利用希望者からの声が届きました。病児保育はまさに子育て世代が待ち望んでいたものだったのです。
今では利用者の方も増え、対象エリアも1都3県まで拡大、大きな事故もゼロで、これまでに業界最多となる件数のお預かりを実施しています。2008年には「寄付によるひとり親支援プラン」をスタートし、病児保育を通してひとり親家庭が安心して働ける環境を提供し、就労、そして家計の安定を支援しています。
病児保育の影響は全国へ
徐々に拡大していったフローレンスの病児保育が注目され、2015年には訪問型病児保育を題材にしたドラマが放送されました。
また、今までは「病児保育」という言葉すらなかったところから、政治家の公約に「病児保育の充実」が入ったり、全国自治体で病児保育の予算化が行われたりするなど、病児保育の環境を全国的に充実させる仕組みができあがったのです。
半径5メートルの小さな取り組みから社会の「あたりまえ」を変えるフローレンスの活動は、皆さんの支援によって成り立っています。是非、これからも皆さんと共に様々な家族を救っていきたいと思っています。
創業者 駒崎弘樹プロフィール
1979年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、「地域の力によって病児保育問題を解決し、子育てと仕事を両立できる社会をつくりたい」と考え、2004年にNPO法人フローレンスを設立。
政策提言や担い手の育成を行うため、2012年、一般財団法人 日本病児保育協会、NPO法人 全国小規模保育協議会を設立、理事長に就任。2015年、全国医療的ケア児者支援協議会を設立、事務局長に。
公職としては、2010年より内閣府政策調査員、内閣府「新しい公共」専門調査会推進委員、内閣官房「社会保障改革に関する集中検討会議」委員などを歴任。
現在、厚生労働省「イクメンプロジェクト」推進委員会座長、内閣府「子ども・子育て会議」委員、東京都「子供・子育て会議」委員、横須賀市こども政策アドバイザーを務める。
著書に『政策起業家「普通のあなた」が社会のルールを変える方法』他多数。
一男一女の父であり、こどもの誕生時にはそれぞれ2か月の育児休暇を取得。
認定NPO法人フローレンスとは?
こどもたちのために、日本を変える。こどもの虐待や貧困問題、育児の孤立・孤独などこども・子育て領域の社会課題の解決を目指し、病児保育、保育園、障害児保育、こども宅食、赤ちゃん縁組などの数々の福祉・支援事業を運営するとともに、政策提言や文化醸成などの活動を行う国内最大規模の認定NPO法人です。
認定証明書
フローレンスは、児童福祉支援活動の分野において東京都で最も早く「認定」を受けた認定NPO法人のひとつです。
受賞歴
- 多胎児家庭専門の訪問サポートサービス「ふたご助っ人くじ」が 東京都女性活躍推進大賞特別賞を受賞(2023年)
- 第4回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞受賞(2024年)
- こども冒険バンクが「ウェルビーイングアワード」モノ・サービス部門でグランプリ受賞(2025年)
その他、受賞歴多数
メディア掲載
日本経済新聞、産経新聞、毎日新聞、朝日新聞など全国の大手新聞や、「NHKニュース」「news zero」「めざましテレビ」「NEWS23」などテレビのニュース、また各種WEBニュースなど、多くのメディアにフローレンスの取り組みを紹介いただきました。
フローレンスが取り組む
様々な社会活動と活動実績
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病児保育事業
病児保育件数
約140,000件病児保育問題
2005年に日本初の訪問型・共済型病児保育事業を開始。子育てと仕事の両立可能な社会を目指し、安心安全な病児保育を提供しています。
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病児保育事業
ひとり親支援人数
のべ1,914名ひとり親家庭の就労問題
低価格で利用できるひとり親支援プランを提供。これまで多くのひとり親家庭のこどもを保育し、親御さんの就労を支えています。
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障害児保育・支援事業
これまでにお預かりしたお子さん
のべ406名障害児保育・支援問題
預け先がなく家庭で育てるしかなく、社会からも孤立していた障害児に保育、療育、看護を提供。お子さんだけではなく障害児家族の支援も行います。
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赤ちゃん縁組事業
無料産院事業で
支援した親子
のべ19組 チャットボット
妊娠相談の利用者
のべ11,850件赤ちゃんの虐待死問題
予期しない妊娠に悩む女性の妊娠相談、妊婦が安心して出産できる環境を提供する「無料産院」、育ての親になりたい夫婦をサポートする特別養子縁組。より多くの赤ちゃんが温かい家庭で育つよう支援を行っています。
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こども宅食事業
食支援をした世帯
のべ165,000世帯
全国のこども宅食の広まり
265団体
全国 47都道府県孤育て問題
親子の“つらい”にそっと手をさしのべるアウトリーチ型の福祉モデルである「こども宅食」。食品の配達を通じて困りごとを抱える家庭とつながりを作り出します。
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みらいの保育園事業
東京・仙台で11施設を運営待機児童問題・孤育て問題
待機児童の解決モデルとして始まった小規模保育所。親子の困りごとを早期発見し、適切な支援に繋ぐ活動をしています。
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みんなで社会変革事業
国へ働きかけ政策として実現した提言
のべ21件政策化に向けたソーシャルアクション
通園バス「置き去り防止装置」設置義務化、こども誰でも通園制度など、親子にまつわる様々な課題に対し政策提言活動を実施。
フローレンスは、 あなたからの支援を必要としています。
毎月の寄付(マンスリーサポーター)
継続的な支援が、大きな支えとなっています。
月1,500円(1日あたり50円)からのマンスリーサポーター寄付は、クレジットカードでお申し込みいただけます。
企業・団体からの寄付をご検討中の方へ
企業・団体さまからの認定NPO法人へのご寄付は、税制上の優遇措置として、一般寄付金の損金算入限度額とは別枠で、特別損金算入限度額の範囲内で損金算入が認められています。
1,100社を超える企業・団体さまと寄付をはじめとした様々な支援・協働の実績があり、御社のご意向に合わせた寄付をご提案します。
詳しい資料もご用意しておりますので、「とりあえず資料がほしい!」というご担当者の方も、ぜひお気軽に以下「お問い合わせ」ボタンよりご連絡ください。
お問合せの際には、フォームの「2. ご検討いただいているご支援についてお伺いします」の項目に「体験格差解消に関するWebサイトからの問い合わせ」などとご記入ください。
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