現在日本の子どもの約9人に1人が、その国の文化水準、生活水準と比較して困窮している「相対的貧困」の状態にあるとされており、ひとり親家庭に限ると、2人に1人が相対的貧困の状態にあるといわれています。
そして経済的理由による格差が最も顕著に表れるのは、学校が無い夏休み期間です。夏休みは、普段子ども達の日常を支えている学校が休みになることで、給食が無くなり、学習や体験の機会も家庭環境に左右されるため、栄養・教育・体験の格差が拡大しやすい期間でもあります。
子ども達の栄養・教育・体験の格差が拡大しやすい夏休み期間において、ひとり親家庭や経済的に厳しい子育て家庭を対象に体験の機会を提供することで夏休み格差を埋める「#夏休み格差をなくそう プロジェクト」を開始しました。
メインパートナーに日本最大級の遊び予約サイト「アソビュー」を運営するアソビュー株式会社を迎え、日本航空株式会社、日本生命保険相互会社、日本テレビ放送網株式会社、アステラス製薬株式会社、トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社、株式会社あきんどスシロー、株式会社ユニクロなどの民間企業と連携のもと、個人や法人企業から寄付を募り全国1000世帯に体験の機会を届けることを目指していきます。
プロジェクト公開から多くの方より、体験への申し込みをいただいております。
そして今回、申し込みをいただいた方、また実際に体験へ参加した方の声を紹介します。
「飛行機に触れる機会がなかったのでこの機会に触れさせたい」
今回の体験に応募してくれたご家庭からは下記のような声が寄せられています。
夏休みの思い出作りのため。娘は飛行機を見たことがないので、おばあちゃんと3人で参加できたら嬉しいです。
私が体調悪く休職中で無給なので、遊びに連れて行ったりする金銭的余裕が全くなく、夏休みの日記に書けるような体験をさせてあげたい為応募いたしました。
夏休み中、私が仕事であまり出かけられないこと、レジャーにはあまりお金をかけてあげられないが、なるべく多くの体験をさせてあげたいと思ったことから、参加を希望しました。
また実質ひとり親家庭(別居中・離婚前の実質的なひとり親状態にあるご家庭)の方からは、次のような声が届いています。
実質ひとり親世帯でかつ、介護もしており、時間がなく、子どもをどこかに連れて行く費用や充分な時間を取ることができていない。また、子どもが海外や飛行機のことにとても興味があり、今回のことがきっかけで、将来に夢や希望、目標が持てればと思い応募しました。どうか、よろしくお願い致します。
「夏休みに夏休みらしい体験をさせてあげたい」
夏休みに夏休みらしい体験をさせてあげる事が出来ず、このようなイベントが大変有難く親子で参加させて頂けたらと思い応募しました。
また子ども達になかなか飛行機に乗る機会を設ける事が私には出来ないので間近で飛行機を見て楽しんで欲しいです。
本日夕方のニュースで体験格差について放送されており、初めてフローレンス様のことを知りました。小学2年生の子どもがおりますが、ずっとひとり親世帯のため、金銭的に習い事をさせてあげることも、旅行に行かせてあげることも中々できず、いつも申し訳ない気持ちでおります。
昨年も一昨年もどこにも遠出もしておらず、今年の夏休みくらいは何か思い出に残るような楽しい体験をさせてあげられればと思い、応募させて頂きました。子どもに応募の話をしたところ、「もしどこかに行けたら夏休みの宿題の絵日記に描きたい!夏休みが楽しみ!!」と申しておりました。思い出になる一日になったらなぁと思ってます。どうぞよろしくお願いいたします。
私達のような生活の厳しいひとり親を支援して下さる事に感謝致します。
世の中の大体の方は、これからくる夏休みが楽しみだと思いますが、私にとっては、何も予定がない、つらい時間の始まりです。子どもに色々な体験をさせてあげたくてもお金に余裕はないので、毎年、夏休みも普段と変わらない公園、児童館ばかりで遊んでいます。子ども達にはいつも申し訳ない気持ちでいっぱいです。沢山の会社のご支援で、いつもと違う体験ができるなら、こんなに有り難い事はありません。
