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栄養士が食品をセレクト!園長がドライバー!? 第1回「仙台こども宅食」を実施。次回の募集もスタート #すべての親子を置き去りにしない 【活動報告15】

栄養士が食品をセレクト!園長がドライバー!? 第1回「仙台こども宅食」を実施。次回の募集もスタート #すべての親子を置き去りにしない 【活動報告15】

#こども宅食 #仙台

5月27日、28日の二日間、新型コロナこども緊急支援プロジェクトとして第1回「仙台こども宅食」を実施しました。仙台の抜けるように青い空の下、食材の詰まったダンボールを詰め込み、緑の並木道を園長がハンドルを握り、白いキャラバンを縦に横に走らせて!

初日の5月27日は仙台市内の母子支援施設を通じ施設利用中の18世帯に、2日目となる28日は近隣の子育て家庭で利用希望のあった15世帯を個別にまわり、お米や缶詰、お菓子などの食品セットを届けました。

仙台こども宅食

通常、「ほいくえんこども食堂」はフローレンスが運営するおうち保育園かしわぎ(仙台)の中で実施しています。保育園内での子ども食堂開催は仙台エリアでは初めての取り組み。

 

保育所との連携することで、親子に自然なかたちで伴走できるサポートシステムとして、また親子と地域住民をつなぐ多様な交流機会の場作りとして機能していくことを目指して活動を重ねてきました。2019年のスタートから11回目の開催を終えて次の開催に向けて準備を始めた矢先に、新型コロナの騒動影響が日本でも騒がれるようになり、予定していた4月・5月の開催は中止に。

ほいくえんこども食堂02

そんな中、ほいくえんこども食堂のメンバーである、おうち保育園の保育士・栄養士たちが「困っている子育て世帯に支援を届ける方法はないのか?何とかしたい!」と立ち上がりました。

保育園の運営を通じて、新型コロナによる急激な景気悪化の影響を受け、経済的に苦しい立場に置かれた親子と接しているからこそ、その想いは強く、本業の合間を縫って企画から実行までの主軸を担いました。

※食材購入の原資にはフローレンスが実施中の「新型コロナこども緊急支援プロジェクト」に寄せられた寄付のうちイオン株式会社からの助成を活用させていただきました。

なぜ、こども食堂が宅食を行うのか。

長引く新型コロナの影響は一般家庭にも深刻なダメージを与えています。

ひとつには、経済的なダメージ。休校による給食の停止により子ども達が家で食事をする機会が増え、家計への経済的負担が増加しています。3食用意しなければならないのに、その食材の購入が困難な状況です。

もうひとつ、家庭の中で子どもたちの「食」を支える親御さんたちの負担増も見過ごせません。何を作ろうか考えるだけでも大変なことですが、物理的に食事を用意する回数が増えるというのは大きな負担です。

そしてこれらは、子どもたちの「食」「栄養状況」つまり「すこやかな育ち」に、大きな影を落としています

保育園を運営する事業者として、「子どもたちのすこやかな育ち」は看過することはできません。
このため今回、私たちの「こども宅食」の利用条件は「新型コロナの影響を受けている子育て家庭」のみとして、気軽に利用してもらえるようにしました。

また、親御さんの負担感を少しでも軽減できたら・・・と、保育園で日々、子どもたちの健やかな育ちのために給食やおやつのメニューを考えている栄養士が、その腕を活かしてお届けする食材「さんまの缶詰」と「米」を使って簡単にできるレシピを考え、A4一枚にまとめて、一緒にお渡ししました。玄関先でダンボールをお渡ししながら「この箱の中の食材で簡単にできますよ」「うちの栄養士が考えたメニューなんですよ」とお伝えすると「わぁ、栄養士さんの考えたメニューなんですね。つくってみます!」「ほんとに簡単ですね〜」とレシピを間に挟んで、初対面でも会話が弾みました。

栄養士のレシピ

ほいくえんこども食堂は、6月にもこども宅食を実施します。
本日6月1日より、利用者の募集を開始しますので、ぜひご利用ください!

<第2回 仙台こども宅食・利用募集の概要>

配送日

1日目:2020年6月15日(月)10:00-17:00

2日目:2020年6月16日(火)10:00-17:00

※いずれの日程も配送時間の指定はお受けできません。10:00-16:00は在宅をお願いします。(ご不在の場合には玄関先への置き配とさせていただきますので予めご了承下さい)

対象 「仙台市内」で、新型コロナの影響を受けている子育て家庭
募集数 60世帯(先着)
申込み

こちらのフォームよりお申し込み下さい。

※先着順でお受けし、60件に達した時点で募集を締め切らせていただきます。

問合せ mirai-michinoku@florence.or.jp

ほいくえんこども食堂は、次回開催の目処を立てるのも難しい状況ですが、再開時には今回の宅食を通して、親子の利用も増えると見込んでいます。地域資源である保育所として、ここに立ち止まることなく、できることを模索していきたいと思います!

 

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