フローレンスへのご寄付は寄付金控除の対象となります。

ひとり親世帯の貧困率は48.1%
多くのひとり親が
失職のリスクを抱えながら
子育てと仕事を両立しています。

母子世帯では、約8割の母親が就労しているにもかかわらず、約半数が年間所得額200万円未満です。

背景には、子どもをひとりで育てているので長時間働けないといった理由から、収入の不安定な非正規雇用で働くシングルマザーが多いという事情があります。
※ 厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果」

特に困るのが、子どもが体調を崩したとき。

ひとり親は子育ても仕事もすべて一人で抱えており、子どもが病気になったときは、仕事を休んで子どもを看病することになります。

しかし、仕事を休むことで収入が減ったり、職場で弱い立場に置かれてしまったり、場合によっては失職に繋がってしまうこともあります。

こうした課題を解決するため、フローレンスはひとり親家庭が低価格で病児保育を利用できる「寄付によるひとり親支援プラン」を開始。これまでにのべ1400名以上の親子に病児保育を提供してきました。

そして2022年9月、より多くのひとり親家庭に病児保育と安心を届けるため、利用条件を緩和します。

母子世帯の母の就業状況 パート・アルバイト等:43.8% 派遣社員:4.6% 正規の職員・従業員:44.2% その他:7.4% ※出典:厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果」

あやかさん(仮名)のエピソード

ひとり親になって以来、休むことなく働き続けてきました。
幼い娘と息子と私の3人暮らしです。

仕事を急に休むことがないよう、日頃から注意して暮らし、ひとり分の有休で自分と子ども2人の急病に対応するために、自分が病気の時は「這ってでも仕事に行けるなら行く」とギリギリのところで対応してきました。

恵まれていることに、私は現在正社員として仕事を得ることができていますが、 短時間で集中していくら成果を上げても、「子どもが熱をだしたから」と言って急に休めば、解雇に追いやられるリスクの高い環境にいます。

「子どもが病気になったとき、信頼できる方に面倒を見ていただける」このことが、どれほど私を、そして子どもたちを安心させてくれたことでしょう。

特にコロナウイルスが世界的に流行し登園自粛になったときは、フローレンスの保育士の皆さんに助けられました。

子どもの良き遊び相手になっていただき、狭いアパートでありながらも身体を存分に動かす遊びをその場で考えてくれ、子どものストレス発散に付き合っていただきました。
私自身も外出できずに家にこもって仕事、育児、家事をしなければならない時期だったので、保育士の方々に子育ての相談に乗って頂き心が軽くなりました

また、フローレンスから私たちひとり親の家庭に、クリスマスプレゼントを大きな段ボール箱にたくさんつめて送ってくださったこともありました。その際は子どもたちの喜ぶ顔を見ることができ、心細く不安だった日々に彩りを添えて頂きました。

さらにマスクが手に入りにくい時期には手作りマスクを送ってきてくださったこともあり、マスク一枚から皆さんの温かさに触れることができました。

このご支援を通じ、ひとり親という肩書ではありますが、決して「ひとり」ではなく、大勢の皆さんの支えがあったからこそ、何とか激動の数年間を乗り越えられたことに気づくことができました。

子どもたちも段々と風邪を引きにくくなり、私も段々と生活を立て直すことができてきました。
皆さんのご支援があって、ここまでやってこられました。
どん底だった日々に希望の光をありがとうございました。心から感謝しております。

※ 個人が特定されないよう、ひとり親支援プランの利用者さんから寄せられたいくつかのメッセージを基に作成したエピソードです。

より多くのひとり親家庭に、病児保育と安心を届けます

このたび、長年多くのひとり親家庭からいただいていたご要望を実現すべく、ひとり親支援プランをより使いやすく、より多くのご家庭にご利用いただけるよう、利用条件を緩和しました。