今、わたしは病気療養中で出掛けることもできず、子どもたちは不安や退屈な日々を過ごしています。ママ元気になったら東京に旅行行こうね!と励ましてくれます。そんな時にたまたまこの記事を見て、子どもたちにも私にとっても楽しみなことがあった方が前向きに頑張れるだろうなっと思い応募してみました。
「これで子ども達に夏の思い出を作ってあげられる!」
TVのニュースで知りました。
父母が病気で2、3年お出かけや体験が出来ないでいます。私(母)は回復しましたが父が働けない、自宅療養の為、中々子どもの体験などに連れて行く金銭的な余裕がありません。
ひとり親家庭です。手取り収入が14-15万程しかなく、物価や光熱費費は上がり、家賃を払うと慎ましく暮らしているのに、毎月ギリギリです。お出かけはもちろん、毎日の食事も子どもにガマンさせていることばかりの毎日です。今回NHKでこのような活動をされているという事を知り、応募させていただきました。子どもが笑顔になれる小さな魔法を、どうか分けていただきたいと願っています。
ひとり親になって3年。ひとり親家庭を支援してる団体へ遊びに行ったりしボランティアの方に遊んでもらえたりフードパントリーで支援してもらったりなんとか生活はできていても、収入が激減した分、前のようにディズニーランドに連れて行ってあげることも下の子に新しい靴を買ってあげることもできずお下がりばかりになったり、子ども達には窮屈な思いをさせてばかり。昨年度小学生になった上の子は夏休みの絵日記に書くことがなく夏休み明けにお友達の旅行へ行った話を聞いてきたことを羨ましそうにしていました。入場料のかかるところに遊びに行くだなんて夢のまた夢!そんな時、ニュースエブリーでフローレンスのことを知りました。『これで子ども達に夏の思い出を作ってあげられる!』胸が躍りました。
子どもの体験の格差と最近ニュースで記事を見てまさに、そうだと実感しております。
我が家は母子家庭ではなく両親共に揃って愛情は注いでいますが、経済的にやりたい事や習い事、旅行、農業体験など子どもがやりたいと言っても中々連れてあげられないのが現状です。
親の事情で子どものやりたい事や体験の機会を諦めさせるのも、申し訳ない気持ちです。
今回、応募させていただいたのも、子ども達に今しかできない体験をさせてあげたくて、希望を込めて応募させていただきました。こういった企画は凄く良い取り組みだと思います。
今日、このフローレンス様主催の子どもの体験格差解消のキャンペーンをテレビのニュースで拝見し、まさに求めていた福祉サービスだと感じました。ひとり親で毎日の生活を送るだけで精一杯の中、習い事もお出掛けも満足にさせてあげられない環境に親としてとても不甲斐なく、申し訳ない気持ちがありました。いつも色んなことを我慢させてしまっている子ども達に、楽しい夏休みの思い出を作ってあげられたらと願っております。素晴らしい企画に感謝しております。ぜひ宜しくお願いいたします。
「感謝しながら使いたい」「子どもたちの喜ぶ顔が見れて嬉しい」
実際に株式会社ユニクロの服の無料配布会に参加した方から寄せられた感想も紹介します。
来てる服が穴が空いたら縫ったりワッペンを貼ったり我慢や工夫をしながら、親子で着ています。
リユース品がもらえるなんてありがたいです。感謝しながら是非使いたいです。
いつも高くて購入できなかった洋服がたくさんあり親子共々嬉しいです。
ありがとうございました。
物価高で子どもにろくに洋服を買ってあげることもできず、不敏な思いをさせているので、子どもたちの喜ぶ顔が見れて母親としてとても嬉しく感謝をしております。
ありがとうございました。子ども向けのワークショップがありがたかったです。良い記念になりました。
今回の「#夏休み格差をなくそう プロジェクト」を始動して、寄せられたたくさんの声。
そこには子どもたちに夏休みの思い出を作ってあげたい、楽しい経験をさせてあげたい、という親の思いが込められていました。
体験機会を提供することで、夏休み格差が埋まり、全ての子ども達が夏休みを楽しめる「新しいあたりまえ」の実現の一歩としたいと考えています。
本プロジェクトを通して家庭の状況に関わらず、全ての子ども達が夏休みの体験を楽しみ、そして様々な体験を通して叶えたい未来を描き、創造できる社会を目指していきます。
このプロジェクトは寄付を原資に行っています。
是非皆さんの寄付でこのプロジェクトを応援してください。