こんにちは!事務局スタッフの市倉です。
フローレンスでは、現場ですぐに役立つ保育スキルの研修のほかにも、さまざまな研修を計画し、スタッフに受講してもらっていますが、今回ご紹介するのは、「アンガーマネジメント研修」です。
“感情をコントロールする”アンガーマネジメント
みなさん、アンガーマネジメントという言葉は聞いたことはありますか?
アンガーマネジメントとは、
怒りという感情を理解し、コントロールすることで、人間関係や環境を良くしていくことを目標としアメリカで始まった心理教育のことです。
講師は、株式会社オズウェル(http://wwjpw.all-is-well.co./)本多優子様。
フローレンスの掲げる
「みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会」
というヴィジョンに強く共感してくださり、ご縁があって今回の研修の講師をしていただくこととなりました。
「自分の感情を理解する」とは?
対「人」で仕事をする場面が多いフローレンスのスタッフにとって、「怒り」を始めとした自分の中の感情をよく知り、コントロールする事は、人間関係の構築や環境を良くしていくための大きなちからとなります。
自分の感情が抑えきれず怒ってしまい、あとから後悔する・・・
そんな経験は誰でもあること。
研修は、本多先生ご自身のエピソードを織り交ぜながら、「怒りという感情自体は悪いことではない。その感情の出所を探り、理解することが大切」ということから始まります。
(全社会議での研修場面)
自分はどんな感情傾向なのかを客観視する
そして、実際にその感情をコントロールして上手に伝える方法や、怒りを生み出すものの正体を理解していきます。
自身の「怒り」タイプを知るワークでは、納得するスタッフもいれば、「自分ってこういう傾向なんだ・・」と意外な結果が出るスタッフも。自分の感情を知ることは、フローレンスが新しく挑戦する「みんなのみらいをつくる保育園」でもシチズンシップ保育の一環として取り入れられています。
(自分の感情傾向を学ぶワークの様子)
保育スキルだけでなくスタッフとしての成長を支えたい
すでに、この「アンガーマネジメント研修」は事務局スタッフ向け、障害児保育事業部のスタッフ全員が集まる全社会議、新卒スタッフ向け、と計3回実施しました。受講後のアンケートでは、
・自分を知る為だけの研修ではなく、今回のように他人の気持ちや感情を知る研修も面白いと思った。
・他人がどのような感情の動きによって怒るのかなどを知り、他人の気持ちを考えるヒントを得ることができた。もっと学びたいと思った。
と、自分の感情の傾向を客観的に知ることに加え、他者の感情の背景を考えるきっかけになったという内容のコメントが目立ちました。
日々、現場で対「人」、対「子ども」と接する保育スタッフ。
今回の研修は、毎日の仕事やプライベートで、自分の感情と上手に付き合い、人間関係の構築や環境改善に役立つことを期待して開催しました。
フローレンスには、「小規模保育」「障害児保育」「病児保育」とさまざまな保育職種があり、それぞれの現場で求められるスキルは違います。しかし、保育現場から一歩離れた目線で行う研修を実施することで、実務スキルの向上だけでなく「フローレンスのスタッフとして成長して欲しい」という願いを込めた研修も実施しています。
今後も、「実務スキル」と「フローレンススタッフとしての成長」の両輪で、学びの多い研修を実施していきたいと思います。
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