こんにちは!フローレンスでインターンをしている高橋琴美です。
私は、埼玉県の大学に通う大学院生で、子ども達をより良く育む未来について、日々研究しています。
子ども達が進む未来がより明るいものになっていくためには、子ども達を取り巻く環境(家族、保育士、お友達…)が安心・安全で、豊かなものでなくてはならないですね。そんな環境を作っていくためには、どうしたら良いかな、ということを日々考えています!
そんな私は、もちろん子どもが大好きで、私自身も保育士資格を持ち、大規模の保育園で保育士をしていたこともありました。
そしてあるとき私は、保育士の友達にこう話していました。
『フローレンスの保育はスゴイ。』
『フローレンスの保育園はスゴいい。』
でも、そうすると、友達の保育士からはこう返されます。
うん。分かる。でも、どんなところが…??
その時に気づきました。
あれ、上手く答えられないや…。
ということで、その理由は会議室にあるんじゃない!現場にあるんだー!!をモットーに、早速現場へ潜入してきました!
今回はおうち保育園です。
フローレンスのおうち保育園は、小規模認可保育所という小さな保育園です。
小規模保育園は、0~2歳のお子さんを中心にお預かりします。待機児童問題の解決モデルとして、小さなスペースで開園できることが特徴です。
1つの保育園にいる子ども達は12名で、先生達はゆったりとした環境で丁寧な保育を行えます。
そんな小規模保育を行う、おうち保育園。
そこへ潜入してみると、そこには、フローレンスおうち保育園の「きゅん」が見えてきました。
それでは、その「きゅん」を、少しのぞき見してみましょう…!!
「子ども12人×先生4人の配置」で見えてくる、保育の『きゅん』…?
私がフローレンスの保育園で保育をしてみて、1番に感じたこと。
それは、子どもとの距離感が近い、ということ。
私が大規模の保育園で勤務していたときには、感じたことのない感覚でした。
でも、その感覚を感じられるのにはちゃんと理由がありました。
その理由を、おうち保育園・門前仲町園のまりさ先生にインタビューしてみました!
笑顔がとっても素敵でしっかり者の、まりさ先生です!
高橋:おうち保育園で実際に保育をしてみて、ここでは先生と子ども達との距離がとても近いなと感じました。
これは、以前私が大規模の保育園で勤務していた時には感じられなかった感覚で、何だか不思議に思います。
まりさ先生は、その謎を解き明かす鍵は何だと思いますか?
まりさ先生:私は、「子ども12人×先生4人の人数配置に込めた意味」だと思います。
この数字にはちゃんと意味があって、「子ども12人×先生4人の配置」ということは、「子ども3人×先生1人配置」になります。
つまり、先生1人で子ども3人を見ることになるのですが、この形をとると、先生は、自分の担当の子ども3人を全員守ることができます。
ここが最大のポイントです。
私は新卒だった3年前に、おうち保育園の入社説明会で、実際にフローレンスの保育園園長をしている先生からこのお話をお聞きしました。
私はこの「自分の担当の子ども3人を全員守ることができる」という人数配置の意味を聞いて、きゅんとしました。
もちろん、それは「子ども3人を全員守り続けてください」ということではありません。また、制度上の基準なので、小規模認可保育所であれば、他の保育園でもこの人数配置にしていると思います。
フローレンスのおうち保育園の素敵なところは、ただ「制度上の理由で」ということだけでなく、それに子ども達への愛情をプラスしているところです。
それくらいの近い距離感で保育をできる、自分のすぐ届く範囲に子ども達の心がある、という思いを込めてると、新卒の私へ伝えてくれました。
それを聞いて、私はきゅんとしました。幼稚園や大規模保育園の実習で思った「子ども1人1人をもっと深く見つめたい」ということが、ここなら実現できると思ったからです。
高橋:なるほど。フローレンスの「きゅん」とする保育には、そんな理由があったんですね。貴重なお話、ありがとうございます!
