フローレンスでは、おうち保育園・みんなのみらいをつくる保育園・待機児童レスキュー隊・一時保育室カムパネルラなど、いわゆる保育園運営に属する事業でも、とてもバラエティ豊かな保育を行っています。
これらの保育園を運営する事業部の名前は、「みらいの保育園事業部」。これからの社会を担う子どもたちに、保育はどんなふうに関わり、支え、その可能性を花開かせていけるだろうか? 保育園の運営とともに、そんなことを考える事業部です。
先日、この「みらいの保育園事業部」全スタッフ合同で、全社会議を実施しました。今回はその様子をご紹介します。
毎年の恒例行事「全社会議」とは
全社会議とは、全園の保育スタッフと事務局のスタッフが今後の方向性を確認し、全体の一体感を高める場です。
当日はまず代表理事の駒崎から、これからみらいの保育園事業部が目指していくことについて説明がありました。
この1年がどのような1年だったのか、そしてこれから何を目指していくのかを、駒崎の話を聞きながら、参加したスタッフ全員でひとつひとつ共有しました。
私たちが目指している保育ってなんだろう
その後は、保育所保育指針をベースとした「こんな素敵な保育をしようよ!ワークショップ」が開催されました。
保育所保育指針は、全国の保育所の質の水準を守るために厚生労働省が定めた保育所の保育や運営のガイドラインです。
日本中の各保育所は、この指針を理解し、実践し、保育の質の向上を目指していくことを求められています。
保育所にとってとても重要な保育所保育指針ですが、平成29年3月には10年ぶりに改定されることが発表され、来る平成30年4月には新しい指針が適用されることになっています。
今回のワークショップは、新しい指針の適用を前に改定後の内容を理解すること、また、目指したい保育をこの機会に改めて言葉にしていくことが目的です。
各グループに分かれてワークショップはスタート。
「保育所保育指針にこんなふうに書かれているけれど、実際の保育に当てはめるとどういうこと?」と、保育所保育指針の内容を読み込みながらワークは進みました。
保育所保育指針が改定した今こそ、自分ごととして保育を見つめる
ワーク中には、各チームからこんな声が聞こえました。
「1人ひとりに合わせた保育って何?どう思ってる?」
「安全のために保育園ができることってなんだろう」
「保育所保育指針のここって、園の保育理念のここと結びついていそうだね」
「保護者の方や地域の方との信頼関係はどうやって築いていけるものなのかな?」
参加者1人ひとりが真剣に保育について考え、お互いの思っていること、感じていることを共有する時間となりました。
目指していきたい保育を言葉にし、話し合うことで、保育者自身が日頃行っている保育を見つめ直すきっかけとなったのではと思います。
ワークの最後にはグループごとに話し合ったことをまとめた模造紙を見て、お互いに話し合ったことを共有しました。
保育の営みをよりよいものにしていくためには、保育者自身が「こんな素敵な保育をしたい」という思いを試行錯誤しながら実現していくことが大切です。
保育所保育指針を読み直し、初心に立ち返るもよし。どんな未来にしていきたいか、言葉にしてみるのもよし。
まずは、保育のことについてそれぞれが語り合う時間が重要だと私たちは考えています。
今回の場だけにとどまらず、これからも一人ひとりが日頃の保育を見つめ直し、「素敵な保育」を目指して邁進していきたいと思います。
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