利用期間は2年から3年に延長し、入会時の年収上限も引き上げました。

より多くのご家庭に病児保育と安心を届けるため、引き続き皆さんからのご寄付での応援が欠かせません。

\フローレンスの取り組み/

フローレンスの
ひとり親家庭支援

様々な活動を通して、
孤立しがちなひとり親家庭に寄り添う支援を行っています。

2017年〜
こども宅食

経済的な困窮など、様々な困りごとを抱える子育て家庭が孤立しないよう、定期的に食品を届けています。
配送時やオンラインでのコミュニケーションを通じて継続的な繋がりを保ち、困りごとがあった時には必要な支援先に繋げています。

2020年〜
新型コロナこども緊急支援プロジェクト

コロナ禍の緊急支援として、ひとり親家庭へ食品・日用品支援や相談支援を実施。また、お子さんの臨時休校・休園対策として健康児の無料保育等を提供しました。
2022年1月には、支援が極端に不足する離婚成立前の実質ひとり親家庭へお米の配送を行っています。

2021年〜
デジタルソーシャルワーク

食品の無料宅配支援などをきっかけに、SNSでの情報提供・相談支援により必要な支援につないでいくデジタルソーシャルワーク事業を開始。社会福祉士などの有資格者がご家庭からの相談にオンラインで対応し、継続的に寄り添いながら、さらなるサポートを届ける「アウトリーチ」型の支援を推進しています。

1日50円からのご寄付で、
多くの親子を救えます。

フローレンスは、ひとり親家庭を支援するために、あなたからの支援を必要としています。

フローレンスへのご寄付は寄付金控除の対象となります。

あなたのご寄付でできること

ひとり親、待機児童問題、障害児保育・支援問題、貧困、虐待…
私たちは子育てに関わる諸問題に取り組み続けています。

例えば3,000のご寄付で

予期せぬ妊娠で困った女性1人の相談対応を行うことができます

例えば8,400のご寄付で

ひとり親家庭1世帯に病児保育を1ヶ月提供することが出来ます

例えば10,000のご寄付で

5世帯にお米5kg程度(※)のお届けと、それをきっかけとした “つながる活動” を行うことができます。
※状況に応じてお送りする内容は食品・日用品・金券等から選択しています。

支援を受けた方からの
メッセージ

メッセージ1

ひとり親になって1年が過ぎて、大変さが身にしみているところです。
年収が少ないうえに、子どももまだ小さいので熱を出すことも多くありますが、くじけそうなときにひとり親プランを利用させていただき大変助かっています。
今回、延長できることがとてもありがたく、これからも安心して仕事ができます。ありがとうございます。

メッセージ2

今年から看護専門学校の一年生になりました。
まだ子どもが幼いために体調を崩すことがたびたびありましたが、フローレンスに病児保育をお願いできたことによって単位を落とす事なく一学期を終えることができました。三年間で国家試験に合格し看護師になるという夢に向かって勉強していきます。
支援して頂いている寄付者の皆さんに感謝申し上げます。

メッセージ3

未婚で子どもを産んで育てています。
保育園や地域のみなさん、友人、遠方の家族に支えていただいていますが、自分から助けを求めることはなかなか出来ません。
専門職で手に職があるのはよかったのですが、代わりがきかないので休めないときがあります。
病児保育は利用料が高いので諦めて、不安を抱えたまま仕事をしていましたが、ひとり親プランを利用出来ることができて大変ありがたく思っています。

フローレンスは、
あなたからの支援を必要としています。

毎月の寄付
(マンスリーサポーター)

継続的な支援が、大きな支えとなっています。月1,500円(1日あたり50円)からのマンスリーサポーター寄付は、クレジットカードでお申し込みいただけます。

今回のみの寄付

小さなことの積み重ねが未来をつくります。
クレジットカードはもちろん、AmazonPay、銀行振込でのご寄付を受け付けております。

フローレンスは、「いろんな家族の笑顔があふれる社会」の実現を目指し、赤ちゃんの虐待死、子どもの貧困、障害児支援、病児保育、孤育てなどの社会課題の解決に事業と政策提言で取り組む、国内最大規模の認定NPO法人です。
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