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ORANGE WALK チャリティウォーク参加者募集中!あなたの一歩を児童虐待防止につなげよう!(参加無料)【11月児童虐待防止推進月間】

ORANGE WALK チャリティウォーク参加者募集中!あなたの一歩を児童虐待防止につなげよう!(参加無料)【11月児童虐待防止推進月間】

#CSR #寄付

毎年11月は児童虐待防止推進月間です。

フローレンスは、赤ちゃんの遺棄虐待死ゼロを目指す「にんしん相談・特別養子縁組」事業をはじめ、親子の孤立を防ぎ虐待のリスクを防ぐため、様々な事業に取り組む国内最大規模の認定NPO法人です。

今年、フローレンスは児童虐待防止に取り組む団体に寄付を届けるオンラインチャリティウォークイベント「ORANGE WALK 2023(以下ORANGE WALK)」(NPO法人日本こども支援協会主催)の支援先団体の一つに選ばれました!

11月の児童虐待防止推進月間は、歩いてフローレンスの活動を応援しませんか? 一緒に虐待のない世界を目指しましょう!

ORANGE WALK 2023とは?

全国からアプリで参加できるオンラインチャリティウォークです。

参加方法:スマートフォンアプリ「minpo」をダウンロードして、利用登録をしたら、表示されるプログラムから「ORANGE WALK2023~認定NPO法人フローレンス」を選んで参加します。

※ORANGE WALK2023では、1人で複数の団体に参加することができませんのでご注意ください。

minpo画面イメージ

イベント期間中の歩数をアプリで計測し、スポンサーからマッチング寄付を実施!

orange walk参加手順

ウォーク期間:11月1日(水)0:00〜11月30日(木)24:00
※参加エントリー期間:10月13日(金)9:00〜11月30日(木)24:00まで

イベントの詳細・参加はこちらから

ORANGEはオレンジリボン運動の色

オレンジリボン運動は、子ども虐待防止のシンボルマークとしてオレンジリボンを広めることで、子ども虐待をなくすことを呼びかける市民運動です。2004年、栃木県小山市で3歳と4歳になる兄弟が、父親の友人から再三にわたって暴行を受けたうえ、橋の上から川に投げ込まれるという痛ましい事件をきっかけに、全国で始まりました。 フローレンスでは、毎年11月にオレンジデーを開催し、各々がオレンジリボンやオレンジ色の服や小物を身に着けて「子どもの虐待防止推進」の意思表明をすることによる啓発活動をしています。

オレンジリボン運動ホームページ

ORANGE WALKの参加に向けて、児童虐待防止について考えるイベントを開催しました!

児童虐待防止について考えるイベント

ORANGE WALKの寄付先団体に選ばれたことを受け、フローレンスでは10月初旬、児童虐待防止について考えるイベントを社内で開催しました。

イベントでは、日本の児童虐待の現状とフローレンスの活動について再認識し、ORANGE WALKによる啓発活動の重要性を話し合いました。

日本の児童虐待の現状

児童相談所の虐待相談対応件数はこの30年間増え続け、2022年は21万9,170件で過去最高となっています。

虐待相談対応件数
出典:こども家庭庁 令和4年度 児童相談所における児童虐待相談対応件数(速報値)

こども家庭庁によれば、この相談対応件数の増加の背景には、関係機関の児童虐待防止に対する意識や感度が高まり、関係機関からの通告が増加したことも影響しており、虐待そのものが増えているわけではないとのこと。

関係機関に限らず、社会での児童虐待に対する意識や感度が高まることで、虐待が深刻化する前に防げたケースもあったのではないかと考えると、啓発活動を通じて虐待防止を訴えていくことがいかに重要かを改めて認識させられます。

しかしながら、心中以外の虐待死事例は年間50件(50人)発生しており、しかもその約半数にあたる24人が0歳時の赤ちゃんです。こども家庭庁の調査*によれば妊娠期・周産期における問題として、予期せぬ妊娠/計画しない妊娠であったケースが16件でもっとも多く、妊婦健康診査未受診のケースも14件ありました(複数回答)。

*こども家庭庁「こども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第19次報告)(令和5年9月)」

フローレンスの取り組み

フローレンスは、2016年より「にんしん相談」を開始し、予期せぬ妊娠などに悩む女性の相談支援をおこなってきました。そのなかで見えてきた「未受診妊婦が孤立出産に繋がりやすい」という課題を解決するため、2022年10月、経済的に困難を抱えており、一度も病院で診察を受けたことがない妊娠中・後期の方を対象に、受診料1回分を支援する取り組みをトライアルで開始、翌2月には本格スタートしました。

