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フローレンスとは1分でわかるフローレンス

みんなでこどもたちを抱きしめる
そんなあたりまえを目指したい。

こどもたちのために、日本を変える

わたしたちは、社会でこどもを育むことを設立時から理念とし、日本のこども・子育て領域において全国に福祉・支援活動を広げながら社会課題の解決をおこなってきました。今、目の前にある課題の解決と共に、未来のこどもたちに手渡したい社会の創造を、皆さんと一緒に実行していきます。

障害児保育問題 赤ちゃん虐待死問題 病児保育問題 孤独な子育て問題 働き方問題 ひとり親問題 待機児童問題 ビジョン ミッション

社会問題とミッション、ビジョン

ビジョン・ミッション

社会問題を解決する理由

親だけが子育てする社会から、社会全体でそれを支え、共にこどもたちを育むことがあたりまえの社会を実現したい-。しかし子育てと仕事の両立の困難、こどもの貧困、虐待、孤独な子育て……社会問題は山積しています。そこで、わたしたちフローレンスは親子の笑顔をさまたげる社会問題への「小さな解」を事業として生み出し、自ら実践しながら政治や行政と共に制度として広げ、全国に広がることで多くの親子が救われるよう、社会問題解決のイノベーションを牽引していきます。

病児保育問題

こどもが37.5度以上の熱を出すと、保育園では預かってもらえません。働く親は仕事を休まざるを得ず、子育てと仕事の両立を阻む大きな壁となっています。

わたしたちは2005年より自宅訪問型の病児保育を開始。スタート当初の利用会員数はたったの38名。2022年度には病児保育件数は累計10万件以上と業界最多を更新。設立以来重大事故ゼロと「安全安心な病児保育」を強化、病児保育のパイオニアとして経産省他から各賞受賞、さらにはフローレンスがモデルになったマンガを原作にしたTVドラマ『37.5℃の涙』が放映されるまでに至りました。

今後も病児保育を「子育て家庭のあたりまえのインフラ」にすることで、子育てと仕事の両立が持続可能な社会を実現していきます。

フローレンスの訪問型病児保育 病児保育室フローレンス初台 病児保育室フローレンス豊洲

待機児童問題

こどもを預ける保育園が一つもない、仕事に復帰できない……。2000年代からしばらくの間、「待機児童問題」は深刻な状況が続いていました。

なぜなら、保育園が足りないのに増えなかったから。なぜなら、20人以上でなければ認可保育所ではなかったから。待機児童の8割は都市部に集中し、その地域には認可保育所を建てられる土地や施設はそうそう存在しませんでした。

そこで、わたしたちは発想の転換をします。都心の空き物件を活用し、0-2歳児を対象とした定員19人以下の保育園「おうち保育園」を2010年にスタート。この小さな挑戦が注目され、2012年「子ども・子育て支援法」にて「小規模認可保育所」が制度化、国策となったのです。

2009年時点では小規模認可保育所は1園も存在しませんでしたが、国策化により2015年で1,655園、2019年には4,915園へと激増しました。待機児童が過去最少となった2022年、フローレンスは新たな課題への取り組みとして、保育所にも幼稚園にも通っていない未就園児、いわゆる「無園児」の家庭の孤立化を解消する「みんなの保育園構想」を提言しました。この取り組みが後押しとなり、2023年からは「こども誰でも通園制度(仮称)」として制度化に向けた試行的事業がスタートしています。

おうち保育園 みんなのみらいをつくる保育園 全国小規模保育協議会

障害児保育問題

障害児の母親の常勤雇用率は非常に低いと言われています。障害のあるこどもの保育の受け入れ先が極度に不足しています。

きっかけは、あるお母さんの一通のメールでした。「医療的ケアの必要なこどもの預け先がなく、仕事を続けられない」という悲鳴。医療の進化により出産時に救える命が増え、比例して医療的ケアが必要な児童数も増加。しかし「保護者の就労を支える」ことを目的とした預かり先は日本では限りなくゼロだったのです。

そこで2014年、杉並区で日本初の医療的ケアの必要な子や重症心身障害児の長時間保育を実施する「障害児保育園ヘレン 」を開園。2015年には自宅でマンツーマン保育する「障害児訪問保育アニー」を、2019年には18歳までを対象とする訪問支援「医療的ケアシッター ナンシー」を提供開始。 ヘレン・アニーを利用した母親の常勤雇用率は88%と驚きの数値を記録し、利用者から「わたしを社会に戻してくれてありがとう」という言葉がいくつも届いています。

障害児保育園ヘレン 障害児訪問保育アニー 医療的ケアシッター ナンシー

インクルーシブひろば ベル 全国医療的ケア児者支援協議会

赤ちゃん虐待死問題

2週間に1人。今も、生まれたばかりの赤ちゃんが虐待によって命を落としています。

なぜ、赤ちゃんが命を落とさなければならないのでしょうか。一つは性犯罪被害などの望まない妊娠。さらに、貧困・社会的孤立などが重なり、負の連鎖はとどまることを知りません。

