こども達のために、日本を変える「フローレンス」では、子ども達の栄養・教育・体験の格差が拡大しやすい夏休み期間において、ひとり親家庭や経済的に厳しい子育て家庭を対象に体験の機会を提供することで夏休み格差を埋める「#夏休み格差をなくそう プロジェクト」を2023年7月12日に開始しました。
今回の取り組みは、メインパートナーのアソビュー株式会社をはじめとして、複数の企業からの賛同と全国からの寄付を原資に子どもたちに夏の思い出を届けていく活動です。寄付額1000万円を原資に、全国1000世帯の子ども達に体験をプレゼントすることを目標としました。
7月12日に体験機会を希望するご家庭の募集を開始したところ、当初の想定を上回り、募集枠に対して約3倍ものご家庭から申し込みが殺到しております。
また、本企画の主旨に賛同いただいた全国の寄付者の皆さんからの寄付が集まり、寄付募集から約3週間で1000万円の目標額を8月3日に達成しました。
これを受け、フローレンスでは支援世帯数を1000世帯から全国1500世帯以上に拡大し、寄付募集額も1000万円から1500万円に拡大することを決定しました。
「夏休みに何か子どもたちの思い出に残る事をしてあげたい」
「子どもたちと一緒に夏休みを楽しみたい」
「夏休み、どこにも連れていくことができないと思っていた」
今回、申し込みと共に寄せられた親御さんからの生の声には、厳しい状況の中でも、なんとか子どもたちに夏休みの思い出を、体験の機会を作ってあげたいという思いが込められていました。
また、一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ、ユニファ株式会社から、新たにご協力の申し出をいただき、ご家庭に提供できる体験プログラムが追加されました。
「#夏休み格差をなくそう プロジェクト」最新概要
多くの子ども達が海水浴やキャンプ、スポーツ観戦、野外学習といった体験を心待ちにする、夏休み。しかし、いま日本では、子どもの約9人に1人が相対的貧困の環境下にあり、夏休みを寂しい思いで過ごす子どもが少なくないのです。学校が無い夏休み期間は家庭によって格差が拡大しやすい状況があります。
フローレンスでは、これまでも夏休みに食料品の無料支援や機会提供を強化し、栄養や体験の格差解消の取り組みを行ってきましたが、今回は複数の民間企業と連携し、夏休み格差のなかでも体験格差を埋めるプロジェクトを実施します。
メインパートナーに日本最大級の遊び予約サイト「アソビュー」を運営するアソビュー株式会社を迎え、複数の企業と連携のもと、個人や法人企業から寄付を募り、ひとり親のご家庭や経済的に困難な状況にあるご家庭等、全国1500世帯に体験の機会を届けることを目指します。プロジェクト開始後、複数の企業からご協力の申し出をいただき、ご家庭に提供できるプログラムが追加されました。
期間 |
2023年7月12日(水)~9月30日(土) |
提供内容 |
全国1500世帯の子ども達に夏休みの体験を届ける(8月4日 1000世帯→1500世帯へ支援拡大) 【全国からの寄付による遊びクーポンの提供】 【企業からの寄付による体験機会の提供】 ・ドリームコーチング(日本テレビ放送網株式会社):一流スポーツ選手による指導体験(かけっこ教室) 追加提供として、以下の提携企業から施設・イベントへの招待やチケットの寄付/寄贈等をいただき、体験機会を対象家庭に提供。 ・一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(視覚障害者のアテンドと冒険する純度100%の暗闇体験) |
目標金額・寄付金使途 |
目標金額:1500万円(8月4日 1000万→1500万へ寄付募集額拡大) 個人や法人からいただいた寄付金は、以下の用途で使用します。 |
プロジェクトへの寄付受付ページ | |
体験提供への応募ページ |
このプロジェクトは寄付を原資に運営しています。全国の寄付者の皆さんからのご賛同に感謝いたします。
これまでにフローレンスに寄せられた親御さんからの声
