フローレンスは、法人設立から10周年を迎えることができました!!
子どもの看病で仕事を休んで、職を失ってしまう・・・
そんな信じられないことが日本社会で起こっている。
今この瞬間にも困っている人を、なんとかして助けたい―
代表・駒崎が病児保育の問題に出遭い、ベンチャー企業の経営者から転じて、病児保育事業を立ち上げるべく始まったフローレンス。
事業モデルを創りながら、ビジネスコンテストなど活動資金集めに奔放し、ようやく構えたはじめての「オフィス」は、小児科の中に間借りしたスペースでした。
ビジョンに共鳴してくれる仲間がひとり、またひとりと集まり、様々な壁にぶつかりながらサービスを構築し、2005年、6人のこどもレスキュー隊員(病児保育スタッフと、学生インターンなどわずか5人の事務局スタッフで、日本初の訪問型・病児保育サービスを東京都江東区でスタートしました。
サービス開始前から、「始まったらすぐ入会したい」と連絡をくれた何人ものお母さん、
入会が殺到し、待ってもらった共働きのご夫婦、
小さな子どもを育てながら働く親御さんたちの「助けてほしい」という要請に
一人でも多く応えたいと、ただひた走る日々でした。
―あれから10年。
病児保育の利用家庭は3,800世帯にもなり、展開エリアも広がりました。
2008年からは、ひとり親家庭の支援を始め、今もたくさんの方の寄付によって支えられています。
2010年には、都心の待機児童問題を解決するため、空き家を使った「おうち保育園」を開園しました。
そして、今年に入ってからは、「障害児保育園ヘレン」を立ち上げ、95%の母親がフルタイムの仕事を諦めている現状の解決に向けた一歩を踏み出しました。
フローレンスの活動は、多くの人に支えられて、続けてくることができました。
そのおかげで、10年経ってようやくほんの少し体力をつけられた私たちは、今あらためて、大きな意味で恩返しし、一層社会に還元していくフェイズだと思っています。
置き去りにされてきた問題こそ、私たちがはじめの一歩を踏み出していこう ―
そんな思いを新たにしています。
フローレンスのビジョン
「子育てと仕事、そして自己実現のすべてに、誰もが挑戦できるしなやかで躍動的な社会」は、決して遠い未来ではありません。
次の10年、このビジョンの実現までの道のりを、
応援してくださる皆さんと共に全速力で駆け抜けていければと思っています。
これからもフローレンスをよろしくお願いします。
フローレンス スタッフ一同