地域のライフラインを支えるグローバル企業からの支援
世界中の生活を一変させた新型コロナウイルス感染症の拡大。
長引くコロナ禍のなかでも、いつもと変わらず私たちの生活を支えてくれているのが、地域に密着したスーパーマーケットです。
世界最大のアメリカのスーパーマーケットチェーン「ウォルマート」は、地域のセーフティネットとなるだけでなく、世界各国の緊急支援活動に助成や食品寄付を実施されています。
フローレンスが2020年4月から実施している「新型コロナこども緊急支援プロジェクト」は、昨年ウォルマート財団より助成先に選定いただき、日本国内において新型コロナウイルス感染拡大により特に多大な影響を受けている子育て家庭を支援するためのさまざまな取組を推進しています。
このたびフローレンスは、ウォルマート財団の助成を活用させていただき、東北地区の医療的ケア児家庭、保育施設、小児科クリニックや障害者相談支援事業所計208箇所に消毒液やアルコール綿などを配送しました。
長引くコロナ禍、感染対策に追われる現場を支えたい
年明けより再発出となった緊急事態宣言、変異株による感染再拡大の兆し――世界的な流行のスタートから1年が経ちましたが、新型コロナウイルス感染症との戦いは、いまだ予断を許さない状況が続いています。
なかでも、生きていくうえで人工呼吸器やたんの吸引、経管栄養などの医療的ケアが必要な「医療的ケア児者」は、感染症重症化のリスクが高いとされています。また、毎日のケアにも消毒液やアルコール綿等の衛生用品が不可欠です。
消毒液などの衛生用品が手に入らない状況は改善されてきたものの、長引くコロナ禍のなかで、感染への不安や日々のケアへの負担が重くのしかかっています。
また、ご家庭以外にも、子どもたちが多数集まる保育施設やこども病院、感染への配慮が特に必要な方が多い障害児者支援施設などでは、日々細心の注意をはらって運営を続けなければいけない状況が続いています。
このたびフローレンスでは、ウォルマート財団の助成により、フローレンス仙台支社を拠点として、東北地区の医療的ケア児家庭、保育施設、こども病院や障害児者支援施設計208箇所に消毒液やアルコール綿などを配送する支援を実施しました。
配送先施設(一部紹介)
・障害者相談支援事業所 サポートはぎ
・Ryo BABY&KIDS CLINIC
・おうち保育園木町どおり
・おうち保育園こうとう台
・おうち保育園かしわぎ
ほか
このうち、仙台市で障害児者向けに短期入所や療育・相談等の支援を行う「障害者相談支援事業所サポートはぎ」さんからは、以下のようなメッセージをいただいています。
相談支援員としてご家庭に訪問する際、またショートステイで来てくださる方のためにアルコール綿を利用しています。検温を必ずしなくてはならないものの、中には非接触の検温では難しい方もいらっしゃいます。そんな時にいただいたアルコール綿をありがたく使わせていただいております。
宮城県では、2月以降新型コロナウイルスの新規感染者が急増するなど、不安な状況が続いています。
そんな先の見えない状況下にあっても、ご家族に寄り添い、支えるために、施設の運営を守り続けてくださっている方々がいらっしゃいます。今回の支援が、社会に無くてはならない存在である皆さんの支えに、少しでもなれば幸いです。
フローレンスは、今後も様々な企業・団体・個人と協働しながら、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける親子を支える取り組みを継続してまいります。
この活動は、フローレンスの活動に共感してくださる法人・個人の皆さんからのご支援によって支えられています。ぜひ、引き続きの応援を、よろしくお願いします。