新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景気の急激な悪化により、多くの家庭が経済的な影響を受けています。
その中でも、特にひとり親世帯など経済的に厳しい立場に置かれる家庭では、収入減による生活水準の低下や、こども食堂等の支援の停止による孤立化が懸念されています。
フローレンスが4月に行ったひとり親家庭を対象としたアンケートでは、実際に「自分の昼食を抜いて子どもの食事にあて、毎日の食事すらままならない」といった切実な声も寄せられています。
このような家庭に対し、食品・物資の提供や、見守り支援といったサポートが急がれます。
この度、フローレンスと一般社団法人RCFは、グローバル金融グループUBSよりご寄付をいただき、新型コロナウイルス対応「こども宅食」緊急プロジェクトとして、協働で全国各地での「こども宅食」臨時便を配送することといたしました。
UBSグループの寄付により400世帯・1,200人以上へ配送予定
「こども宅食」とは、2017年からフローレンスや一般社団法人RCFなど官民6団体が連携し東京都文京区でスタートさせた事業です。
定期的な食材配送を通じて経済的に苦しいご家庭と直接つながり、様々な支援を届けています。
2018年からは、フローレンスが事務局を担当し、RCF代表の藤沢烈氏が理事を務める「一般社団法人こども宅食応援団」を設立。
全国各地で「こども宅食」の立ち上げ支援を行っています。
また、フローレンスでは、4月6日より新型コロナウイルスの感染拡大で煽りを受ける親子を支援する「新型コロナこども緊急支援プロジェクト」を立ち上げました。
本取り組みは、グローバルに事業を展開する金融グループUBSよりご寄付をいただき、フローレンスによる「新型コロナこども緊急支援プロジェクト」の一環として、一般社団法人RCFと協働するものです。
全国各地の支援団体と連携しながら、400世帯・1200人以上の厳しい環境に置かれている家庭にこども宅食の「臨時便」配送を行います。
プロジェクト概要
実施地域:長崎県長崎市、新潟県新潟市、佐賀県佐賀市、宮崎県三股町など全国5~6自治体を予定
対象世帯:400世帯、1,200人以上を予定
支援内容:食品や物資の配送。また、配送を通じ支援情報の提供やニーズの把握などの見守り支援
送付する食品・物資の例:野菜、米、調味料、缶詰、保存食、お菓子、洗剤など
配送時期:5月上旬より順次発送予定
個人の皆様からのご寄付も受け付けています
今回の取り組みについては、RCFがYahoo!ネット募金のページを立ち上げ、個人の皆様からの寄付も受け付けています。
有事の時だからこそ、国内のすべての親子を置き去りにしない。
フローレンスは、子どもと親子領域の総合福祉事業者として、また国内親子領域の課題解決に最前線で取り組む団体として、全国の皆さんと共に「親子の笑顔」を守っていきたいと思います。
ぜひ、本プロジェクトへのたくさんの方のご参加をお待ちしています。
今回のみの寄付で新型コロナこども緊急支援プロジェクトを支援する
※「こども宅⾷」は特定⾮営利活動法⼈フローレンスの登録商標です。