このような職員配置のしくみは、研究の観点から見ても、とても重要な点です。
現在、保育所での人員配置には様々な「基準」が設けられています。施設の規模を決める施設適用基準、認可を認める認可基準、施設を設置するための設置基準。どれにも保育室面積◯㎡、保育士有資格者◯人以上と、数字が当てられていますが、それは理論上、子ども達が安全に過ごせるよう当てられた数字です。
しかし、私達は「保育」をしています。保育は、子ども達への愛情を与えるものです。質素な数字だけでは現場の保育士たちはその意味を腹落ちさせづらいかもしれません。
そこで、フローレンスの保育は数に意味を持たせました。「子ども達1人1人を抱きしめることができる」という愛を込めた仕組みを作りました。それは日本の保育の将来を考えても、素敵なアクションです。
保育士さんたちの笑顔に、子どもたちの『きゅん』…?
私がフローレンスのホームページを見ていて思ったこと。
それは、子どもたちと保育士さんが幸せに抱きしめあっている姿が多いということです。
働いている保育士さん達の中には、こう思う保育士さんもいると思います。
私の(働いている)園では余裕がなくて、こんなハグなんてしてる暇もないよ。
そう思っている保育士さんは、自分がひねくれ者だなんて思わないでほしいです。きっと、今はそう思う保育士さんが多いと思います。
実際に私の働いていた園も、そうでした。毎日がバタバタで、子ども達を安心・安全にご家庭に返すので精一杯。その先のことなんて、考えられませんでした。
そんな中で働いてきた保育士さんたちは、こう思うでしょう。
保育士と子どもがハグしている場面、、本当にある…??
ありました。
おうち保育園での午後のお迎え待ちの時間。おうち保育園・保育士のあづさ先生は勤務時間が終わり、身支度を整えました。
すると……1歳の男の子があづさ先生に駆け寄り、ぎゅーーーっと、抱きつきました。
なんということでしょう…!!
私は感激しました。
思い返してみると、おうち保育園の子ども達は、みんな先生が大好きで、先生にハグを求めたり、スキンシップを求める場面が多く見られました。
その理由についても、まりさ先生に聞いてみました。
高橋:おうち保育園の子ども達は、先生達が大好きで、先生達へハグやスキンシップを求める姿が多く見られました。その理由は何でしょうか…?
まりさ先生:そうですね。フローレンスのおうち保育園では、「先生自身が楽しくなきゃ、子ども達も楽しくない!」をモットーに毎日保育しています。先生達が心から楽しそうにしている様子を見て、子ども達も楽しくなるんだと思います。
そんな風に、自分たちと一緒に楽しく遊んでくれる先生達が、子ども達は大好きなんだと思います。
高橋:なるほど!子ども達の笑顔は、先生達の笑顔から生まれていたんですね。ありがとうございます!
子ども達の「また来るね」に保育士が「きゅん」
1日の保育を終えて、子ども達がみんな帰った後、まりさ先生に聞いてみました。
高橋:おうち保育園の1日には、様々な「きゅん」ポイントがあるのだと分かりました。日々の保育の中で、他にも何か「きゅん」とするポイントはありますか?
まりさ先生:そうですね…。お父さんやお母さんがお迎えに来て、お帰りの時に、子ども達が「また来るね」と言ってくれます。これには、すごくきゅんとします。
子ども達はみんな、保育園に来るのが本当に大好きなようで、朝起きたときに「保育園行きたい」と言う子もいるようです。
そのような子ども達の姿を見ると、ここで保育をしていて良かったなぁと本当に思います。
高橋:それはとってもきゅんとしますね。子ども達が保育園を大好きな様子に、保護者の方々も安心するのではないかと思います。
まりさ先生:私もそう思います。子ども達が「保育園行きたい!」と言っている姿を見て、保護者の方々も安心して園に預けられるのだと思います。
高橋:そうですね。また、子ども達が「また来るね」と言ったら、先生達も「また来たい」と思います。そのような心のつながりやハートフルな毎日がある園は、とっても素敵だと思います。
貴重なお話、ありがとうございます!
男の子があづさ先生に抱きついたのは、2人に気持ちの余裕があったから。
そして、その2人の気持ちの余裕は、フローレンス・おうち保育園の「先生も幸せじゃなきゃ子どもも幸せじゃない!」のモットーが生み出しているものでした。
現場潜入レポ第1弾、いかがだったでしょうか?
フローレンス・おうち保育園の「きゅん」とするところが少しでも伝わったら嬉しいです。
フローレンスでは現在、保育士の方々の積極的なご応募をお待ちしております!