フローレンスでは、この5月を「子どもの貧困・ひとり親問題」月間と称し、皆さんと一緒に子どもの貧困・ひとり親問題について考える機会にしたいと考えています。
第1回は「日本の子ども・ひとり親が置かれている非常に厳しい現状」を、第2回では、「「寄付による病児保育サポート」を受けているひとり親家庭の方からのメッセージ」をご紹介しました。
(見逃してしまった方はこちらから御覧ください)
第1回「子ども・ひとり親が置かれる苦しい現状」
https://florence.or.jp/news/2015/05/post1252.php
第2回「サポート受けるひとり親家庭の方からのメッセージ」
https://florence.or.jp/news/2015/05/post1258.php
そして、第3回となる今回は、ひとり親家庭への病児保育サポートを支えてくださっている「寄付者」の方からのメッセージをご紹介します。
寄付にこめた、それぞれの方の”想い”。
ぜひご覧ください。
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2児のワーキングマザーとして過ごしてきた11年間。
子どもが病気になり仕事を休むたびに、解雇や仕事の遅延への恐怖、100%子どもを気にかけてやれないことの罪悪感、夫婦とも実家が遠方のため頼ることができない状況へのいら立ち等、幾多の経験を致しました。
その為、フローレンスのサービスがより拡充していき、自分を含めて、子どもを持った親が安心して働いてお給料を頂き、安心して育児ができる社会が拡充していくことを心から願っております。
(Kさん・女性)
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私もシングルマザーです。
今でこそ生活も何とか安定しましたが、子どもが小さいときは職もなく、非正規雇用でお金もありませんでした。おまけに子供は持病持ち。子どもの病気が原因で仕事も解雇され泣いてばかりの日々でした。
だからこそ、今度は私からできることを支援したく、サポート隊員に応募してみました。
ひとり親の皆さんには、本当に踏ん張って、頑張ってほしいと切に願っております。
(Oさん・女性)
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社会人になってから、自分の収入の1%を目安に共感する活動に寄付をしようと決めています。
身の回りに一人親家庭が多く、なんらかの形で支援ができたらと思っていましたので、今回サポート隊として登録しました。
(Hさん・女性)
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私は共働きで2歳児をひとり育てていますが、子どもが熱を出したりすると父・母そろっていても、どちらかが仕事を休まざるを得ず大変です。
ひとり親となれば選択権はなく必然的に仕事を休まざるを得ません。
最近、子どもが1週間熱を出し、ちょうどフローレンスへの入会を考えていたタイミングでこの支援を知りました。
自分たちもフローレンスにお世話になると同時に、同サービスを利用したくでもできない人たちの助けになればと思い、入隊しました。
(Hさん・男性)
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・自身の子育て、育児と仕事の両立を経て「ひとり親家庭はもっと大変だ」とご寄付くださる方
・ご自身もシングルマザーでありながら、ご支援をくださる方
・「収入の1%」を寄付に、と独自の寄付ルールを定めている方
・身近にシングル家庭の方がいて、その大変さを知ってご寄付をくださる方
・フローレンスの病児保育入会と同時に「ひとり親にこそ病児保育が必要だ」とご寄付くださる方
ここでは紹介しきれませんでしたが、その他、多くの方が様々な想いを寄付に込め、我々に託してくださいます。
その想いが病児保育サポートに変わり、前回ご紹介したひとり親家庭の方の「安心感」・「心の支え」に繋がります。
現在フローレンスでは、278人のひとり親家庭の子どもを病児保育で支えています。878人の寄付会員さんが活動を支えてくださっていますが、寄付が足りず、現在も23家庭が支援を待っている状況です。
一日35円(月1050円〜)の寄付で、ひとり親家庭をサポートすることができます。皆さまのご支援・ご協力をお願い申し上げます。
■ひとり親家庭の子育てを支える『ひとり親家庭支援サポート隊員(寄付会員)』についてはこちら
https://florence.or.jp/social/support-single/
※フローレンスへのご寄付は、確定申告で寄付金の最大50%が返ってくる「寄付金控除」の対象です。