いつもフローレンスを応援してくださり、ありがとうございます。
フローレンスは、「親子の笑顔のために」という想いを共有した「RCF」「キッズドア」「村上財団」「日本ファンドレイジング協会」「文京区」と一緒に「こども宅食コンソーシアム」を組み、経済的に厳しい状況にある家庭の子どもたちに、無料で食品を届ける「こども宅食」を立ち上げます。
そして本日より、2,000万円を目標に、「ふるさと納税」制度を活用したクラウドファンディングに挑戦します。
「こども宅食」をはじめる理由
先日、子どもの貧困調査の結果が発表され、「7人に1人の子ども」が、いまだ貧困状態にあることがわかりました。特に、ひとり親家庭では「2人に1人」の子どもが貧困状態にあり、非常に厳しい状況です。
こうした家庭で暮らす子どもたちは、衣食住に加え、周りの友達が普通に体験していることが体験できない「文化的貧困」や、家族や友人とのつながりがなく孤立する「関係性の貧困」に陥りやすいとされています。
産まれた家庭によって、子どもの未来が狭まってしまうのです。
フローレンスでは過去に、「こども食堂」を運営し、支援を試みました。しかし、本当に支援を必要とするこども達になかなか来てもらえない、というもどかしさを経験しました。
子どもたちや、困っている家庭は、支援の手があることを知らない……。
そして、「生活に困っていることを隠したい」「自分からは助けを求めにくい」という心情もある……。
「待っているだけじゃダメだ。誰かが、何かの形で支援を届けにいかなければ。」
そう考え、「こども宅食」の構想をはじめました。
「こども宅食」の特徴
『親子の笑顔のために』
そんな想いの下、自治体、企業、NPO、財団など、立場の異なる仲間が集まりました。「こども宅食」では、互いの強みを出し合い、社会問題を解決していきます。
まずは、ふるさと納税で寄付を集め、文京区の「児童扶養手当」「就学援助」の対象の世帯に、食品を届けていきます。この「こども宅食」には、こんな特徴があります。
①届ける食品は、企業からの寄付や、「食品ロス」になる前の食品を活用します。
「こども宅食」では、パートナー企業からご寄付いただく食品、そして、「食品ロス」(売れ残りや期限を超えた食品など、本来食べられたはずの食品)になってしまう前の食品を集め、届けていきます。
②自治体や企業と連携し、自宅に直接食品を届けます。
文京区から、対象の世帯に直接案内を行い、利用希望者を募ります。忙しい保護者のためにLINEや電話など、紙を使わない手段で申し込みを行います。また、「経済的に苦しいことを知られたくない」という方のために、宅配便で食品をダイレクトに届けます。
③「こども宅食」で、子どもたちのための、新しいセーフティネットをつくります。
食品を届けた家庭と、配送時のスタッフとの会話や、申込時に使ったLINEでつながりをつくります。そのつながりを通じて、必要に応じて社会的資源(※)へと繋ぎ、貧困の連鎖を防ぎます。
(※例えば、塾へ行くことが出来ない受験生に、無料の学習支援の案内を行います。)
そして、この子ども宅食を、文京区から、全国に広げていきます。
あなたの力を貸して下さい!
最後に、お願いが2つあります。
1.「ふるさと納税」を使って、ご寄付をお願いいたします。
「こども宅食」は立ち上げ・運営費用を、全てご寄付でまかないます。今回、「ふるさと納税」制度を活用した、クラウドファンディングを行います。
返礼品(寄付の御礼)は用意せず、集まったご寄付は全て、子どもたちのために活用します。また、「ふるさと納税」は、自己負担額の2,000円を除いた全額が、所得税及び個人住民税から控除されます。つまり、ご自身の負担額は2,000円で、数万円~の寄付をしていただけます(※)。
※全額控除される寄附金額には、収入や家族構成等に応じて一定の上限があります。
2.多くの人に「子どもの貧困」問題を伝えてください。
日本の、「子どもの貧困」は、まだまだ社会に認知されていません。ぜひ、子どもたちや、ひとり親家庭などの苦しむ家族の声をSNSなどでシェアしてください。あなたのシェアが、子どもたちを救うきっかけにつながります。
まず今年度は、150世帯の子ども達に、食品を届けていきます。「こども宅食」に、皆さんの力をぜひ貸してください。あなたのご支援で、子どもたちを救うことができます。
ぜひ、皆様の温かいご支援をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。
▼子どもの貧困問題についてはこちらもご参考ください