そこで、わたしたちはこの問題の解決策としての「赤ちゃん縁組」を2016年4月よりスタートしました。妊娠期に課題を抱える妊婦の相談を受け、出産と同時に、こどもを望む育ての親に託します。

現在、特別養子縁組をサポートする法律はありません。制度がないことで、助けられる赤ちゃんを救えていない状況を変えていきたい。そこでフローレンスは、事業によって目の前の赤ちゃんを助けながら、政策提言による制度づくりを行っていきます。2023年6月には、孤立し経済的に困窮する妊婦が安心して健診・出産できるよう支援する日本初の「無料産院」事業を開始しました。

フローレンスの赤ちゃん縁組 特別養子縁組・にんしん相談

ほかの「解決したい問題(事業内容)」寄付で応援しよう

仲間とともに社会問題を解決していく

親子の笑顔をさまたげる社会問題を解決する…
それは決して平坦な道のりではありません。例えて言うなら、凍てついた大海原をかき砕きながら進む、砕氷船。ひとりで立ち向かうには厳しすぎる航海です。
しかし、わたしたちは志を共にする仲間がいます。試行錯誤を厭わず、0から1を創造する、荒野を開拓する、道なき所に道を作ることを楽しめる仲間が必要です。
わたしたちは、同じ「志」を持つあなたを大歓迎します。

フローレンスに共感した仲間たちフローレンスで働く(採用情報)

会長 駒崎弘樹より

「こどもが熱を出して保育園に行けず、会社を休んで看病したら、クビになった」
ある1人の母親の話を、ベビーシッターだった自分の母から聞き、
訪問型病児保育事業の立ち上げを決意しました。

また、小規模保育園の成り立ちは、とある社員の待機児童問題が発端です。

障害児保育も、悩めるひとりの親の悲鳴がきっかけです。
困っている人々の顔を見るたびに、居ても立ってもいられず
どうにかしなければと強く思います。

みんなでこどもたちを抱きしめ、
子育てとともに何でも挑戦でき、
いろんな家族の笑顔があふれる社会が、
10年後には「あたりまえ」になるように。

わたしたちは走り続けます。
そして共に、そんな社会を創っていきましょう。

会長 駒崎弘樹より

受賞歴

創業から20年社会課題を解決し続け、ありがたくも数々の賞をいただきました。これからも新たな価値を創造するイノベーター集団として走り続けます。

  • フローレンスの「ふたご助っ人くじ」が「東京都女性活躍推進大賞」特別賞<地域部門>受賞(2023年)

    東京都より女性の活躍推進に取り組む企業や団体及び個人に送られる「東京都女性活躍推進大賞」特別賞を、フローレンスの多胎児家庭専用の訪問サポートサービス「ふたご助っ人くじ」が受賞。登録から支払いまでがLINEで解決するなど、忙しい多胎児家庭のことを考えた工夫が評価され、受賞につながりました。

  • 「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS 2023」PR部門でACCゴールドを受賞(2023年)

    一般社団法人ACCが主催する国内最大級のクリエイティブアワードに、「新語【無園児】による、孤独な子育ての社会課題周知と課題解決PR施策 #無園児を無縁児にしない」が受賞。親子の社会課題に対する独自の着眼点や、それを社会に周知し政策提言につなげた一連のPR施策を評価いただきました。

  • フローレンスの病児保育が第1回日本サービス大賞優秀賞(SPRING賞)受賞(2016年)

    様々なサービスを共通の尺度で評価し、優れたサービスを表彰する日本で初めての表彰制度「第1回日本サービス大賞」 でフローレンスの病児保育が優秀賞(SPRING賞)を受賞しました。日本最多の2万5千件以上の実績、10年間無事故運営の信頼感、100%対応など「女性が活躍できる社会環境の整備」に貢献している点を評価頂きました。

  • 日本経済新聞社「日経ソーシャルビジネスイニシアチブ大賞」受賞(2013年)

    ソーシャルビジネスを展開する組織・団体の中で、特に優れた事業や取組みを表彰する、日本経済新聞社主催「日経ソーシャルイニシアチブ大賞」の第一回大賞を受賞しました。 2004年からスタートした病児保育事業、待機児童問題を解消するため2010年に立ち上げたおうち保育園事業に「社会変革への意欲を感じる」と評価頂きました。

  • ニューズウイーク日本版 「日本を救う中小企業100」に選出(2011年)

    世界各地で活躍する社会起業家100名の中で、 日本からは6名がノミネートされ、そのうちの1名として、代表の駒崎が選出されました。革新的なビジネスモデルで、社会問題の解決に取り組む姿勢が評価されての受賞です。

  • Great Place to Work「働きがいのある会社」5年連続で20位以内にランクイン

    2016年は従業員100-999人部門で第13位と、多くの優良企業と並び、NPOであるフローレンスが5年連続でベストカンパニーにランクイン。 「社会を変える」という志を持ってフローレンスに集まった、様々なバックグラウンドを持つ仲間とともに、仕事に誇りとやりがいを持ちながら取組むことができる点が高く評価されました。

受賞歴・書籍・沿革

新しいあたりまえを、すべての親子に。