【文責:代表理事 駒崎弘樹】
先日、福武教育文化振興財団副理事長の福武純子様よりフローレンスへ大きなご支援を頂戴しました。
福武教育文化振興財団は、ベネッセコーポレーションの前身、福武書店を創業された、
福武哲彦氏が「岡山の教育・文化の進展のために役立ちたい」と昭和61年に設立されました。
哲彦氏を父に持つ福武純子様は、教育やより良い子育て環境を、と言う事に長い間ご関心を持ち続け、
幼児から大学生まで幅広い層に対して様々な形で支援をしてこられました。
その活動は、助成活動、外国人向けの日本語教師としての活動、
子供向けのファイナンス教育、などなど多岐に渡ります。
更に福武純子様は昨年、岡山大学鹿田キャンパスに大学と地域の交流拠点となる
「Junko Fukutake Hall」(通称:Jホール)の建設費用を寄付するなど、
教育界に多大に寄与してこられました。
そんな日本を代表する、教育界のフィランソロピストの福武様は、
昨年よりフローレンスのひとり親家庭支援の寄付会員に個人的になってくださっていました。
そして、存じ上げなかったのですが、私駒崎のTwitterのフォロワーにもなってくださっていて、
寄付が足らずに自腹で自団体に寄付をするという、
情けない有様もつぶさに見てくださっていたようです。
それが今回の、多大なるご寄付に繋がったとのことです。
嬉すぎて、経理からの振込確認を見た時に気絶しそうになりました。
(そして、Twitterで変なことは呟かないようにしよう、と心から誓いました)
今回のご寄付はフローレンス全体に頂いたものですが、
一部は日本初の障害児専門保育園ヘレンの開設費用として使用させていただく予定です。
障害児専門保育園ヘレンは福武様をはじめとした個人・法人の皆さま、
地域の方々のご支援・ご声援のおかげで、
そのオープンに向けて一つ一つ歩みを進めることができています。
しかしながら、予想外の改装費等でいまだ開設資金が不足しているのが現状です。
このヘレンはちっぽけな施設ですが、
障害児保育の歴史に残る偉大な一歩を刻む事業だと思っています。
政策的にはほとんど見向きもされてこなかった領域に、一筋の光を当て、
その必要性を大きく社会に対して叫んでいく事業です。
ヘレンをきっかけに、障害児であっても豊かな保育が必要で、
障害児家庭でも就労し続けられるんだ、という新たな「常識」を広げていきたいと思っています。
私たちは、寄付を単に頂いたお金だ、と考えていません。
これは投資です。
リターンは、お金ではなく、社会問題の解決です。
そして同時に、寄付は信頼の心そのものです。
期待と社会問題解決への願いが強く込められたお金です。
「心が乗っかっている」のです。
その心は裏切れません。必ずや、実りある成果を出し、心に報いたいと思っています。
心からの感謝を表しつつ、同時に「困っている人の支えになる」という確かな成果によってこそ、
寄付をしてくださった方に報いることができるのだと思います。
福武純子様、心よりお礼申しあげます。ありがとうございました。
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■障害児保育園ヘレンへの寄付お申込みフォーム
https://florence.or.jp/contact/bank-transfer/
■ご寄付お振込口座 (障害児保育園ヘレン専用口座)
三菱UFJ銀行 深川支店
普通 214555
特定非営利活動法人 フローレンス
※口座名義は「トクヒ)フローレンス」と表示されます。
※領収書の発行をご希望の方は併せて上記フォームよりご連絡ください。
■その他 障害児保育園ヘレン へのお問合せ
障害児保育事業部(障害児保育園ヘレン)宛
TEL:03-5275-1161
Mail:unique@florence.or.jp
■障害児保育園ヘレンWEBサイト:http://www.helen-hoiku.jp/
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