”37.5℃以上の熱がある子どもの預け先がない”という「病児保育問題」。
私たちフローレンスは、この問題に2005年から取り組み、この度2019年12月末日に累計病児保育件数80,000件を達成しました。
親が働きながら子育てをすることがあたりまえとなった現在も、子育て中の多くの保護者を悩ませるのは、子どもが病気になった時です。
保育園では37.5℃以上の熱がある子どもの預かりができないため、親は看病のため仕事を休まざるを得ません。
子どもが病気をするのはあたりまえのことであるにも関わらず、仕事と育児の両立における大きな不安要素であるという課題を解決するため、フローレンスは2005年に日本初の「訪問型病児保育事業」をスタートしました。
病児が安心して自宅で保育を受けられる本事業は、首都圏を中心に多くの支持をいただき、2019年12月末日時点で、累計保育実績80,000件を突破しました。
※レスキュー=利用登録会員に病児保育をお届けすること
国内で不足する病児保育の受け皿
厚生労働省がまとめる「各自治体の多様な保育(延長保育、病児保育、一時預かり、夜間保育)及び障害児保育の実施状況」では、全国で病児保育を実施している施設数は2,886ヶ所です。
その内、感染症の急性期にも対応できる施設は半数にも満たず、また地域においても病児保育施設の設置数には偏りがあり、利用しやすい環境とはいい難い状況が続いています。
誰もが利用しやすい病児保育環境の整備を進めています
こうした状況に対して、フローレンスでは病児保育の受け皿が不足する地域に、小児科の先生と協働して病児保育施設も開設。訪問型と共に施設型でのインフラ化も進めています。
2017年には渋谷区初台のマーガレットこどもクリニックに併設される「病児保育室フローレス初台」を、2019年には豊洲の有明こどもクリニックと提携して開設した「病児保育室フローレス豊洲」を開設し、地域密着で病児保育のインフラ化を進めています。
また、ひとり親家庭には寄付を原資とした安価な病児保育プランを提供したり、障害や重い既往歴のあるお子さんをお預かりも実施。
そのほか、
・多子家庭への支援として3人目以降の入会金の無料化
・利用会員が所属する法人が病児保育費用の一部を負担する法人プランの導入
・自治体助成クーポンの導入
など、より多くの方に安心してご利用いただけるよう様々な取り組みを行っています。
引き続き、病児保育を子育てのインフラとすべく、事業者として自らも安心安全の保育を提供しながら、病児保育があたりまえに使える制度が整うよう提言活動も重ねてまいります
現在、フローレンスの訪問型病児保育では、2020年3月1日付入会を受付中!
育休復帰応援キャンペーンも実施しています。