東京マラソン2020チャリティの寄付先団体であるフローレンス。
個人チャリティのエントリー受付はわずか5時間あまりでエントリー終了となりました。
2019大会から寄付先団体となっているフローレンスは、「障害(医療的ケア)があることを理由に保育が受けられない子どもを、まずは東京でゼロにしたい」という目標を掲げ、障害児保育事業を展開しています。
東京マラソン2020チャリティでも、この目標を応援してくださるチャリティランナーを募集して取り組んでいます。
障害(医療的ケア)を理由に、保育が受けられない子どもたち。
24時間自宅での介護のため職を失う親御さんたち。
障害児に8時間の保育を提供する日本初の事業、「障害児保育園ヘレン」「障害児訪問保育アニー」を待っているご家族がたくさんいます。
東京23区の障害児保育を希望するすべての家庭に保育の受け皿を提供するため、皆さまから支援いただく寄付金は、障害児保育園ヘレン、および障害児訪問保育アニーのサービス拡充のため大切に使わせていただきたいと思っております。
そんなフローレンスの思いに共感して、東京マラソン2019チャリティでは多くの方がフローレンスのチャリティランナーとして長く厳しい戦いを見事走り抜けてくれました。
チャリティランに込めた思い
どのような思いでチャリティ先にフローレンスを選んでいただいたのか。また、参加してみての感想について、お話をお伺いました。
●外村直樹(ほかむら なおき)先生(みんなのみらいをつくる保育園 調理師)
東京マラソンは10年ぶりの出場でした。記録を狙いたかったのですが、悪天候ということもあり、正直もう10分早くフィニッシュしたかった…というところもあります。
しかし、今回は保育園の調理師として、子どもたちと走りに行ったりして、スポーツの楽しさ、関わり方を子どもたちにも伝えられたかなと思います。
これまでマラソンといえば個人で乗り込んでやるものだったので、大人数でこうして盛り上がるという経験は新鮮でした。応援団の声も力になりました。ワイワイして、楽しかったです!
●神藤健朗(かんどう たけあき)さん
初めて東京マラソンに出たのは2011年です。その後、すぐに東日本大震災があり、自分自身の寄付への意識が変わって、翌年の2012年からは東京マラソンチャリティを通じて出場するようになりました。チャリティランナーとしては7回出場しています。
元々、保育というテーマには関心がありましたし、前職の同僚が以前フローレンスさんに勤めていたということもあり、今回フローレンスさんをチャリティ先に選びました。
マラソンの楽しいところは、自分と向き合えることだと思います。走る時間は仕事について整理整頓をする時間にしています。今後もマラソンは続けていきたいと思います。
●寺田明日香(てらだ あすか)さん(フローレンスチャリティアンバサダー)
37.5℃の涙を読んでフローレンスさんを知りました。周りにもフローレンスさんの病児保育にお世話になっているママがたくさんいて、その活動に強く共感していたというのもあって、アンバサダーを引き受けました。フローレンスさんでなければ、引き受けていなかったかもしれません。
病児保育があるから、安心して仕事ができる。アスリート業にも打ち込める。ママアスリートとして活躍できるのは、フローレンスさんがあるからこそだと思います。
子どもたちのために、親たちのために、フローレンスさんの活動を知っていただけたら良いなと思いました。今回のプロジェクト、チャリティランナーの定員に達したのが予想していたよりもずっと早くて驚きました。
来年はいよいよオリンピックイヤーなので、よりチャリティへの意識を高めていきたいと思います!
●山田拓路(やまだ たくじ)さん(写真右)
5,6年前から仕事で溜まったストレスを吐き出すためにランニングをはじめました。フルマラソンに挑戦したのは今回で2回目です。タイム的には前回よりも落ちてしまって…ちょっと残念ですがとても楽しかったです。
今回チャリティランナーとして走ろうと思ったのは、駒崎さんに強く共感していたからです。私自身もNPOで働いていて、外国人の子ども向けの保育園や日本語の教室などを運営しています。
受け入れるお子さんの中に、医療的ケア児もいらっしゃいました。その子は結局、小学校に上がってから寝たきりになってしまったのですが、在籍した1年半の間にいろいろな人と出会ったことは、その子にとっても、周りの皆にとっても、とても大切な経験になったのではないかと思います。
外国の子でも、障害があっても、どんな背景を持っていても、保育を受ける権利は誰にだってあります。「障害を理由に保育が受けられない子どもを、まずは東京でゼロにする」という今回の目標にはすごく共感しましたし、駒崎さんは実行力があって本当に実現してくれそうだと思いました。
フルマラソンは疲れましたが、こうして交流できる場があるといいですね。マッサージ気持ちよかったです!
