フローレンスは、2022年7月22日(金)より公開される映画『こどもかいぎ』に協賛・後援いたします。
フローレンスの保育園では、「みんなの未来をつくることに自ら参加し、貢献し、そして楽しむ心を育む」ことを保育理念に掲げ、「シチズンシップ保育」を実践しています。
その取り組みのひとつとして「サークルタイム」という子どもたちの話し合いの時間を大切にしてきました。これまでの実践を基に、今回の映画『こどもかいぎ』の公開に合わせて制作された『こどもかいぎ』のトリセツの監修にも携わりました。
サークルタイム――フローレンスの保育園で行われている「こどもかいぎ」
保育園の生活の中で、自分の気持ちや他人の気持ちを知り、大切にすること。子どもたちの「やってみたい」を、1つ1つ子どもたちと考えながら実現していくこと。私たちはその積み重ねが大切だと考えています。
シチズンシップ保育は子どもたちひとりひとりの気持ちや意見を大切にし、子どもたちの「やってみたい」を応援する保育です。
フローレンスの運営する「みんなのみらいをつくる保育園」では、子どもたちが対話する「サークルタイム」を日常的に行っています。
何が話し合われるかは子どもたち次第で、結論が出ない日も、すぐ終わる日もあります。大切なのは、対話を繰り返すことだと信じて、日々のサークルタイムに臨んでいます。
例えば、お散歩の行き先のような身近なテーマを取り上げる日もあれば、「今日の●●ちゃんと●●くんのやりとりでこんなことがあったね、どんなことを感じた?」というテーマについて、「一人でやってみたかったんじゃない?」「一緒に遊びたかったけど、うまく言えなかったんじゃない?」など様々な意見が交わされます。
「みんなのみらい」は与えられた未来ではなく、自分たちで考え、決めていい。そのためには「小さいことから自分で決める」経験が重要です。
映画『こどもかいぎ』を通じて、自分と他者の違いを知り、共生を経験する「サークルタイム」が広まっていくことを願って、映画『こどもかいぎ』に協賛・後援しています。
映画『こどもかいぎ』について
映画『こどもかいぎ』は、こどもたちが「かいぎ」をする保育園を1年間に渡って撮影したドキュメンタリー。本作のテーマは「対話」です。
こどもたちの「かいぎ」には、明確な答えも結論もありませんが、全力で話し合い、遊び、泣き、笑い、成長する姿があります。正解のない現代社会で、人とのつながりや対話が一層重要になっている今、こどもたちの目線に立って世界を見ることは、実は社会が抱える様々な課題を解決するヒントになるかもしれない。
そんな想いと好奇心から、大ヒットドキュメンタリー映画『うまれる』、『ずっと、いっしょ。』『ママをやめてもいいですか!?』を生み出した豪田監督とメインスタッフが再集結し、とある保育園で新たな取り組みとしてスタートした「こどもかいぎ」を中心に、こどもたちの日常を覗いた世界を描いています。
映画『こどもかいぎ』
推薦:厚生労働省
後援:内閣府 / 日本保育協会 / 公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン / 認定NPO法人フローレンス
ナレーション:糸井重里
企画・監督・撮影:豪田トモ
公開日:2022年7月22日(金)より東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開予定。
上映情報:https://www.umareru.jp/kodomokaigi/schedule/
公式サイト:https://www.umareru.jp/kodomokaigi/
公式Twitter:https://twitter.com/kodomokaigi
『こどもかいぎ』のトリセツ について
映画『こどもかいぎ』を見て、自分たちでも「こどもかいぎ」をやってみたい!と思った方に向け、「こどもかいぎ」を実践するためのガイドブック『こどもかいぎ』のトリセツが制作されました。
フローレンスではかねてより、シチズンシップ保育の取り組みのひとつとして、子どもたちの話し合いの時間である「サークルタイム」を大切にしてきました。これまで保育現場で培ってきた、シチズンシップ保育の実践の経験を基に、このたび、フローレンスが『こどもかいぎ』のトリセツの監修にも携わりました。
2023年は「こどもの社会参画元年」に
来年2023年は「こどもまんなか」を掲げたこども
家庭庁がいよいよ創設。「こどもには意見を言う権利がある」と初めて規定された「こども基本法」も施行されます。まさに「こどもの社会参画元年」です。
その先駆けとして、映画『こどもかいぎ』から、こどもの社会参画の萌芽をぜひ感じとっていただけたらと思います。