「認定病児保育スペシャリスト」(2013年創設)の認定・運営を通じて、病児保育の質と認知度の向上を目指す、一般財団法人日本病児保育協会(東京都千代田区/理事長 駒崎弘樹)は、2015年5月下旬から6月上旬にかけて、小学校就学前の子どもを持つ共働きの父親・母親を対象に、アンケート調査を実施しました。
このアンケートから、共働きの父親・母親をとりまく職場環境の実態、突然子どもが病気になった時に家庭内ではどのように対応しているのか、病児保育に対する認知や利用状況・利用意向などが明らかになりました。
■働く母親にとって『子どもの病気』は依然として大きな悩み
子どもが病気にかかった時、家庭内での対応として最も多いのは、「母親が仕事を休む」(63%)です。対して、父親が仕事を休む割合は僅か7.8%と、働く母親に負担が偏っています。
また、半数を超える母親が、自分の負担が90%以上である(父親の負担は10%以下)と回答しています。母親の負担が100%(父親の負担は0%)という回答も2割ありました。
病児保育サービスの認知や今後の利用意向は、いずれも父親より母親の方が高く、母親の病児保育サービス利用意向は48%と半数近くに達しています。
実際に子どもの病気に対峙することの多い母親に、病児保育によるサポートが求められています。
また、別の設問では、 母親の68%が 「仕事を休むと職場に迷惑をかけると感じる」と回答しています。母親の68%というスコアは、2002年に実施されたワーキングマザーに関する調査(調査実施:マクロミル)における「子どもの病気で遅刻や欠勤をすることがあり、周囲に迷惑をかけてしまう」(72%)とほとんど変わらない水準です。
10年以上経過した現在も、ワーキングマザーにとって『子どもの病気』は依然として子育てと仕事を両立する上で大きな悩みといえます。
調査結果の詳細は日本病児保育協会のサイトをご覧ください。
http://sickchild-care.jp/press/8924/
■7/9〜放映開始! 病児保育を舞台にした連続ドラマ「37.5℃の涙」
共働き家庭が抱えている「病児保育」問題。
現状では、特に母親がこの問題に悩んでいることが、アンケート結果から読み取れます。
今、まさに必要とされており、注目が高まっている「病児保育」が、この夏、連続ドラマにとして放映されています!
「37.5℃の涙」
TBS系列 毎週木曜21:00から
主演 蓮佛美沙子
フローレンスは原作の「37.5℃の涙」(小学館Cheese!)のモデルとなっています。
私たちフローレンスは、病児保育を通して、親だけが子育てする社会から、
社会全体で支え、伴走し、共に子どもたちを育む社会を目指しています。
ぜひ、この機会にドラマ・原作をご覧いただければ幸いです。
★ドラマのサイトはこちらから。
★フローレンス版“37.5℃の涙”の裏側をご紹介する特設サイトはこちらから。
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広報チーム 担当:中村
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