こんにちは。
フローレンス15周年プロジェクトの岩井です。今回15周年プロジェクトのリーダーをさせていただきました。
2004年日本初の訪問型病児保育からはじまったフローレンスは、今年設立15周年の節目をむかえることができました。
15年前、代表の駒崎が立ち上げたフローレンス。
当時は、「病児保育」という言葉すら社会で認知がありませんでしたが、今や、訪問型病児保育の対応件数は、累計75,000件以上。
取り組む社会課題は病児保育問題だけではなく、障害児保育問題、赤ちゃん虐待死問題、待機児童問題など多岐に渡り、親子をとりまくさまざまな問題解決のため、奔走しています。
そして、600人以上のスタッフが働く組織にまで成長しました。
フローレンスが目指す社会を実現していくために、様々な事業部、様々な仕事を持ったメンバー同士が「チームフローレンス」として一体感を持つ、そしてお互いの顔と名前が分かる機会にしたい。
600人全員に感謝を伝える場として、600人全員で一緒にお祝いをする場として、15周年イベントを開催することとなりました。内輪の話で恐縮ですが、今回は大いに盛り上がりを見せた当日の様子をお伝えします!
チームフローレンスを目指して
9月8日、「フローレンス15周年イベント〜一人ひとりにありがとうを〜」と題し、フローレンスのスタッフが一同に集結しました。
15周年イベントは、プロジェクトメンバーが10ヶ月前から、企画をして進めてきました。
事業部も、現場も違う全ての人を巻き込みながら、全ての人に楽しんでもらう。それは決して楽なことではありませんでした。それでも、「一人ひとりにありがとうを伝えたい。そしてフローレンスに関われて良かったと思ってもらいたい。」その思いで進めてきました。
イベント当日を楽しんでもらうのはもちろん、事前にも多くの企画を行いました!
【リレー動画】
様々な現場・事業部のフローレンススタッフに直撃し、20秒以内で「フローレンスのここが好き!」「仕事のここが楽しい!」を教えてもらう動画。リレーのようにフローレンススタッフでバトンを繋いでいきました。【一言メッセージ】
各事業部や現場ごとに「あなたは、どんな新しいあたりまえをつくりますか?」をテーマに一言メッセージ動画を撮影。
「ビジョン・ミッションを自分ごととして再認識する&他事業部や現場にもこんな思いを持って働いている人がいるんだ、というのを知ってもらう」ことを目的に行っていきました。【創作四字熟語】
全社横断、『オリジナル四字熟語選手権』を開催。
お題はシンプルに「フローレンスを四字熟語で表そう」。100近くの応募があり、フローレンスを表す様々な言葉が生まれました。
お互いの人となり、想いを知る良い機会となり、イベント当日に向けて盛り上がりを見せていきました。
そしていよいよ15周年イベント当日!
フローレンス名物?!フロレンジャーショー
15周年イベントのスタートはレンジャー部による「フロレンジャーショー」から。
脚本、演出、出演全てフローレンススタッフが行うという徹底ぶり!この日のために様々なスタッフが集まって活動を行っている「レンジャー部」が準備を進めてきてくれました。まさかのレンジャーショーに、そしてフローレンス病児保育のキャラクターである「フロレンコちゃん」の登場に、会場は大盛りあがりでした!
続いて行われたのが「目指せフロレマスター!フローレンスクイズ大会」。
様々な事業部、現場の混成チームによるチーム対抗クイズ大会。誰もが知っていることから、多くの人が知らないことまで、フローレンスにまつわる様々なクイズに、普段は事業部も働く場所もさまざまなスタッフがチームになって、協力しながら回答していきます。
「フローレンスの公式ツイッターフォロワーは何人いるでしょうか?」など様々な問題を出題。
クイズを通して、フローレンスのことをより知ることができ、はじめましての人たちとの交流も深めていくことができました。
続いて行われたのが、「創作四字熟語」の表彰。一人ひとりのフローレンスに対する思いを四字熟語という形で示して頂いた「創作四字熟語」はなんと95作品もの応募がありました。15周年イベント当日は優秀作品の表彰と最優秀作品の発表、表彰を行いました。
このようにどの作品も個性的でありながら、発案者の話を聞くと、まさしくフローレンスを示すものばかりでした。
そして映えある最優秀賞はみらいの保育園事業部 白鳥 智洋先生の「七福神船(しちずんしっぷ)」!
白鳥先生の「七福神船(しちずんしっぷ)」には
①子どもたちの自己肯定感、共感性・内発性・創造性をはぐくむシチズンシップ保育を行っていること
②フローレンスの事業部が全部で7つあること
③子ども・親・すべての人が幸せに暮らせる社会を目指して、クルー一丸となって社会の荒波をかき分け突き進んでいく船(シップ)であること
という、3つの意味が込められていました。あまりにうまい内容に、会場からは思わずどよめきが……!
