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2017/07/27

フローレンスが挑戦する新しい保育?!「考える」を大切にする「みんなのみらいをつくる保育園」とは?

 


無題

こんにちは!4月にフローレンスに入社した毛利です。

フローレンスでは2017年の4月に、認可保育園「みんなのみらいをつくる保育園東雲」を開園しました。10月には渋谷区初台にも開園予定です。

まだ開園して間もない「みんなのみらいをつくる保育園」。
実は、これからの社会を生きるうえで、子どもたちにとってどんなことが必要なのか、フローレンスでじっくり話し合った結果、うまれた保育園なんです。

これからの社会を生きるうえで必要なことって?
子どものどんな力を伸ばしていきたいの?
新しい保育ってどういう保育なの?

みなさんの疑問を、実際に東雲園に保育実習に行ってきた私がご紹介します!

子どもたちが生きる社会って?~開園のきっかけ~

突然ですが、20年後の社会って想像したことはありますか?

実は、今の子どもたちのうち66%は、今ない仕事につくだろうと言われています。確かに20年前は、プログラマーやSE、YouTuberといった職業も、GoogleやFacebookといった大企業も存在しませんでしたよね。

現在ある仕事は、20年後には人工知能やロボットに取って代わられるかもしれません。単純作業から簡単な接客業務、高度なデータ分析まで、機械の方が効率良く、ミスなく働くことができるからです。

これからを生きるわたしたちには、目の前の状況を解決する問題解決能力や、0から1をつくるクリエイティブな発想、人々の心を引きつけるコミュニケーションスキルなど、機械が対抗できないチカラが求められると言われています。

また、近年、人やモノ、情報がボーダレスになり、国境を越えた移動もますます簡単になりました。

これからの世界を生きる子どもたちは、国籍にとらわれず、多様な価値観を持つ仲間とコミュニケーションを取りながら生活する必要がありそうです。

誰も体験したことがない、誰も想像できない社会。

こんな未来を力強く生きていくために、今の子どもたちに必要なチカラって何なんでしょうか。

みんなのみらいをつくる保育園では、これからの未来を担う子どもたちにどんな風に育ってほしいかスタッフ同士でアイデアを出し合い、以下のような保育目標を立てました。

・「好奇心」「冒険心」のある自分らしい子ども
・他者を思いやることのできる子ども
・自分で考え、表現し、そして行動できる子ども 

実習に行ってきた私は、これを簡潔に言うと、

「子ども自身が主体的に考え、周囲を思いやりながら行動する力」のある子ども

のことだと思いました。

ケンカへの介入が独特!「考える力」を引き出す保育

でも、考える力ってどういうこと?思いやりながら行動するって?

その答えは、日々起こる子どもたちのケンカの中にありました。

みんつく

実習中、こんなことがありました。

Aちゃんが遊んでいたおもちゃをBちゃんが取ってしまいました。泣き出すAちゃん。

みなさんならどうしますか?

Aちゃんにおもちゃを奪うのは悪いことだと伝え、返すよう促す?
時間を決め、交代で使う?最後は仲直りのための握手をする?

みんなのみらいをつくる保育園では、先生が仲裁するのではなく、子どもたち自身で解決策を見つけるよう促します。

なぜBちゃんはおもちゃを取ったのか。なぜAちゃんは泣いているのか。自分の気持ちを伝え合い、相手の気持ちを理解するなかで、お互いが納得できる方法を探し出すのです。

ときには周りにいた子も話し合いに加わります。

「泣いてるだけじゃなくて、きちんと気持ちを言うと伝わるんだよ」という子もいれば、「優しい言葉で伝えるんだよ」と伝える子ども、泣いてる子のそばでよしよしと慰める子ども……。

