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子どもたちの間に健常と障害の壁はない。ある障害児への感謝を胸に走る、おうち保育園なかの大和園長 はっしー先生

子どもたちの間に健常と障害の壁はない。ある障害児への感謝を胸に走る、おうち保育園なかの大和園長 はっしー先生

フローレンスは東京マラソン2019チャリティの寄付先団体に選出されました。
7月2日に申込みが始まり、続々とチャリティランナーが決まっています。

そんな中、フローレンスの社員でも、「チャリティランナーとして障害児保育のために走りたい!」と手を挙げる人が現在約15名。
そんなフロレランナーから、今回はおうち保育園なかの大和の園長・はっしー先生をご紹介します。

橋本英気(はしもとえいき)

人材派遣会社と結婚相談所でのサラリーマン経験後、短大に入学し保育士資格取得。在学中よりフローレンスのおうち保育園でアルバイトをし、2015年卒業と同時にフローレンス入社。現在おうち保育園なかの大和で園長を勤める。


――はっしー先生、チャリティランナーへの立候補ありがとうございます。
サラリーマンから保育士へ転職ということですが、どういったきっかけでフローレンスの保育士になったんですか?

人材派遣の会社で仕事していた時に、パートタイム事業部の立ち上げに関わりました。お子さんのいるお母さんの短時間のパートタイムをマッチングする仕事です。

その時に、派遣先となる会社の人から「お母さんたちって、すぐ休むよね」と言われることがあったんです。その時に「病児保育問題」を知りました。

――お母さんたちのパートタイムはまさに病児保育問題に直面していますからね。

それで病児保育のことを調べてみて、駒崎代表のことを知りました。

「あ、もうこの問題の解決方法を具現化している人がいるんだな」と思うのと同時に、同じ江東区出身でシンパシーを感じたんです。

そこからフローレンスで働きたい、と思ったんですが、子ども関連の仕事をしたことがなかったのでまずは保育士の勉強をしよう、と短大に入学して保育士の資格を取得しました。

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――フローレンスで働くために大学に行ったんですか!嬉しいですね。フローレンスへの入社は大学卒業後なんですか?

じつはその前に、バイトから入ったんです。

在学中にNPOおしごとフォーラムがあったので、そこにフローレンスの話を聞きに行ったところ、バイトでおうち保育園の保育に入ることになりました。その後、卒業と同時に入社しました。

――経歴が濃いですね(笑)
今回フルマラソンへの挑戦となりますが、マラソンの経験はあるんですか?

中学・高校で陸上部で短距離はやっていたんですが、喘息持ちなので、長距離は敬遠していたんです。

――そうなんですか!それでも走ると決心してくれたんですね。

きっかけはいくつかあるんですけど、保護者の方にこの東京マラソンの話をした時に「はっしー先生は走らないんですか?」「はっしー先生が走るならチャリティしますよ」と言ってもらえたんです。そうやって信頼関係を築けている親御さんの期待に応えたいな、と思ったのがひとつ。

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もうひとつが、なかの大和園では、障害児訪問保育アニーのお子さんの交流保育を昨年から受け入れています。それまで僕が障害のある人と関わった経験って、小学校の特別学級にいた障害のある子くらいで、別の教室で過ごしていることもあって、「自分とは違う」と分けて思っているところがありました。

机上論としては健常と障害を分けてしまうのは大人の世界だけなんだ、と分かっていたけれど、実感として感じたことはなかったんです。

――分かります。私も子どもの頃住んでいた場所は、小学校には特別学級があって、すぐ近くに特別支援学校に盲学校にろう学校がある、という場所だったので、障害のある人は別の場所で過ごす、という感覚でした。

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それが交流保育を始めて、おうち保育園の子どもたちとアニーのRちゃんの様子を見て、考えさせられたんですよね。

Rちゃんの目に見えたわかりやすいコミュニケーションや、大きく感情を表す姿は見たことがありません。交流の活動中も、身体的に一緒に動くことができるわけじゃないです。

でも、朝の会で名前を呼んでいただけで、おうち保育園の子どもたちはすぐに名前を覚えたんですね。そうしたら、次からはRちゃんが登園してくると「Rちゃん!」と名前を呼んで声をかけるようになっていたんです。

――子どもにとっては本当に垣根がないんですよね。

そうなんです。0~2才の子どもたちは、自分と他の子が違う、と分けることはないんだ、というのを身をもって知りましたし、それが当たり前になると良いな、と思いました。

今回の東京マラソンで障害児保育のために走るのは、そういった考え方の変化をくれたRちゃんへの恩返しにもなるかな、と思ったのがきっかけです。

――交流保育をしているおうち保育園ならではですね。
親御さんからの期待を背に、Rちゃんへの感謝を胸にして走るはっしー先生、フルマラソンへの意気込みを教えてください!

普段から「やってみればなんとかなる」といろんなことに思っています。

長距離は、喘息を持っていることで敬遠していましたが、今回走ることで「意外とできるな」という実感を得たいです!……自信はないですけど(笑)

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――フローレンスのランニングコーチは、はっしー先生と同じく喘息持ちなので、同じ立場からのアドバイスももらえると思います。無理せず、頑張ってください!


東京マラソン2019チャリティは、2018年7月2日から東京マラソン2019チャリティ公式WEBサイトで受付がはじまりました。
チャリティは2019年3月31日まで続いています。

ぜひ、はっしー先生やチャリティーランナーたちを通じて、フローレンスの障害児保育を応援してください!

はっしー先生の応援はこちらから


認定NPO法人フローレンスは、東京マラソン2019チャリティ事業の寄付先団体です。
東京マラソン2019チャリティ公式ウェブサイトアドレス http://www.marathon.tokyo/charity/


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