国内最大手製薬会社「武田薬品工業」が2016年より行っている、全社の年間年次有給休暇(年休)取得率に応じて寄付を行う「年休取得で社会貢献!」プログラム。
フローレンスは2016年から最終年度である2018年度まで3年間、寄付先として連続選出いただきました。
武田薬品工業ニュースリリース「年休取得で社会貢献!」プログラム 3年目の寄付について
武田薬品工業は、生産性高く、仕事とプライベートの両立が可能な組織の構築を通じて、社員が活き活きと働くことができる環境づくりに積極的に取組んでいます。
さらに、今回の「年休取得で社会貢献!」プログラムは、社員の生活を豊かにするだけでなく、社員一人ひとりがソーシャルアクションに参加できる素晴らしい仕組みとなっています。
年休取得で社会貢献!プログラム誕生の背景
武田薬品工業では、部門ごとで年休取得率のバラツキが有ったそうです。全社をあげて、ワークライフバランスを保ち、年休も取得しやすい社風とするために、3年前に人事部門とCSR部門がタッグを組んで、この非常にユニークなプログラムが誕生しました。
社員の年次有給休暇取得率に応じて会社が選定したNPO法人へ寄付をするというもので、従業員の休暇取得が増えることでプライベードの時間が充実するだけでなく、社会の課題解決の応援にもつながるという個人・社会貢献の双方にアプローチできます。
武田薬品工業の従業員の皆さんが年休を取ればとるほど、寄付先団体が安定して活動できるという画期的な取り組みに、フローレンスは3年間協働いたしました。
プログラム3年間、驚きの成果
2018年度は、前年同様の目標(70%)で取り組み、74.2%の取得率(対前年+3.0%)を達成されました。
2016年度(初年度)目標:年休取得率65% 66.5%で達成 寄付額100万円
2017年度(2年目)目標:年休取得率70% 71.2%で達成 寄付額100万円
2018年度(最終年)目標:年休取得率70% 74.2%で達成 寄付額100万円
8月に武田薬品工業より2018年度の寄付金贈呈をいただき、フローレンスからは、代表駒崎より、武田薬品工業の社員の皆さんからいただいた支援金でどんな活動ができたのかをご報告いたしました。
企業がNPOのスタートアップを支える
武田薬品工業からいただいた寄付は、フローレンスが取り組む「親子を取り巻く社会問題の解決」のためのさまざまな活動に使わせていただいています。
例えば、2018年度は「障害児保育園ヘレン中村橋」の新規開園がありましたし、2019年9月にサービスインをした新規事業「医療的ケアシッター ナンシー」の看護師採用にも費用が必要でした。里親・特別養子縁組を推進する「赤ちゃん縁組事業」もまだまだ採算ラインには乗っていません。
企業からの使途の広い寄付金は、スタートアップ事業の現場運営に役立てられ、これまで支援の届いていなかった子ども達にアプローチすることを可能にします。
NPO一団体ではできないことを、企業の皆さんと
今後も、フローレンスは企業様をはじめ、ご支援者、他団体や行政等と協働し「みんなで子どもたちを抱きしめ、 子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会」の実現に努めます。
フローレンス一団体ではできない、社会的インパクトを多くの企業の皆さんとコラボレーションすることで実現してまいります。