こんにちは、働き方革命事業部の篠田です。
この数年で、人々の様々な国籍、民族、性別、宗教などを受け入れる「ダイバーシティ」(多様性)が浸透している気がしませんか?
事実婚・同性婚カップルに地方自治体から証明書が発行されるようになったり、生命保険会社が同性婚パートナーを保険金の受取人として認めるようになったり、といったニュースをご覧になった方も多いと思いますが、多様な家族の形を受け入れる大きな流れが生まれつつあります。
フローレンスでも、ダイバーシティに関してはこれまでに様々な取り組みを行ってきました。
▼フローレンスのダイバーシティへの取り組み
【事例紹介】事実婚・同性婚を想定した就業規則へ!
【事例紹介】海外ではあたりまえ!LGBT・ダイバーシティ研修を実施しました。
昨年は本部スタッフを対象にLGBT(※)研修を行いましたが、今回はフローレンス全体での意識向上を目指し、現場の保育スタッフ向けにLGBT研修を実施しましたので、ご紹介します。
講師には、同性愛者や性同一性障害などセクシャルマイノリティの支援を行うNPO法人SHIP(※※)から2名をお招きし、保育スタッフ(病児保育レスキュー隊員、おうち保育園保育・障害児保育園ヘレン・障害児訪問保育アニーの保育スタッフ)など総勢100名が出席しました。
LGBTの定義、幼少期〜思春期〜青年期それぞれの成長における意識の変化、メンタルヘルスやカミングアウトなどについて説明を受ける中、
「LGBTは13~20人に一人の割合で存在していると言われています。今、この会場には100人くらいいますので、この中の10人弱はLGBTということになりますね」
という一言に、他人事じゃない感がリアルに響きます。
【100名近くが受講しました。みんな真剣です】
座学に続いてのワークショップでは、「お子さんへの対応について」などのトピックについて、4、5人のグループに分かれて積極的な意見が交わされました。
【ワークでは活発な意見が交わされ、お互いの声が聞こえにくくなるくらいの盛り上がりを見せました】
各グループからは
- これまで大きな荷物を運ぶときに「誰か”男の人”来てー」と言っていたが、今後は「力のある人お願い!」に言い換えたい
- たとえば男の子に「好きな女の子いないのー?」と異性を恋愛対象であることを前提に話をすることがあったが、今後は「好きな人いないの?」と聞くよう配慮していきたい
- 保育園でイベントがある時、「男の子は青、女の子はピンクの衣装」とか、無意識のうちに身体的な性別で区別していたが、今後は自分で選ばせてあげるなど工夫しようと思う
など、様々な意見がでました。
【各グループの意見の発表や質問も活発に行われました】
フローレンスは、国籍、民族、性別、宗教などの多様さを受け入れる「ダイバーシティ」(多様性)を重視し、それぞれが持つ様々な強みを活かせる組織を目指しています。
今後も、LGBTや性的マイノリティというテーマでの取り組みを継続しつつ、より多くの人が堂々と活躍できる社会を実現させていきたいと考えています。皆様の会社でも、まずは「知る」ことから始めてみませんか?
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※LGBT
LGBTとは、以下の頭文字をとった総称のことです。
L-レズビアン(女性同性愛者)
G-ゲイ(男性同性愛者)
B-バイセクシュアル(両性愛者)
T-トランスジェンダー(心と体の性の不一致)
※※NPO法人SHIP(シップ)
今回ご協力いただいたNPO法人SHIPさんは、同性愛者や性同一性障害などセクシャルマイノリティの支援を行う団体で、2002年から活動されています。
活動のひとつとして、セクシャルマイノリティの人たちが自由に集えるコミュニティスペース「SHIPにじいろキャビン」を開設しています。
SHIPにじいろキャビン