フローレンスの保育園では、各園で工夫を凝らした様々な取り組みが行われています。
今回はおうち保育園なかの大和の園長・はっしー先生に、「おうち保育園なかの大和」での特色あふれる取り組みについてお伺いしました!
橋本英気(はしもとえいき)
人材派遣会社と結婚相談所でのサラリーマン経験後、短大に入学し保育士資格取得。在学中よりフローレンスのおうち保育園でアルバイトをし、2015年卒業と同時にフローレンス入社。現在おうち保育園なかの大和で園長を勤める。みんなからは「はっしー先生」と呼ばれている。
サラリーマンから転身!熱い想いを抱いて保育の道へ
――サラリーマンから保育士へ転職ということですが、どういったきっかけでフローレンスの保育士になったんですか?
人材派遣の会社で仕事していた時に、パートタイム事業部の立ち上げに関わりました。お子さんのいるお母さんの短時間のパートタイムをマッチングする仕事です。
その時に、派遣先となる会社の人から「お母さんたちって、すぐ休むよね」と言われることがあったんです。その時に「病児保育問題」を知りました。
――お母さんたちのパートタイムはまさに病児保育問題に直面していますからね。
それで病児保育のことを調べてみて、駒崎代表のことを知りました。
「あ、もうこの問題の解決方法を具現化している人がいるんだな」と思うのと同時に、同じ江東区出身でシンパシーを感じたんです。
そこからフローレンスで働きたい、と思ったんですが、子ども関連の仕事をしたことがなかったのでまずは保育士の勉強をしよう、と短大に入学して保育士の資格を取得しました。
――フローレンスで働くために大学に行ったんですか!嬉しいですね。フローレンスへの入社は大学卒業後なんですか?
じつはその前に、バイトから入ったんです。
在学中にNPOおしごとフォーラムがあったので、そこにフローレンスの話を聞きに行ったところ、バイトでおうち保育園の保育に入ることになりました。その後、卒業と同時に入社しました。
子どもたちにハッと気づかされることも。おうち保育園の「交流保育」とは?
――おうち保育園は一人ひとりに寄り添う小規模保育が特徴ですが、小規模だからこそ工夫されていることはありますか?
なかの大和園では、障害児訪問保育アニーのお子さんの交流保育を2017年から受け入れています。
僕自身、それまで障害のある人と関わった経験って、小学校の特別学級にいた障害のある子くらいで、別の教室で過ごしていることもあって、「自分とは違う」と分けて思っているところがありました。
机上論としては健常と障害を分けてしまうのは大人の世界だけなんだ、と分かっていたけれど、実感として感じたことはなかったんです。
それが、交流保育を始めて、おうち保育園の子どもたちとアニーのRちゃんの様子を見て、考えさせられたんですよね。
Rちゃんの目に見えたわかりやすいコミュニケーションや、大きく感情を表す姿は見たことがありません。交流の活動中も、身体的に一緒に動くことができるわけじゃないです。
でも、朝の会で名前を呼んでいただけで、おうち保育園の子どもたちはすぐに名前を覚えたんですね。そうしたら、次からはRちゃんが登園してくると「Rちゃん!」と名前を呼んで声をかけるようになっていたんです。
――子どもにとっては本当に垣根がないんですね。
そうなんです。0~2才の子どもたちは、自分と他の子が違う、と分けることはないんだ、というのを身をもって知りましたし、それが当たり前になると良いな、と思いました。
――子どもたちに教えてもらうことも、たくさんありますね。おうち保育園といえば、少人数の手厚い保育のイメージがありますが、加えて「交流保育」のような、子どもたちが多様性を理解し、ひとりひとりの可能性を引き出すためのさまざまな工夫を行っているんですね。ありがとうございました!
秋入園も可能!入園募集中!
おうち保育園なかの大和では、新規入園を募集中です!
現在、1歳児と2歳児のクラスに空き枠があります。(2019年8月29日時点)
※入園についてのお問い合わせ・お申し込みは、直接中野区窓口までお願いします。
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