ドラマ化が発表された『37.5℃の涙』。フローレンスは原作漫画のモデルとなっています。
漫画やドラマとは違う、現実世界のフローレンスでは誰がどんな想いで「病児保育」に
携わっているのか。フローレンス版『37.5℃の涙』の裏側として、病児保育を支える保育スタッフ
<こどもレスキュー隊員>の池上真奈美隊員を紹介します。
<専業主婦歴10数年からのチャレンジ>
出産後は専業主婦生活をしていましたが、娘の高校進学を機にこの仕事を始めました。
テレビでフローレンスの病児保育の特集を見て、私がやりたいのはこれだ!とピンときました。
「お母さん友達」たちが仕事と育児の両立に苦労する様子を見ていましたし、お子さんが病気の時に
預かったりもしていました。ボランティアか仕事かその時は漠然としていましたが、働くお母さんを
助けることができたらとずっと思っていたのです。娘にも応募したら、と後押しされて。
結婚してから仕事をしたことが無かったので、ブランクが10数年。子育て経験はありますが
保育の仕事も初めてで採用されるのかしら、とドキドキしたことを覚えています。
<一回でもかかわったら、この絆は一生のもの>
このお仕事は、お子さんの”受け入れ力”がなければできないと感じています。子どもってすごい。
たくましいし、人を信じる力があります。
具合が悪くて、ママも行っちゃって、すごく不安だし、そこに知らないおばちゃんが来て。
そんな状況なのに、どのお子さんも必ずどこかのタイミングでなついてくれ、しまいには甘えて
ワガママを言ってくれるんです。
初めのころは、もしかしたら今日はお子さんに拒否されるかも、もしかしたら今日は、と思って
いましたが、子どもは必ず受け入れてくれる。今では必ずなついてくれると自信がつきましたし、
そういう意味ではお子さんに育てられているなと感じます。
このお仕事をして、小さな子の素直でピュアなところに日々接していると人間っていいな、
じゃないですけれど「人と人っていいな」と感じます。
初めて出会った人どうしがこんなに短時間で信頼関係をつくる。こんな体験ができる仕事は
他にはないと感じます。
保育中にお子さんが泣きながら「抱っこ」と手を伸ばしてくれると、一緒にうるってなるくらい
かわいいです。だから、一回でもかかわった子は何事もなく無事にすくすく育ってくれますように、
という思いが自然と出てくるようになりました。
<いつも新しいチャレンジをするフローレンス>
フローレンスを見ていると、本当に楽しいですよ。またこんな新しいことを始めるの!?と驚かされて
ばかり。でも一緒にそれを面白がれる人が集まっていると感じます。入ってみて、自分がやればやる
ほど、そして知れば知るほどここで働くことが面白くなると感じています。
私は週2日の働き方を選んでいますが、家事はお休みの日に一気に片づけて仕事の日は仕事に集中。
仕事と家事とメリハリがついてよいリズムが作れています。
<娘のために、よりよい未来に変えていくことが楽しみ>
娘は高校三年生になりました。彼女もいつか結婚して母親になるかもしれない。
その頃には、子どもの具合が悪い時には親が休める社会になっていればいいなと思います。
今は過渡期だと感じます。少しずつ変わっていっていますが、せめてフローレンスのような
病児保育を気軽に、普通に利用できるようになればと感じます。
一生懸命に学校で勉強して希望の仕事について、でも子どもが欲しくなると全力で働けなくなる。
それが現状です。だから、娘が成長した将来は、何かを泣く泣く諦めなくてもいい社会になって
ほしいと願います。若い人が子育てしながら働きやすくなれば、子どもをたくさん産もうかな、と
思えるかもしれないですよね。
そういう社会に変えていく仕事をしていること、そして変わった先の未来がとても楽しみです。
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子育て経験を活かして病児保育のお仕事にチャレンジしてみたい方、お話を聞いていただくだけでも構いません。ぜひお気軽に説明会にお越しください。
スタッフ一同、皆さんにお会いできるのを楽しみにお待ちしています。
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