●中井雅之(なかい まさゆき)さん(写真左)
マラソン歴は20年で、大会には40回以上出場していますが、チャリティランナーは初めてです。
というのも、昨年まで東京マラソンの抽選に6年連続で外れてしまって…今年は、妻はサブ3(2時間台で走るランナー)のエリートで出場することになり、私も絶対に出場したいと思ってチャリティランナーとして挑みました。< /p>
私は厚生労働省の職員で、駒崎さんとはイクメンプロジェクトでご一緒したことがあります。そのときから、お役所とは真逆の、柔軟で実行力のある人だと思っていて、陰ながらずっと応援しています。今回、チャリティの候補にフローレンスがあるのを見つけて、迷いなくチャリティ先に決めました。
今までは一人で走って、大会で見知らぬ人と話すこと自体が全く無かったので、このように集まれるのは新鮮でいいなと思いました。大会前のランニングイベントも良かったです。
●北園八大(きたぞの やつひろ)さん(アクティブチャリティとして参加)
マラソン歴自体は20年くらいありますが、ここ5年位走るのを辞めてしまっていました。
トライアスロンやフルマラソンより長い距離のマラソンなど、どんどん長く、どんどん早く、というのを突き詰めてやっていたら、ある大会で優勝して、「やりきった」「燃え尽きた」という気持ちになってしまったんです。今回、駒崎さんのFacebookをきっかけにアクティブチャリティランナーというものがあることを知り、もう一度走ってみようと思いました。自分のために走るのではなく、誰か人のためにもう一度走りたいと思ったんです。
私自身は千葉県市川市の小規模認可保育所開園に携わっていて、立ち上げ時はフローレンスさんを大変参考にさせていただきました。
今回は「エイトマン」として参加したこともあり、格好も目立っていたので、フローレンスの応援団含めたくさんの方に応援を頂いて嬉しかったです。障害児保育のためと思うと自然と力が湧いてきて、これまでの大会とは全く違う感覚でした。
大会前からもイベントやミーティングに参加して、色々な方と交流もできました。今後も応援させていただきます。
●樫出正芳(かしで まさよし)さん、樫出玲(かしで れい)さん(夫婦でチャリティランナー参加)
走ることが夫婦共通の趣味です。7年前、まだ結婚していない頃に2人で東京マラソンに参加しました。フローレンスを選んだ決め手は、託児です。仕事のつながりでチャリティランナーという存在を知り、参加方法を探していたら、託児のあるフローレンスを見つけて参加を決意しました。子どもが生まれてからは、マラソンは2人のうちどちらかが参加できればいいと思っていたのですが、託児があるおかげで夫婦揃って参加できました。
子どもは普段人見知りで、父親と2人になるのも無理なのに、託児では楽しそうにしていてよかったです。大会前の皇居ランの際も託児があって、夫婦で走ることが出来ました。
30キロ走も楽しかったです。ひとりだと憂鬱になる距離ですが、皆で緩く走るといいですね。
皆さんのお話をお伺いしていると、いろいろな思いを持って、長い道のりを走りきったということが強く伝わってきました。
私達の思いに共感し、一緒に走ってくれる。それこそが、フローレンスが走り続けられる理由だと、改めて実感することができたイベントとなりました。
東京マラソン2020チャリティ。
ぜひ私たちフローレンスと一緒に走っていきましょう!
東京マラソン2020チャリティ概要
https://www.marathon.tokyo/charity/
東京マラソン2020は、2020年3月1日(日)に開催。
【2つのチャリティ方法】
1:アクティブチャリティ(現在お問い合わせ受付中!)
・20万円以上の寄付金をいただいた方の中で、ご希望の方はチャリティランナーとして参加することができます
・「アクティブチャリティ」は寄付先事業を行う寄付先団体が、独自のプロモーションやランナー向けプログラムによって、主体的に寄付を呼びかける取り組みです。
アクティブチャリティランナーは、個人チャリティランナーとは違い、応援する団体に直接寄付をすることでチャリティランナーとして参加できるものです。
・アクティブチャリティランナー募集人数:先着1,000人(予定)
フローレンスのアクティブチャリティランナーをご希望の方は、こちらのフォームからお問合せください。
2:クラウドファンディング(7月22日(月)10:00からエントリー開始)
・クラウドファンディングで寄付金を集めて参加することができます。
・個人チャリティ募集とは別に、一定期間(7月22日から9月13日)に集まった寄付金申込みの総額に応じてチャリティランナーが選出されます。
・10万円以上の寄付金で、上位300人がチャリティランナーとして出走することができます。
・クラウドファンディングチャリティランナー募集人数:300人(予定)
個人チャリティでチャリティランナーとなった方も、 9/30の17:00までは寄付先団体を変更することができます。
フローレンスの行う障害児保育事業にご共感いただけましたら、ぜひ寄付先団体にフローレンスをお選びいただけたら嬉しいです。
認定NPO法人フローレンスは、東京マラソン2020チャリティ事業の寄付先団体です。
東京マラソン2020チャリティ公式ウェブサイト:https://www.marathon.tokyo/charity/