新型コロナウイルスの感染予防に努めながらも、日々の生活を送るwithコロナ時代に入りました。在宅勤務への切り替えや、感染者の発生に伴う臨時休校・臨時休園も随所で発生しており、日々の生活のリズムを作っていくのも難しい日々が続いています。仕事と家事育児を一人で担うひとり親家庭の負担が減る状況にはありません。
少しでも日々の生活を安定させ、安心して働き、子育てをできる環境を提供したいという思いから、フローレンスでは4月から、ひとり親家庭支援プランに入会されているご家庭への月会費の免除や、ひとり親家庭支援プランの新規入会を100枠増加するなど、ひとり親家庭支援に取り組んできました。
また、フローレンスの取り組みに共感してくださった支援企業の皆さまから、たくさんの物品のご寄付を頂きました。
今回はフローレンスの訪問型病児保育を「ひとり親家庭支援プラン」で利用されている178家庭に物品をお届けしましたのでその様子をお伝えします!
お米にボディソープ……毎日必要なものこそ自宅に届くと嬉しい!
日々の生活に欠かせないお米や日用品。
コロナ禍においてはスーパーでも最低限の人数での来店を求められていますが、ひとり親家庭の中には小さなお子さんを育てている方もいらっしゃいます。子連れでの買い出しや重いものの購入は一苦労といったご家庭も少なくありません。
今回はそうしたひとり親家庭に最も喜ばれる「お米」を千代田キワニスクラブよりご寄付いただきました。
-「毎日食べるお米をお届けすることができて嬉しいです」とフローレンス事務局の中棚
「毎日必要なものだからこそ、少しでも多くお届けしたい」という思いから、今回は5kgのお米をお届けすることにしました。
-福井県の米穀会社より、各ご家庭に直接配送をしていただきました。
また、日用品の買い物も、お子さんと一緒の場合はたくさん購入するのも大変ですが、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社より「ダヴ ボディウォッシュ」をご寄付いただきました。ストックしておける日用品も、大変喜ばれます!
withコロナ生活必須の衛生用品やお子さんも喜ぶお菓子もお届け
マスクや消毒ジェルといった衛生用品も、徐々に店頭に並ぶようになってきましたが、まだ価格はコロナの影響を受ける以前よりも高めで、手が届きづらい状況です。
そんな中、公益財団法人イオンワンパーセントクラブからは大人用不織布マスクをいただきました。
株式会社ペー・ジェー・セー・デー・ジャパンからは消毒ジェルをご寄付いただきました。
また、株式会社MiLより、小麦粉のかわりにひよこ豆を使用したグルテンフリーのソフトクッキーをご寄付いただきました。
食品・日用品を提供くださった企業の皆様、この度はたくさんのご寄付をいただき、ありがとうございます!
ご家族が喜ぶ顔を想像しながら、スタッフで梱包し、ひとり親家庭へお届けしました。
「社会から大切にされていることを実感できて、毎日の生きる力をもらえます」
今回の配送を受け取ったご家庭から頂いた、喜びの声をご紹介します。
『お米を頂き大変ありがたく思います! 初めて食べる銘柄のお米でしたが、とても美味しいお米だと感じました! 子供を連れてスーパーでお米を買うのはとても大変で、本当に助かりありがたい気持ちでいっぱいです!』
『お米ありがとうございました。 一度で終わる事なく、継続して支援してくださってくれることがとても嬉しいです。社会から大切にされていることを実感できて、毎日の生きる力をもらえます。』
『今回も日常生活に役立つ品々をお送りくださりありがとうございました。消毒ジェルもマスクもコロナ禍のなかでは必須のものとはわかっていても、高価なもので買うのは躊躇していました。ほつれてきたマスクを洗濯して使いまわしていたので、綺麗な新しいマスクつけて気持ちを前向きに頑張りたいと思います。消毒ジェルも小さめで携帯しやすいので子どもたちと外出する際はバックに入れて活用させていただきます! ほかにも食品ありがとうございます。子どもたちと楽しいおやつのひと時にいただきます。』
新型コロナウイルスの影響で、たくさんの情報や環境の変化に身も心も疲れ果ててしまう……。そうした状況に置かれている人は少なくありません。
しかし、どんな環境下でも、「支えてくれる人がいる」、「忘れずに思いを寄せてくれる人がいる」といったことを実感できる場面があれば、希望につながっていくのではないでしょうか。
支援先の皆さんからの喜びの声を受け取りながら、私たちフローレンスのスタッフもまた、その声に励まされ、親子の笑顔のために引き続き頑張ろう、と力を頂いています。
コロナ禍はまだ終わらない、withコロナの親子を支えよう
フローレンスでは、引き続き「経済的に厳しい子育て家庭」と「ひとり親家庭」に継続的な支援を届けていきます。
「ひとり親家庭支援プラン」で入会のご家庭にはこれまで病児保育を提供してきましたが、今年度は保育の提供に加えて、引き続き物資の提供も実施することにしました。
つながる接点を増やし子育て家庭を孤立させないよう、フローレンスは”アフターコロナ””withコロナ”と呼ばれる時代にも、困難な状況に取り残される親子を支えていきます。
この活動は、フローレンスの活動に共感してくださる法人・個人の皆さんからのご寄付によって支えられています。
これまでのご寄付により、ひとり親家庭の4ヶ月分の月会費(1,000円/月(税別))を無料にし、無料保育を提供することができました。
引き続き、食料品を中心とした物資での支援も行ってまいりたいと思います。
ぜひ、引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。