<日経新聞(首都圏東京版)2016年1月8日(金)朝刊を一部引用>
「障害児保育園ヘレン」と「障害児訪問保育アニー」が紹介されました
東京都世田谷区は10月から、重い障害のある子どもや医療ケアが必要な子どもを預かる保育サービスを始める。専門の施設を開設するほか、朝と夕方は保育士や看護師が子どもを自宅まで送り迎えし、自宅での訪問保育にも対応する。これまでは難しかった長時間の保育にも対応することで、子どもの保護者、特に母親が仕事に就ける環境を整える。
(中略)
保育サービスを手掛けるNPO法人フローレンス(東京・千代田)によると、健常児の母親の常勤雇用率が30%以上であるのに対し、障害児の母親は5%にとどまる。障害を持つ子どもや医療ケアが必要な子どもの子育てには経済的な負担が大きいため、親が仕事に就きやすい環境を整えることが欠かせない。
障害のある子どもを長時間預かる保育サービスには、NPO法人フローレンス(東京・千代田)が杉並区内で運営している「障害児保育園ヘレン」がある。長時間保育を実施し、医療ケアにも対応する障害児専門の施設は全国初としている。
(中略)
フローレンスは2015年4月から、障害児対象の訪問保育事業を都内で始めた。現在は新宿区、豊島区など5区をエリアとしている。区の補助や寄付で運営しているため、地域的な制限はあるが、順次エリアを広げ8区まで拡大することを検討している。