大人が決めた正解を教えるのではなく、みんなが納得できる方法を、子どもたち自身が考える。

「自分で考え、伝える」「みんなの意見を聞く、考える」を繰り返しながら、子どもたち自身で「考え」、共に「解決する」力を身につけるのが狙いです。

でもこれってすごく時間がかかるし難しいんです。答えがでないこともしばしば……。

そんなときでも先生たちは、

「AちゃんはBちゃんと遊びたい。BちゃんはCちゃんと遊びたい。どうしたらみんな楽しく遊べるかな?」

と、互いに納得のいく答えをみつけるために、子どもたち自身の「考え」を引き出す声掛けを続けます。

先生が教える・諭すのではなく、一個人として子どもと対等に向き合うからこそ、大人と子どもが信頼し合える関係ができているのだと感じました。

気持ちを伝え合おう!「感情カード」と「サークルタイム」

みんなのみらいをつくる保育園には、他にも子どもたち同士が自分のこと、相手のことを知り、考える機会がたくさんあります。

その1つが感情カード。

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子どもたちは登園時に、様々な感情が描かれたカードから、その日の自分の気持ちを選びます。

ペタペタとカードを貼る子どもたち。「どうして怒ってる気持ちなの?」「〇〇ちゃんわたしとおんなじだね」「ねえねえ、先生の気持ちは?」と、様々な会話がうまれます。

感情カードを通して、子どもたちは自分の感情を尊重すること、尊重されることを知ります。そして、自分と他の子の感情が違うことを知ります。

実習中、ある子どもが、「〇〇ちゃん、今日は悲しいんだって。優しくしてあげたほうがいいかな?」と話してくれました。「感情が違う」と知ることが、相手を思いやる気持ちにつながっているんですね。

そして「サークルタイム」。

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これは、みんなで輪になり、お互いの顔を見ながら話し、考え、意見を言う時間です。

みんなのみらいをつくる保育園では、みんなの今日の予定、明日の予定、その年の予定、子どもたちがやりたいことを子どもたちが主体となって決めていきます。

人数が多いほど、意見をまとめるのは大変ですよね。

サークルタイムを通して、子どもたちは自分と他人の考えが違うことを知ります。そして、その違いを肯定的に捉え、自分たちがどうしていきたいか、子どもたち同士で一緒に考えていくのです。

私が参加した際は、「新しいおもちゃでどんなふうに遊びたいか」といった内容でした。

みんなの前だと恥ずかしがってうまく話せない子。どんどん前に出て話したい子。いろんな子どもがいますが、みんな集中して相手の声に耳を傾けていました。

今後は、どこにお散歩に行きたいか、運動会でどんなことをしたいかなど、より多様なテーマを扱っていく予定だそうです!

みんつく

大切なのは思いやりをもって「考える」こと

いかがでしたか?

子どもたちと関わる中で、私自身も自分の子ども時代を振り返りました。そして、全然仲直りできてないのに「仲直りの握手」をするのは嫌だったなあと思い出しました。

先生が良いというなら我慢しなくちゃと思ったり…でもお互いに納得できてないと、相手とも、先生ともなんとなく距離ができてしまうんですよね。

子どもなら忘れることができても、成長するにつれてそれも難しくなりすれ違ってしまったり…

みんなのみらいをつくる保育園では、子どもたちひとりひとりの気持ちに向き合いながら、相手にとって、自分にとって納得のいく方法を、みんなで考えていきます。

これからの社会において、互いの気持ちと向き合いながら、考え、行動する子どもたちの姿は、私たち大人にとっても学ぶべきところが多そうです。

20年後、子どもたちはどんな大人になるんだろう?

フローレンスは、これからも子どもたちの未来を真剣に考えます。


「みんなのみらいをつくる保育園」についてもっと知りたい方は、ぜひこちらの園情報サイトをご覧下さい。

http://minnanomirai-hoikuen.jp/

また、開園に先立ち、代表駒崎と保育スタッフが「みんなのみらいと保育」について話し合いました。現場の保育士が今何を求められていて、どう取り組んでいるのかよく分かる内容となっているので、こちらも合わせてご覧ください!

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書いた人:毛利紗耶子