Florence News

スーパーeスポーツ体験会の様子

日本オラクル社より8年連続寄付。共に子どもたちの未来を。

#障害児・医療的ケア児家庭支援 #CSR #寄付

クラウドを中心に、これからの未来に必要不可欠な技術開発を推進されている日本オラクル株式会社。

世界的IT企業として、社会をより良い方向に進めるためのソーシャルインパクト活動で、教育の推進の支援、環境の保護、コミュニティ・ライフの向上などを軸に、さまざまな社会貢献活動に取り組んでいます。

そんな日本オラクルから、フローレンスは2016年から継続して寄付をいただき、今年で8年目となります。

スーパーeスポーツ体験会実施

日本オラクルは寄付でのサポートに加え、同社ボランティアグループによるボランティア活動など、様々な形でフローレンスの活動を支えてくださっています。

そんな日本オラクルはフローレンスが今後取り組もうと考えている「障害児が主役の『スーパーeスポーツ大会』」に興味を示してくださり、まずは実際に体験することを目的として、2023年7月にオラクル社員のご家庭を対象としたスーパーeスポーツ体験会を行いました

体験会では、普段よくお子さんたちが遊ぶゲームソフトを、障害があっても動かしやすい特殊なコントローラーを用いてプレイしました。

コントローラーが一般的な両手で持つタイプではなく、指先や足、視線など体の一部分で動かしたり、操作を数名で分担できたりする仕様になっているため、障害により体を動かしにくいお子さんも一緒にゲームを楽しむことができます。

足の指先だけでゲームを操作する

足の指先だけでゲームを操作するお子さんたち。実は、一人はハンドル操作、もう一人はアイテムを投げるなど、二人で一つのキャラクターの操作を分担しています。

目線だけでキャラクターを操作する

こちらは友達に押さえてもらって顔を固定して、目線だけでキャラクターを操作するお子さんです。

スーパーeスポーツ体験会の様子

当日は体験会に10家族が参加し、とても盛り上がりました。お子さんたちはいつもとは違うコントローラーで仲間と一緒にプレイスタイルを柔軟に考えて、新たなゲーム体験をしていただいた1日になりました。

オラクルさんからのコメント

『テクノロジーの力で世界をより良くする』という点に共感して、スーパーeスポーツを応援したいと考え、まずは社内での理解を得るために体験会をやってみようと思いました。体験会では子どもたちがいろいろな障害を想定しながら、制約の中でも出来ることに目を向けて、コントローラーの使い方を工夫し、どんどん新しい可能性を見つけていく姿が印象的でした。「障害」と言われるものが、テクノロジーの力で乗り越えられることを体感しながら、よりインクルーシブな社会のためにするためにどんなことができるのか、遊びながら学ぶ機会になりました。

また、今回の体験会を通じて、複数人で協力しながら一つのプレーヤーを動かす楽しさと難しさを知りました。このコントローラーを使ったら、障害の有無や年齢に関わらず、多様な人が一緒のチームでプレイをすることも可能です。スーパーeスポーツには、そういう意味でもインクルーシブなスポーツの可能性を強く感じました。

フローレンスの障害児家庭支援事業について

フローレンスは障害の有無に関わらず、すべての子どもが保育を受けられる社会を目指して2014年に日本で初めて障害児を専門的に長時間お預かりする「障害児保育園ヘレン」を立ち上げ、2015年に保育スタッフがご家庭に訪問してお子さんを預かる「障害児訪問保育アニー」をサービスインしました。

 2019年からは看護師が障害児家庭を訪問してサポートする「医療的ケアシッター ナンシー」、2021年4月には障害の有無にかかわらず子どもたちが遊べる地域交流の場「インクルーシブひろば ベル」をスタート。 

 同年9月には障害児の出産を機に離職した親御さんが 「もう一度はたらく」ことをサポートする『障害児かぞく「はたらく」プロジェクト』を立ち上げ、障害児家庭の声を聞きながら多様な支援モデルを広げてきました。

 フローレンスは、このような多様な障害児家庭支援事業を行う中で得た知見や家庭の声をもとに政策提言も行い、医療的ケア児家庭を取り巻く環境の改善にも取り組んでいます。関連団体とともに行ってきた政策提言活動が2021年9月に施行された医療的ケア児支援法の実現にもつながりました。

社会で親子をサポートする輪を法人企業と広げる

医療的ケア児の問題を含めて1つでも多くの社会課題を解決していくためにも日本オラクルのような企業とNPOが一緒に社会課題を解決する取り組みが大切です

フローレンスだけでできる活動には限りがありますが、今回行ったイベントのように企業の方々と共に行うアクションや、企業の持つ強みや販路を活かした施策など、寄付をはじめとした多様な社会貢献活動でサポートしていただくことで、一団体だけではリーチできない課題へ取り組むことが可能となります。

課題解決に向けて共に取り組んでいくためのきっかけや選択肢を、これからも様々な形で作っていきたいと思っています。

フローレンスはこれからも、寄付を通じて共に親子領域のあたらしいあたりまえを作ってくださる皆さんと共に、「今を生きるわたしたちと まだ見ぬ子どもたちが希望と手をつないで歩める社会」を作っていくために、新たなセーフティーネットを全国に広げていきます


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