その後、15周年を記念して作成した「15周年スペシャルムービー」の上映も行いました。フローレンスが歩んだ15年はどんな道のりだったか。どんなスタッフがいて、どんな思いで、日々取り組んでいるのか。そしてどんな変化を起こしてきたか。
動画を通して、自分たちの日々の取組みが、多くの変化を生んでいることを、多くの価値を生み出していることを感じることができました。
スタッフの、そしていっしょに走ってきた親子の生の声を聞いて、変化を見て、涙ぐむスタッフの姿も見られました。
今までの感謝と共に未来を
動画の後は、代表の駒崎が登壇。全スタッフに向けて、駒崎から感謝と、そして未来の話を。
話し始めてすぐに、創業当初から病児保育スタッフとして共に歩み続けた人と目が合い、当時を思い出して駒崎が涙ぐむ姿も。
2003年、学生インターンと2人で始めたフローレンス。
当時は暗闇の中を毎日全力疾走でした。明日どうなるかもわからない、毎日が不安でした。その時は15年後にこれだけ沢山の人と一緒に歩んで、沢山の価値を提供出来るとは想像できませんでした。
想像できない未来をいま生きています。
そんな想像できないところまで来れたのは、スタッフ一人ひとりが懸命に未知の領域において頑張ってくれたからです。
毎日本当にが辛かった。新しいものを立ち上げて、形にしていくのは本当に辛いことです。
そんな中で、不安が希望に変わっていったのは、一人また一人とスタッフとして参加してくれて、一人また一人と親子が笑顔になってくれたからです。
今までどうもありがとう。
一人ひとりに感謝を伝えた後は、未来の話を。
今までも常に新しい挑戦をしてきたフローレンス、これからも新しい挑戦をしていきます。
誰もが胸を張って働ける職場にしたい。
一人ひとりの思い、アイディアを元に素晴らしい現場を作っていきたいと思っています。まだ見ぬ、もっと沢山の親子を助けていく。日本のどこがで泣いている子どもたち、子育てに疲弊している親がまだ沢山います。解決できていない社会問題はまだまだあります。
これからフローレンスは、より困難な道を進んでいきます。たやすい道だったら誰かがやっている。誰もがしていない。それは困難で、辛くて、儲からない、大変な道です。
そういったところにこそ我々が歩んでいく意味がある。新しい道を、新しいあたりまえを作っていく。そのために一人ひとりが変革者である必要があります。変化を起こしていく必要があります。
5年後、もっと沢山の仲間たちと「5年前はこの事業もなかったよね、あの親子を助けられてなかったよね、あの子どもたちとも出会えていなかったよね、笑顔にできてなかったよね」そんな話をしたいです。
思い出してください。5年前、ヘレンは1園目がオープンしたばかり、アニー、マーガレット、こども宅食、縁組、ナンシーはありませんでした。
5年後、私達は沢山のことができているはずです。沢山の親子を救えているはずです。
ここにいる全員と一緒に、20周年を祝いたいと思っています。
この15年間、一日一日をみんなで作り上げてきました。簡単に手に入るものではなかった。もうダメだと思うことも沢山ありました。
それを乗り越えてこれたのはここにいる一人ひとりのおかげです。誰一人欠けても、今はないです。我々の旅はまだ終わりではないです、共にこれからの未来を作っていきましょう。
フローレンスにしかできない未来を、全ての親子が笑っていれる未来を一緒に作っていきましょう。
普段は、直接駒崎の話を聞く機会がないスタッフも多いなか、駒崎の思いを、これまでのフローレンスを、これからのフローレンスを全員が知り、決意を新たにすることができました。
こうして幕を閉じた「フローレンス15周年イベント〜一人ひとりにありがとうを〜」。
フローレンスは600人以上のスタッフがいて、普段はそれぞれの事業部で、それぞれの現場で日々取り組んでいます。やっていることも、考えも違う中で、なんとなく心の距離を感じることもありました。
それでもこの場に参加したことで、顔が見えなかった人が顔が見える人へ。知らない人から知ってる人へ。フローレンスが成してきたこと、そしてフローレンスがこれから成していくことを。少しでも同じものを全スタッフが持ってくれたら嬉しいです。
これからも沢山の「新しいあたりまえ」を共に作っていけたらと思っています。
そんなフローレンスでは現在一緒に働いてくれる仲間を募集しています!詳しくはこちらの採用情報をご覧ください。
5年後、一緒に20周年を祝いましょう!