フローレンスでは、現在698名のサポート隊員さん(個人寄付会員)、法人寄付企業様のご支援を原資に、低所得のひとり親世帯への病児保育サポートを行う活動を行なっています。
今回は、寄付会員のH.A様の寄付に寄せるメッセージをご紹介します。
そもそも私が寄付という行為に興味を持ったのは、自分自身の出産がきっかけでした。
私には1歳の息子がいるのですが、出産前、自分の社会といえば会社と家族、それに仲の良い友人くらいでしたが、出産後は、区の健診や地元の小児科医、また、同じマンションに住んでいる方など、今まで自分が関わったことも無かった様々なコミュニティの方に本当にお世話になりました。
子育て経験を通して、私は、今まで私が思っていた社会よりもずっと広い概念で、「社会をもっとよくしたい」と強く思うようになりました。
漠然とですが、お世話になったお礼もしたいという思いもありました。
ただ、自分自身子育てと仕事で自由に使える時間が少ないため、ボランティアなどをする時間を取ることは難しい、そうであれば、せっかく職場復帰をしたことだし、自分が稼いだお金を寄付しようと思い立ったのです。
そこで、寄付先を考え始めた時に、講演に行ったことのある小室淑恵氏と共著のある駒崎様が代表をされているフローレンスのことを思い出しました。
早速、駒崎代表の他の著書を読み、「子育てと仕事、そして自己実現のすべてに、だれもが挑戦できるしなやかで躍動的な社会」というフローレンスのビジョンに強く共感し、是非とも寄付をしたいと思うようになりました。
母子家庭の平均年収は291万円。子どものいる全家庭の収入658万円と比べ、およそ2/5しかありません。さらに、母子家庭のおよそ半分が『預貯金額が「50万円未満」』と厳しい経済状況に置かれます。(平成25年 国民生活基礎調査)
相対的に、教育費への支出も低くなり、一般家庭の1/2と言われています。
残念ながら、親の経済状況により、子どもに十分な教育機会を与えられないという教育格差が、次世代への貧困に受け継がれやすくなっている現状が、今の社会にはあります。
H.A様のように思いを託してくださった方々とともに、ひとり親家庭の自立を支援し、子どもの貧困問題の解決に引き続き取り組んでまいります。
現在も、32家庭が支援を待っている状況です。
目の前のひとり親家庭を救うべく、皆さまのご支援・ご協力をお願い申し上げます。
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※フローレンスへのご寄付は、確定申告で寄付金の最大50%が返ってくる「税額控除」の対象です。