子どもたちの栄養・教育・体験の格差が拡大しやすい夏休み期間において、ひとり親家庭や経済的に厳しい子育て家庭を対象に、様々な体験の機会を提供することで夏休み格差を埋める「#夏休み格差をなくそう プロジェクト」。ご家庭に提供する体験は、ご協力の申し出をいただいた民間企業と連携して提供しています。
「#夏休み格差をなくそう プロジェクト」について▼
今回はその中から、日本航空株式会社(JAL)に提供いただいた「飛行機の格納庫見学&機内食体験」をご紹介します!
体験の実施前から、申し込みいただいたご家庭からは期待の声をたくさんいただいていました。
飛行機に乗ってみたいと言われていますが、いまだに乗せてあげられていません。ぜひ近くでみたり、身近に感じていい経験をさせてあげたいです。
子どもが飛行機に興味を持ち、パイロットになりたいと言っているため、その夢の実現に向けて参加できれば。
みんな飛行機を観るのが大好きでたまに羽田空港に飛行機を観に行くくらい大好きです。このイベントをとても楽しみにしています。
この記事では体験当日の様子や、体験したご家庭からの喜びの声をお伝えします!
① 飛行機を眺めながらの機内食体験
最初は実際に機内で提供されている機内食を味わえる体験。通常は飛行機に乗らないと食べることができない機内食を特別にご用意いただきました。子どもたちもとても楽しみにしていたそう。そして実際に食べたら「すごく美味しい!」との声が。
機内食をいただいた場所は、滑走路がすぐ目の前に見えるラウンジ。飛行機が離陸するところを間近で見ることができ、飛行機が近くに来るたび窓に駆け寄ったり、記念撮影をしたり、子どもたちも大興奮でした!
② 飛行機や空の仕事を学べるミュージアム体験
続いて、JAL SKY MUSEUMへ。空の仕事や飛行機の歴史、JALの歴史に触れることができるミュージアムです。
ミュージアムでは憧れの制服体験も!
運航乗務員、客室乗務員、整備士などの制服を着ることができるコーナーがあり、子どもたちは制服を着て、とても嬉しそうにしていました。
今日の体験を夏休みの自由研究にするという男の子。
「飛行機のタイヤがこんなに大きいなんてびっくりした!飛行機のことをたくさん学べて嬉しい。」
真剣な様子で飛行機に使われる部品の解説を見ていました。
実際に使われていたコックピットに座って、操縦士気分を味わうこともできました!
親子で機長と副操縦士に。
乗り物ともの作りが好きという男の子は、操縦席のスイッチの多さに興味津々でした。
③ 飛行機を間近で見られる格納庫見学
最後はスタッフさんの案内の元、飛行機のメンテナンスやチェックを行う格納庫を見学。間近で飛行機を見ることができる場所です。
子どもたちからも「これを今日一番楽しみにしてた!」という声が。
普段見ることができない角度や距離感で飛行機を見ることができて、子どもたちも大興奮でした!
スタッフさんの解説に真剣に耳を傾ける子どもたち。
なかなか見る機会がない、真正面からも間近で飛行機を見ることができました。
改めて飛行機の大きさにびっくり。
最後までワクワクと驚きがいっぱいの体験でした!
参加したご家庭の感想
体験に参加したご家庭からはたくさんのご感想をいただいています。
<お子さんのご感想>
飛行機の翼に燃料が入っていることなど、知らないことがたくさん知れて、とても良かった。お食事はとても可愛くてきれいで、おいしかった。ミュージアムは、働いている人のお洋服が見れたりして、とてもうれしかった。
行って良かった。初めて見るものがたくさんあった。飛行機の整備士さんの仕事もいいなと思った。
とても楽しかった。また行きたい。飛行機に乗りたくなった。
普段見ることができない、行けない所に行けて楽しかった。今までは、飛行機に乗る自信がなかったけど、色々な安全上の仕組みが施されていて、沢山の人によって安全管理が徹底されていることを知って乗っても良いと勇気が湧いた。
<親御さんのご感想>
間近で迫力のある飛行機を見られたこと、へーと感心する話を子どもにもわかりやすく話してくださり、体験できない体験ができました。機内食も味付けに関してお話をされたり、お客様のもとに届くまでの過程のお話を聞いてから頂いたので、さらに特別感が付きました!うちは息子なので特に食いついておりキラキラした目をしてる息子を見れて私も幸せな気分になりました。ありがとうございました。
飛行機の様々な仕組みや関わる方々の事がわかり、飛行機が間近で見れたこと、機内食体験、コックピットや座席、ミュージアム、制服を着て記念写真、お土産等々、全てが楽しかったです。また、職員の方々の洗練された一流のおもてなしが大変気持ちよく、嬉しかったです。最高でした。また、飛行機に乗ることを頑なに拒んでいた子どもが「乗ってもいい」と言ったことも大収穫でした。
日本航空株式会社 有島麻衣子さんよりコメント
昨年度より弊社「子どもの夢応援マイル」の連携先としてフローレンスに、JALマイレージバンク会員の皆さまから寄付いただいたマイルを元に、子どもたちへ飛行機関連グッズをお届けする企画にご協力いただいておりました。航空会社として夏休みの家族旅行等を促進していく一方で、まだまだ「飛行機に乗る」ということの金銭面・時間的余裕などの一般的なハードルの高さも感じており、誰もが豊かさと希望を感じられる未来を創るためにできることはないか、という思いからこのプロジェクトに参画させていただきました。
体験が子どもたちの思い出になることはもちろん、親子で過ごした時間が親御さんにとっても大切な思い出になれば嬉しいです。そして今回の体験がその後の将来を考えるきっかけや人生の選択肢の一助になるなど、お子さまの未来にまで繋がっていけば良いなと思います。
本プロジェクトを通して、家庭の状況に関わらず、全ての子どもたちが夏休みの体験を楽しみ、そして様々な体験を通して叶えたい未来を描き、創造できる社会を目指していきます。
このプロジェクトはご寄付によって実現しています。
是非、より多くのこどもたちに体験を届けるため、皆さんの寄付でこのプロジェクトを応援してください。