私たちフローレンスは親子をとりまく社会課題の解決を目指し、さまざまな事業の立ち上げや運営、ロビイングによる政策提言活動、ソーシャルアクションなどを行っています。
このような活動に欠かせないのが多くの方々や企業、団体からのご支援です。これまでに500社以上の企業や団体のみなさまから寄付をはじめとしたさまざまなご支援をいただいてきました。
近年では企業や団体からのご支援は寄付金だけでなく、CSRやSDGs活動の一貫としてイベントや企画を通した取り組みも増えてきています。そこで今回は一例として、サロウィン株式会社さんとの取り組みをご紹介します。
CSRやSDGsの取り組みに力を入れたいけれど何から始めたらいいか分からない、寄付だけではない支援の方法を探しているという企業や団体のみなさま、ぜひ参考にしてもらえたらうれしいです。
全国でシェアサロンを展開するサロウィン
サロウィン株式会社(以下、サロウィン)さんは、フリーランスの美容師の方へ施術に必要な設備やスペースを貸し出すシェアサロンを運営しています。駅近の好立地、キャリア支援制度など多くのメリットがあり、近年人気を集め、各地で続々と店舗がオープンしています。
さらに、もうひとつの事業である「ALL SHARE」は、開業費用などをサロウィンさんが負担し、初期費用ゼロでサロンオープンできるなど美容室開業をサポートする独自の取り組み。いずれの事業も美容師の方々から評判を集めています。
一方で悩みの種となっていたのが、オープン時に取引先から開店祝いとして贈られる胡蝶蘭の取り扱いです。とても嬉しく、ありがたいと思う一方で、一般的なサロンと異なって常に営業しているわけではないので、管理の手間が少ないグリーンをお願いしたり、いただいた胡蝶蘭は本部オフィスに置いたりしていたんだとか。せっかくいただいた胡蝶蘭を枯らすことなく、みんなが笑顔になる方法はないかとサロウィンさんが開始されたのが「GOODS to GOOD」という取り組みです。
開店祝いの代わりに子どもたちへ寄付を!『GOODS to GOOD』の取り組み
「GOODS to GOOD」とは、取引先からいただく開店祝いの代わりに、子どもたちをサポートしているNPO法人への寄付を行う取り組みです。
支援先には3つのNPO法人があり、そのひとつにフローレンスは選ばれました。活動を継続的に続けていくため、実績や団体として信頼できるかどうかを基準に選定されたとのこと。これからの社会や未来を担う子どもたちのための支援を行い、幸せの輪を広げたいというお考えがあったといいます。
選定された3つのNPO法人はいずれも子どもの支援を行っている団体ですが、それぞれに携わる領域が少しずつ違います。それは寄付してくださる方の思いに沿った団体を選んでほしいという思いからだとお話しいただきました。金額も自由に選べ、複数団体に寄付することも可能です。
また、事業として美容師さんの就業環境を改善し、挑戦をサポートする以外にも社会貢献をしたいという思いもあったというサロウィンさん。さまざまな形のCSRやSDGsの活動がある中で、すでに社会的意義のある活動をしている団体への寄付はすぐにできるものだと考え、今回の実施に至ったんだそうです。
「GOODS to GOOD」の取り組みに対して、ご担当者さまからコメントをいただきました。
私たちがいただくお祝いを私たちだけで享受するのでなく、支援団体の方や、支援の先にいらっしゃる方と分かち合えることを嬉しく思っております。喜びは分かち合うことで、総量が大きくなると思っています。今回のような取り組みや仕組みがあることで、私たちを通じて、支援の輪が広がり、大きな流れになっていくことを期待しています。
事業内容に合わせたご支援で、ともに親子の笑顔を増やしませんか?
企業のCSRやSDGsの活動には寄付だけではなく、企画を通して社会貢献を行うなどさまざまな取り組みの方法や選択肢があります。「GOODS to GOOD」のキャッチコピーである「いいモノからいいコトへ〜お祝いを寄付に変えませんか?〜」の通り、サロウィンさんの活動もそういった取り組みのひとつ。お祝いをしていただく人、サロウィンさん、私たちフローレンスいずれにもメリットがあり、社会課題の解決へつながる取り組みです。
「そうは言っても、何をすればいいかなかなか思いつかない」というみなさまに対して企業の事業内容に合わせて、ご支援の方法を考えることも可能です。企画や検討の段階からご相談いただけます。
フローレンスは企業や団体のみなさまとともに、親子の笑顔を増やす取り組みを行っていきたいと考えています。