フローレンスの
とりくみ

フローレンスが解決する日本の課題

「新しいあたりまえ」
をつくる
3つの未来創造アプローチ

「事業をつくる」「しくみを変える」「文化を生み出す」の3つのアプローチを組み合わせることで、
心躍る未来をつくる「新しいあたりまえ」を生み出します。

事業をつくる
しくみを変える
文化を生み出す

とりくみ

01

こどもの貧困と
虐待のない日本

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こどもの貧困と
虐待のない日本

「こどもの貧困」や「児童虐待」なんていう言葉は、死語にします。日本の歴史上、常に人々を苦しめていた「飢饉」が、今や死語なように。そして、こどものウェルビーイングが世界一高い日本をつくります。

赤ちゃん遺棄・虐待のない社会を目指す「赤ちゃん縁組」

日本では、2週間に1人の赤ちゃんが虐待や遺棄で命を落とす痛ましい現状があります。その背景には予期せぬ妊娠があります。フローレンスではやむを得ず赤ちゃんを育てられないとなった場合に対応できるよう、「特別養子縁組」をあっせんする事業に取り組んでいます。赤ちゃんの遺棄・虐待死ゼロを目指して活動を続けています。

出前型の食支援を通じて家庭を見守る「こども宅食」

経済的事情、病気、障害などさまざまな困りごとを抱えたご家庭に、食支援を通じて出向き、ご家庭と支援者の継続的な接点を持つ「こども宅食」。日本全国に広がる「こども宅食応援団」が加盟団体が、中間支援団体として支援を行っています。

デジタル×対面の両輪で支援を続ける「ハイブリッドソーシャルワーク」

SNSを通じたデジタル相談支援で、困りごとを抱えた方と継続的な接点を持ちながら、必要に応じて対面支援や行政の支援につなげていくとりくみです。デジタル相談支援では、生成AIを組み合わせ24時間365日相談に対応できる体制を構築。「テクノロジー×福祉」で、新たな時代をつくります。

02

どんな親子も
孤立しない日本

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どんな親子も
孤立しない日本

ひとり親だって、こどもに障害があったって、どんな状況でも孤立しない社会。アフリカには「1人のこどもを育てるには村ひとつ必要だ」という言葉があります。そんな風に、みんなでわちゃわちゃ親子に関わる日本をつくります。

ひとり親を、社会の力でひとりにしない「ひとり親家庭支援」

2008年に寄付を原資として低料金で病児保育を提供する「寄付によるひとり親支援プラン」を開始。政策提言では、児童扶養手当の金額について、第2子以降の手当額の倍増を実現。また、法的に離婚が成立していなくても、公的支援の対象となるよう、「実質ひとり親」という概念を提唱し、しくみづくりを後押ししました。

障害児家庭を保育とケアで支える「障害児・医療的ケア児家庭支援」

2014年、日本初の障害児を専門に長時間保育する「障害児保育園ヘレン」を開設。訪問型の保育・看護などの支援も展開しています。2021年には多くの仲間とともに医療的ケア児のための法律「医療的ケア児支援法(医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律)」の成立にも貢献しました。近年はテクノロジーで医療的ケア児の自己表現を支える「インクルーシブ・テック」も推進しています。

人手が足りない多胎児育児を社会で支える「ひとり親家庭支援」

多胎児を育てる家庭は、1日のほとんどを育児に費やしているという課題を解決するために、多胎児家庭向け訪問サービス「ふたご助っ人くじ」を開始。また、双子用ベビーカーのまま路線バスに乗車できないという課題を受け、国や都、バス会社と交渉。2022年5月には都内全路線で「双子ベビーカーを折りたたまずに乗車」が解禁されました。

社会みんなで命に向き合う「にんしん相談・無料産院」

予期せぬ妊娠から赤ちゃん遺棄という流れを防ぐ「にんしん相談」は、予期せぬ妊娠をした女性が、相談員とともに解決策を見つけるための支援です。電話相談とLINEの匿名相談やAIチャットボットを併用し、いつでも相談が可能に。また、経済的に困窮した妊婦のために、寄付をもとに出産費用を負担する「無料産院」事業も行っています。

03

子育てが
しんどくない日本

03

子育てが
しんどくない日本

ワンオペ、マミートラック、経済負担。今は罰ゲームみたいに子育てが大変なこともあります。でも、わたしたちは子育てがちっともしんどくない、世界一楽しんで子育てができる日本をつくります。

こどもの発熱時も安心して働ける「訪問型病児保育」

発熱や体調不良を頻繁にくり返す幼いこども。仕事に穴を開ける心苦しさは、働く親たちを長い間悩ませてきました。そこで、こどもの発熱時に保育スタッフが自宅に駆けつけてお子さんを見守る「訪問型」の病児保育を事業化。利用料は月会費を会員が出し合う「共済型」にすることで、常時保育スタッフを確保するしくみをつくりました。

こどもと保護者、地域をつなぐ場づくり「みらいの保育園」

深刻な待機児童の課題解決のため、従来の「定員20人以上」という規定を取り払い、少人数保育の「おうち保育園」を実践。「小規模認可保育所」という新しい概念を生み出しました。またすべてのこどもが保育園に通えるように広めた「みんなの保育園」構想は、「こども誰でも通園制度」として国策化。まさに保育園の未来を生み出すとりくみです。

親子と女性の「つらい」にともに立ち向かう「こどもと女性のためのクリニック」

「小児科」は、子育て家庭を支えるプレイヤーであるにもかかわらず、「女性医師が子育てによって辞めていく」現実がありました。そこで子育て中の女性医師が時短で働ける小児科と病児保育室を開設。地域の親子だけでなく、働くスタッフも人生を大切にできることを目指しています。現在では女性のための心療内科・不登校外来も展開しています。

04

ルールと空気が
変わり続ける日本

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ルールと空気が
変わり続ける日本

かつては役に立った制度や常識も、やがては形骸化して人々を悩ませ、生きづらさを生み出します。だからわたしたちは、未来世代のために、常にルールや空気がアップデートされ続ける日本をつくります。

時代に合ったルールづくりと提案「政策立案・政策提言」

これまで支援事業に奔走する中で、現場にいるからこその課題、法律や補助事業の使いにくさを実感してきました。それらの解決のため、新しい事業モデルやしくみをつくり、社会に定着させるべく続けてきたのが政策立案・政策提言です。これまで関わってきたたくさんの提言は現在、国や自治体の法律や条例などに複数採用されています。

社会課題の見える化と価値観の提起「ソーシャルアクション」

「社会課題を見える化して、新しい価値観を提示する活動」を、フローレンスでは「ソーシャルアクション」と呼びます。男性育休問題における「イクメン」という社会記号のように、メディアやネット等に呼びかけ、社会記号を通して社会課題を広げます。そして同時に解決策・支援策を提示していくことで、新しい認識と価値観を創っていくのです。

変革を生み出す仲間をつくる「エコシステムづくり」

わたしたちの活動の原点は、声なき人々の声に応えられる社会をつくること。その社会に向けて必要なしくみや文化をつくることです。だからこそフローレンスは志をともにする仲間と手をつなぎ、未来をつくっていくエコシステム(生態系)を生み出しています。自らが得たノウハウを仲間たちに共有し、協働することで、変革を加速させています。

こんな心躍る未来を、
ともにつくりませんか?

活動を寄付で応援する

フローレンスの活動は、多くの方の寄付で支えられています。貧困、虐待、孤立などによって未来が閉ざされるこどもたちのために、あなたの寄付でできることがあります。その一歩が、希望あふれる社会につながります。

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