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【制度紹介】ひとり親を応援!社員向けの「ひとり親手当」を創設しました

【執筆者:働き方革命事業部 市橋】

こんにちは、働き方革命事業部の市橋です
今回は12月より新しく導入した「ひとり親手当」について紹介させていただきます。

フローレンスは、在宅勤務制度や有給の看護休暇、介護休暇制度などが整っており、子育てをしながら働いているスタッフが多く、その中にはひとり親(シングルマザー、シングルファーザー)として働いている者も複数人います。

そこで、フローレンスでは、ひとり親として就労しているスタッフに毎月5,000円が手当として補助されるという制度を導入することにしました。

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制度創設の背景には、私たちの「ひとり親家庭の子育て問題」に対する課題意識があります。

■緊急時の預け先が少ない
例えば、ひとり親家庭では、急な仕事や、親自身が病気のときなど、急遽子どもを預けなければならなくなったとき、安心して預けることのできる預け先がありません。
昨年は、シングルマザーの女性が、インターネットのマッチングサービスを使ってベビーシッターに子ども預けたところ、大変痛ましいできごとが起こりました。
多くの保育所は、早朝や夜間、祭日などは、開園していません。
そんなときに「どうしても子どもを預けなければいけない」という場合、高額な料金がかかったり、安心な預け先が確保できなかったりする現状があります。

■深刻な病児保育問題
子どもが病気のときにも大きな課題があります。
ひとり親は子育てや仕事もすべて一人で抱えていますので、子どもが病気になったときは、両親が交代で子どもをみることができず、ひとりで会社を休んで子どもを看護することになります。
何日も休みが続くと収入が減ってしまったり、職場で弱い立場になってしまったりするリスクがあり、最悪の場合は失職してしまう恐れまであります。
頻繁に体調を崩す幼い子どもを抱えるひとり親は、こうしたリスクによる不安を一人で抱えながら、子育てと仕事を両立しています。

■不安定な収入
さらに収入の問題もあります。
幼い子どもを抱えるひとり親の場合、どうしても子どもの病気で急な欠勤などが生じてしまうことから、パートタイムや派遣社員などの非正規雇用で働かざるを得ない、という現実があります。
その結果、母子家庭の71%が年収200万円未満と、 子どものいる世帯の平均に比べ、経済的に非常に厳しい状況に置かれています。
さらに、父子世帯においても、子どもの保育所へのお迎えなどがあるため、時間外労働を減らしたり、 転職を余儀なくされたりするケースもあり、収入が大幅に減ってしまう恐れがあります。


以上のように、ひとり親の多くは、厳しい条件の中で、子育ても仕事もすべて一人で抱えながら、生活を送っています。

一方で、ひとり親世帯は増加傾向にあります。
25年度国民生活基礎調査によると、母子家庭世帯は82.1万世帯、父子家庭世帯は、9.1万世帯と年々増加しています。
特に、母子家庭世帯数については、ここ20年間で大きく増加していることがわかります。

 

 

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子どもは「社会の宝」といいます。
私たちは、年々増加するひとり親世帯を社会全体で守っていくことが必要だと考えています。

このような社会的背景を踏まえて、フローレンスでは2008年から、ひとり親家庭に安価で病児保育サービスを提供する活動を続けています。同時に、社外だけではなく社内にも目を向けて、団体としてひとり親として働くスタッフに何らかのサポートをしていくことができないかと考え、今回「ひとり親手当」を創設しました。

小さな一歩ではありますが、このような取り組みから、ひとり親を取り巻く状況について理解してくださる方が一人でも増え、さらには「ひとり親手当」が他の企業にも波及し、ひとり親として子どもを育てることへの理解、子どもを育てる上での格差のない社会、親が安心して働ける社会が早期に実現することを願っています。
                               

■寄付会員制度(サポート隊員)のご紹介
フローレンスでは、皆さまからのご寄付を原資に、ひとり親の「子育てと仕事の両立」を支える、病児保育サポート「寄付によるひとり親支援プラン」を提供しています。
月額1,050円からの寄付で、ひとり親家庭のサポートをすることができます。
ぜひ、ひとり親支援についてのWebページをご覧ください。
https://florence.or.jp/social/support-single/

 


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