インフルエンザ流行前に会社でワクチン接種をする事例はよくあること。
ところが、このたびフローレンスでは、なんと事業所で『ストップ風疹(ふうしん)』を合言葉に集団ワクチン接種を実施しました!!
(もちろん、会社負担の福利厚生の一環です!)
なぜ、風疹なのか・・・。
皆さんは、妊娠初期の女性が風疹に感染すると、生まれてくる赤ちゃんの心臓等に障害が起こる可能性があることをご存じですか?
妊娠初期に風疹にかかると、風疹ウイルスが胎児に感染し、出生児に先天性風疹症候群 CRS(※1)の障がいを引き起こすことが報告されています。
2012年から2013年にかけて流行した際、当時26才から34才の世代(1979年4月2日から1987年10月1日の間に生まれた人)は風疹の予防接種率が低く、免疫がない人が多いこともわかりました。
フローレンスにはその世代の女性スタッフが多数在籍します。社内での感染が拡大した場合、事業者として大きな損失が想定されます。また、こうした危機管理の側面だけではなく、フローレンスが行動を起こし、世の中に広く風疹ワクチン接種の効果を知ってもらうことで女性や子供を守る社会的責任を果たしたいと考えました。
皆さんも、今一度なぜ風疹ワクチンが大切なのか考えてみませんか?
(※1)厚生労働省:風疹の感染予防/普及/啓蒙活動より
CRSの3大症状は先天性心疾患、難聴、白内障のことを言います
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-ansenshou/rubella/vaccination/vaccine.html–
フローレンスの風疹との闘いは、以下の方々・作品からインスパイアされ、行っています。
この場で改めて感謝申し上げます。
・CRSでお子さんを亡くされた可児佳代さん
・ワクチンの専門家、ナビタスクリニックの久住先生
・NHKストップ風疹キャンペーンの皆さん
・傑作漫画「コウノドリ」
★この取り組みをNHKストップ風疹キャンペーンに取り上げていただきました。
http://www.nhk.or.jp/d-navi/fushin_news/20150703/index.html