体験に応募したご家庭から実際に寄せられた声をご紹介します。(個人が特定されないよう、コメントは一部修正しています)
シングルマザーで双子を育てています。
非課税世帯にもなり、物価高騰で色々な物にいつもよりお金がかかってしまい、遊びにも連れて行く事にも金銭的に厳しいと躊躇しておりました。親の事情で子どもに肩身の狭い思いをさせてしまっていること、とても申し訳なく感じています。夏休みの体験をみんなで教室で話す中もやもやしないかなとか、絵日記のネタあるかなとか考えてしまう中、本当にありがたい取り組みに感謝です。
今年初め夫が亡くなり、ひとり親になって初めての夏休みです。家族連れの中に入っていくのも辛く、なかなか出かけられずにいました。フローレンスさんのこの取り組みはとても有難く、励まされます。
三つ子のシングルマザーです。私1人だと手が足りず、小さい頃から何かを体験させてあげることも外に出かけることさえもほとんどできませんでした。大きくなった今でも、物価高騰もあり子ども達に満足なお金をかけてあげられません。
周りのお友達の夏の思い出を聞くたびに、子どもたちはいいなーと言っていました。そのたびごめんね、と心の中で思うしかなく。今回、体験させて頂けることを想像すると、3人の笑顔が目に浮かびます。
私には今月末に誕生日を迎える小学生の息子がいます。子どもが小さい時からひとり親で、色々なことを我慢してもらっています。先日の3連休も水族館に行きたいとお願いされたのですが、経済的に難しく、結局近所の公園に行きました。
普段我慢をさせてしまっている為、誕生日こそは息子が望む何か良い経験をさせてあげたと思っていますが、現実なかなか厳しい所があり、毎日悩んでしまいます。
どうか、少しでも気持ちが前向きになるきっかけを与えて頂けると嬉しいです。
ひとり親で毎日働いてなかなか子どもとの時間も取れません。夏休みは給食が無い分食品もかかりますし、何処かへ行くのもお金がかかります。子どもに少しでも夏休み、一緒に楽しい思い出が作れれば嬉しいと思い応募いたしました。
金銭面でも体力面や日程面でも必然的に体験させてあげることができる出来事は限られている中、このような企画をいただけることは、私たち母親にとっては力になります。
我が家は6人の子どもがおります。コロナ禍で主人が転職を余儀なくされ、家計が逼迫してしまい、今年は近所の公園くらいしかお出かけ出来ておりません。
子ども達は我が家の経済状況に気がつき出しているので出かけるのを遠慮するようになってしまいました。当選したら、気にしなくていいよ!と言ってあげたいです。
他にも、このプロジェクトの支援を必要としているご家庭からの声をたくさんいただいています。
できるだけ多くのご家庭に体験をお届けするためにも、皆さんのお力が必要です。
プログラムを【考える・作る・動かす】体験!夏休みプログラミング教室レポート
「#夏休み格差をなくそう プロジェクト」で、既に開催された体験プログラムの様子をご紹介します。
日本生命保険相互会社と連携して、プログラムを【考える・作る・動かす】体験ができる初心者向けのプログラミング教室を開催しました。
プログラミングとは何かをわかりやすく学んだ後、8歳から16歳向けにデザインされたプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」を使用し、実際にゲーム作成に挑戦。最後は「できた!」と喜ぶ姿を見せてくれました。
参加したお子さんの声
・プログラムを自分で作れたという喜びもあったし、そのプログラムで遊べたという嬉しさもあって、すごく楽しかった。(小5) ・スーパーウルトラデラックスめちゃめちゃたのしかった(小3)
親御さんの声
・息子がとても楽しそうに取り組んでるのを見られました。新しい発見でした。 ・これから何かを始めるきっかけになればいいなと思います。
本プロジェクトを通して家庭の状況に関わらず、全ての子ども達が夏休みの体験を楽しみ、そして様々な体験を通して叶えたい未来を描き、創造できる社会を目指していきます。