さらに6月には「無料産院」事業を開始しました。経済的・精神的に不安や困難を抱え医療機関を受診できず悩んでいる妊婦に対し、にんしん相談を受け付けるとともに、妊婦健診・出産費用をフローレンスが代わりに支払い、医療機関を受診してもらいやすくすることで、母子ともに危険な状態で出産に至ることを防ぐ取り組みです。

#赤ちゃん遺棄をゼロに 日本初!フローレンスが未受診妊婦を支援する「無料産院」事業をスタート ~全国化を目指し、第一弾として京都・第二足立病院と提携~
フローレンスは赤ちゃんの遺棄などの悲しい事件を防ぐため、新たに「無料産院」事業を開始、全国化を目指します。第一弾の提携先病院として第二足立病院(京都市 理事長:畑山博)と提携し、2…
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赤ちゃんの遺棄虐待ゼロを目指して

今回のイベントでは、「にんしん相談」や「無料産院」事業に取り組む、赤ちゃん縁組事業部マネジャーの中村をゲストスピーカーに招き、活動の意義を語ってもらいました。

中村
赤ちゃん縁組事業部 マネージャー 中村慎一

「赤ちゃん縁組事業部が解決したい社会課題は、赤ちゃんの遺棄とそこにつながってしまう孤立出産です。孤独な出産に至ってしまう実母の多くが、予期せぬ妊娠であったり、経済的な困窮、周囲に頼れる人がいない、誰にも相談できないといった事情を抱えていて、その結果、未受診に至ってしまっています。

赤ちゃん縁組事業部のミッションは、孤立出産と赤ちゃん遺棄を無くし、生まれてくる赤ちゃんをみんなで育むことのできる社会を作りたい、というものです。そのために、予期せぬ妊娠に悩む人に寄り添う相談支援や、安心して出産できるしくみや制度としての「無料産院」事業をおこなっています。

2022年度までに4,000人以上の「にんしん相談」に対応するなかで見えてきたのは、未受診の実母さんの背景にある事情は一人ひとりまったく違う、ということです。孤独や孤立状態をイメージしたときに、皆さんの頭のなかに思い浮かぶであろう、本当にひとりぼっちで誰にもどこにも支援してもらえないような孤独・孤立状態だけでなく、この人なら周囲に人もいるし、周囲の力を借りられそうだと思ってしまいそうな環境にある人でも、ご自身が親からこれまで虐待をうけた経験から、妊娠していることを親に言えないという人もいれば、働いていて収入もあるが、親族から経済的なDVを受けていて、自分で使えるお金がないという人もいます。一人ひとり様々な悩みのなかにいるんです。

行政にも困難を抱えた妊婦を支援する制度がありますが、行政の支援には必ず公平性の判定がついてまわります。そのため、支援対象者とそうでない人を分けるための明確な線引きが必要になってしまいます。

しかし、妊娠が分かり葛藤の渦中にある相談者は、グレーな領域で悩まれている方がほとんどです。困り感はそれぞれ違うし、そこに強い困難や悩みがあっても、行政の線引きでいくと、支援対象になる人とならない人がでてきてしまう、ということが現場で起きています。

このグレーの領域で事業を展開して、セーフティネットを張っていけるのは、民間のNPOだからできることだと、「無料産院」事業を通じて強く感じました。

相談者の困り感や、そこにどんな社会課題があるのかは、細かい網を張っている我々だから分かることで、そこで政策提言したり、寄付をいただいて事業を続け広げたりできるのは、我々だからこそできる強力なアクションではないかと思います。

我々自身が、そのような意義のある活動をしている団体にいることを再認識し、ORANGE WALKの活動を通じて、アクションを起こしたり広めたりしていけるよう、ぜひみんなで取り組んでいければと思います。」


フローレンスは赤ちゃん縁組事業のほかにも、「こども宅食」「ひとり親家庭支援」など、親子の孤立・孤独を防ぐ活動を様々におこなっています。フローレンスの活動を広く知っていただき、応援してもらうことが虐待の防止につながります。

虐待を防ぎ、すべての子どもが希望と手をつないで歩める社会は、あなたの一歩から生まれます。

児童虐待ゼロを目指して、私たちフローレンスと一緒に歩き出しましょう!


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