国内の親子領域の社会課題に取り組むフローレンスは、このたびライオン株式会社(代表取締役社長・掬川 正純)より寄付金と物品寄付「キレイキレイ薬用ハンドジェル」の提供をいただき、協働で子どもの貧困問題への取り組みを継続的に展開していくことを決定いたしました。
ライオン株式会社は、時代とともに変化する社会課題に対応しながら、一人ひとりの価値ある未来に向けた“毎日”に貢献することで、サステナブルな社会の実現に取り組んでいます。このたび、SDGsにおける17の目標のうち、第1の目標として掲げられる「貧困をなくそう」に関連し、社会課題である相対的貧困や、新型コロナウイルス感染症の拡大で困窮する家庭や子どもへの支援に取り組むため、フローレンスを寄付先に選定いただき、寄付金とキレイキレイ薬用ハンドジェルを提供いただきました。
フローレンスでは、寄付を原資とし、食品宅配を通じて子育て家庭のリスクを防ぐ「こども宅食」の全国普及や生活困窮家庭およびひとり親家庭への支援事業、国内の親子領域における社会課題解決のための政策提言活動を拡大します。
長引く新型コロナウイルス感染症拡大による不況が国内の子育て世帯にも大きな影響を及ぼしています。企業の業績悪化や休業、雇い止めにより、ひとり親家庭や経済的に困難を抱える子育て家庭は、より厳しい状況におかれています。
フローレンスは、親子に関わる社会課題に数々の事業と政策提言で取り組む団体です。ひとり親家庭・経済困窮家庭への支援についても10年以上にわたり数多く展開してきました。
フローレンスが日本で初めてスタートさせた訪問型病児保育では、2008年よりひとり親家庭が病児保育を安価に利用できる「寄付によるひとり親支援プラン」を設け、2019年度までに1,247世帯へ支援を提供し、ひとり親家庭の就労をサポートしています。
また、2017年からは、経済的に困窮する家庭へ食料や日用品の配送をきっかけに見守り支援を届ける「こども宅食」事業に取り組んでいます。関連団体の一般社団法人こども宅食応援団とも連携し、これまでに全国16地域29団体への立ち上げ支援を実施し、全国約2,600世帯の子育て家庭に支援を届けています。
新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年4月からは「新型コロナこども緊急支援プロジェクト」を立ち上げ、困窮家庭への「こども宅食」を通じた食料配送・見守り支援や、ひとり親家庭への無料保育等の提供、感染症重症化リスクの高い医療的ケア児者家庭への消毒液の提供などを行い、6月までで全国のべ12,000世帯以上の子育て世帯に緊急支援を実施しました。
今後、ライオン株式会社と連携を図り、経済的に困窮する子育て家庭への支援などをはじめとした子どもたちの未来を育む諸活動を継続的に展開してまいります。
ライオン株式会社より支援概要
寄付内容:
総額1億円およびキレイキレイ薬用ハンドジェル10万個
寄付使途:
・社会課題である相対的貧困の解決に取り組む活動
・新型コロナウイルス感染症の拡大で困窮する家庭や子どもへの支援など
■ライオン株式会社について https://www.lion.co.jp/ja/
ライオン株式会社は1891年創業の生活用品メーカーであり、人々の健康で快適な毎日の実現を目指し、商品の提供とともに、啓発活動やコミュニケーションを通じて「よりよい生活習慣づくり」に取り組んでいます。
近年では、ESG(環境、社会、ガバナンス)やSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを重視し、2030年に向けた経営ビジョン「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」を定め、2018年に中期経営計画「LIVE計画(LION Value Evolution Plan)」を策定。
ヘルスケアの幅広い知見と「生活者視点」のマーケティング力・研究開発力を駆使し、心身の健康や環境など様々な面から、「健康寿命の延伸」、「Well-Beingな毎日」、「サステナブルな地球環境」の実現に貢献していきます。